1/2の時間 : half time

「奈良」「京都」「東京」。時代を移し、栄えた日本の都の懐かしい表情を、個性豊かな三つのハーフサイズカメラで写し取ります。

Dior(ディオール)表参道

2009-12-26 12:30:17 | DIAL 35-東京
2003年に建てられた、SANAA(妹島和世 西沢立衛)設計の「Dior(ディオール)表参道」。
その柔らかい表情と浮遊感のある独特の存在感は、6年経った今も、表参道で輝き続けています。
この美しい建築を、ルート246の横断歩道の上から、ダイヤル35で撮影してみました。
ダイヤル35で白いものを撮ると、想像以上に白く抜けることが多いのですが、この白い建築も案の定、少々白飛び気味に。
しかし、ダブルスキン構造で透明感を表現したというDior表参道の場合、この淡く抜けた感じが意外にはまっているのかも…。
と、自分勝手な解釈で楽しんで見ています。

今井町のシクラメン

2009-12-19 22:22:02 | PEN-FT-奈良
カメラを手にして歩いていると、たまに何の気ない普通の花に惹きつけれらる時があります。
江戸時代の情緒が今も残る当時の寺内町、奈良 今井町を歩いている時、とある民家の軒先の鉢植えに植えてあった小さなシクラメンの花が目に入りました。
赤、白、ピンク。
気持ちが楽しくなるような明るい色の取り合わせで、小ぶりにまとまって咲いているシクラメンの花たちを、PEN-FTで撮りました。
いきいきとしている花は、どんなに小さくても美しく見えます。

東大寺の祈願法要

2009-12-12 14:12:51 | PEN-FT-奈良
昨年の11月のこと。
オリンパス PEN-FTを持って東大寺に行くと、様々な色の法衣を来たたくさんの僧侶たちが、皆大仏殿の方へ続々と向かっていました。
中門の前には祭壇がこしらえてあり、その真中に杉の葉を大きく積み上げた、巨大な杉玉がありました。
近くのお坊様に聞くと、これは世界平和を祈願するために、全国から僧侶があつまる法要なのです、と答えてくれました。
へぇー、と感心してもう一度祭壇を見ると、杉玉の周囲や祭壇の周りにめぐらした縄に、赤・白・黄色の紙垂(しで)が垂らしてありました。
伊勢流に折られた紙垂に、こんなに多彩な色を見るのは、初めてのことでした。

表参道ヒルズ

2009-12-06 20:27:55 | DIAL 35-東京
表参道はモダン建築ストリート。
中でも最も有名なのが、安藤忠雄設計の表参道ヒルズ。
表参道の地形を生かしたスロープ状の内部が特徴的ですが、その階段状のスロープを視覚化させてロゴに生かした、このシンボルマークもまた話題を呼びました。
タイクーングラフィックスが手掛けた表参道ヒルズのロゴデザイン。
漢字の原点である象形文字のイメージを感じさせる、とても秀逸な作品です。
一部だけ残された同潤会アパートのクラシカルな壁面に、とっても似合っています。
粋なトウキョウ・センスです。