1/2の時間 : half time

「奈良」「京都」「東京」。時代を移し、栄えた日本の都の懐かしい表情を、個性豊かな三つのハーフサイズカメラで写し取ります。

旧臼井家の杉玉

2009-08-29 14:58:09 | PEN-FT-奈良
奈良の大和民族公園に展示されている、江戸時代の古民家。
軒下に杉玉が下げられたこの民家は、「旧臼井家」。
手にしたPEN-FTにぴったりの被写体だなぁ…と思ってシャッターを切っていると、夏休みで遊びに来た姉弟でしょうか、通りの向こう側から走り込んできたと思ったら、土間の中へと元気いっぱいに飛び込んでいきました。
野球帽の坊やが、入口の戸にかけた小さな手がとてもかわいらしく、仲のいい姉と弟の楽しい夏休みのひとときを偶然スナップできました。
小さな男の子の冒険心と、しっかりした姉の弟への気遣いが、二人の背中から感じられる一枚です。

東大寺の楓

2009-08-23 14:02:25 | PEN-FT-奈良
昨年の秋、木々が色付く頃に東大寺を散策。
銀杏はすっかり黄色く姿を変えていましたが、楓はまだこれから。
若葉色からオレンジへと移行する途中。
まだ生命力を残したこのオレンジ色がとても若々しく見え、カメラを向けました。
手をいっぱいに広げた楓の葉は、触れてみるとまだ、柔らかい感触でした。

拝島大師(はいじまだいし) 達磨市

2009-08-16 22:45:50 | DIAL 35-東京
前回に続いて東京の正月風景。
昭島市にある拝島大師(はいじまだいし)では、毎年正月に、恒例の達磨市が開かれています。
昔と比べると、毎年達磨を買いに来るお客さんも減ってきたのか、並べられている達磨の数も少なくなってきています。
しかし、このお店に買いに来た常連らしきおじさん達は、なにやら熱心に本堂を指さして語り合っていました。
良く見れば、手前のおじさんの購入したのは、結構な大きさの達磨です。

浅草寺 謹賀の酒樽

2009-08-01 15:59:34 | PEN-FT-東京
今年の正月、浅草寺に訪れたときの写真です。
本堂向かって左側に、「謹賀新年」の文字と共に、うず高く積まれた月桂冠の酒樽。
まるで壁のように聳え立つ酒樽からは、大手清酒メーカーの気迫と迫力が満ちていました。
なかなか機会に巡り合うことはないのですが、一生に一度は木槌で酒樽の鏡開きをして、開いた口から枡をつっこんで、男らしく豪快にお酒を飲んでみたいものです。