1/2の時間 : half time

「奈良」「京都」「東京」。時代を移し、栄えた日本の都の懐かしい表情を、個性豊かな三つのハーフサイズカメラで写し取ります。

RICOH AUTO HALF (リコー オートハーフ) Vol.3

2009-02-01 18:23:40 | RICHO AUTO HARF
とてもボクシーなデザインのオートハーフ。
■と●だけで構成されたパーツの組み合わせが、今見ても新鮮です。
シンプルで端正な四角いフロントフェイスを生かし、当時、高価なカメラとしては信じられないくらいグラフィカルな、デザイン・バリエーションが次々に登場しました。
ポップな花柄やサイケなカラー、全身ゴールドやレアな大阪万博記念モデルなど、コレクションの正確な数は把握しきれないほど。
それだけ多くの人たちに愛されてきたカメラですから、現役で頑張るこのSEブラックも、大切に使い込んでいきたいと思うのです。

RICOH AUTO HALF (リコー オートハーフ) Vol.2

2009-01-14 22:22:04 | RICHO AUTO HARF
オートハーフの魅力は、ロスレスな撮影スタイルにあります。
通常、シャッターを押す前には、ピントを合わせ、露出を決定し、アングルを決めて、という一連の思考動作が必要になります。
しかし、このオートハーフの場合、“今撮りたい!”と思ったら、即座にシャッターを押すだけ。
「AUTO」を冠するその名の通り、ピントも露出も合わせる必要がありません。
「Take it easy」な操作感は、まさにデジカメ感覚。
明るい場所では光がさす様を、暗がりの場所ではその場の雰囲気を、それぞれ味のある色合いで写してくれます。
セレンを使った露出計では、もちろん完璧に光をコントロールできる訳ではないので、中にはハズレ写真も出てくるのですが、そこは通常の倍の枚数が撮れるハーフならではのご愛敬。
撮影した写真画像をその目で見れるまで、デジカメでは考えられないほど、果てしない時間がかかるのも、ワクワクできる一つの楽しみでもあります。

RICOH AUTO HALF (リコー オートハーフ)

2009-01-07 20:22:15 | RICHO AUTO HARF
下の写真を撮ったのがこのRICOH AUTO HALF (リコー オートハーフ)SEです。
キュートでグラフィカルなカラーリングが多いオートハーフの中で、あえて硬派なオールブラックのボディを手に入れました。
36枚撮りフィルムを詰めて、一体どんな写真が出来上がるのかを楽しみにしながら、次々とシャッターを押していきました。
ピント合わせいらずで手前1mから∞までパンフォーカスで撮れるオートハーフは、本当に、ただ被写体を見て押すだけ。
あまりにもお手軽すぎて、途中、本当に撮れているんだろうかと不安になるくらい。
で、結果はご覧の通り。
撮りたいと思っていた大提灯に、なぜジャスピンなのか、不思議な気持ちです。