楓 一葉。
去年の秋、奈良公園の浮見堂で撮りました。
霧が立ち込める朝の浮見堂は、どのアングルを切り取っても絵になるよう。
靄の向こうに見えるお堂へと、欄干を渡ろうとしたその時、「パサッ。」と近くで音が。
つられてそちらの方を見てみると、朝露でその色を更に濃くさせた楓の葉が一枚、欄干のたもとに落ちでいました。
偶然が演出するシチュエーションは、時に、どのように手の込んだ演出をも超える美しい光景を作り出します。
誰も見ていなければ、ただの出来事。
そこに美を発見できるのは、生き物の中で人間だけです。
去年の秋、奈良公園の浮見堂で撮りました。
霧が立ち込める朝の浮見堂は、どのアングルを切り取っても絵になるよう。
靄の向こうに見えるお堂へと、欄干を渡ろうとしたその時、「パサッ。」と近くで音が。
つられてそちらの方を見てみると、朝露でその色を更に濃くさせた楓の葉が一枚、欄干のたもとに落ちでいました。
偶然が演出するシチュエーションは、時に、どのように手の込んだ演出をも超える美しい光景を作り出します。
誰も見ていなければ、ただの出来事。
そこに美を発見できるのは、生き物の中で人間だけです。