はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

討論する気の無い「小沢ちゃん」

2007年05月18日 | 政治

 党首討論の結果についてはいろいろな報道がされていましたが、やはり気になるので記事にしようと思います。
 まずは個人的な印象からですが、戦う気のない政治家が野党党首として討論会に出る必要はありません。
NHKの中継を含め報道各社の扱いが大きくなることを織り込んで出てきているだけで、端から討論をしようとする気がさらさらありません。
ですから、持ち出してくるテーマが、「この政治家はいつからこんなに左巻きになったのか?」と思わせることばかりで、首相との対比を鮮明にして報道してもらおうとする作戦が見え見えでした。
 党首討論後に、民主党本部で会見した小沢一郎は<すりかえ、逃げは天下人のやることではない>とコメントしたようですが、「逃げていたのは貴方の方でしょ」というのが多くの意見ではないでしょうか。
その点は、現場で客観的に見ていた麻生太郎外相のコメントが分かりやすいので、HP「為公会例会挨拶」から以下の文章を引用してみます。
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 昨日、半年ぶり、今通常国会初めての党首討論があった。
昨日はたまたま、首相の隣で相手方の顔を見ていたが、なんとなく、押してくる迫力というのはなく、
なんだか「日曜討論」ぽかったなという感じだ。
私が一番前にいたせいか、随分年が違うせいでああなるのか知らないが、なんとなく、昨日は正直、
以前と違うなあと思った。
私の正直な実感だ。
 ただ、党首討論なんだから、クエスションタイムというより、これはディベートタイムであって、質問を受
けるだけではなく、こちらも「何言ってるんだ」と言って、初めて「討論」になるんだと思う。
なかなか、党首討論を申し込んでも応じないという話を国対から聞いたこともあるが、ぜひ、そういっ
た意味では、首相も自信を持って、総裁として堂々と、負けることはないから、ああいった感じで、スパッと、堂々と言われればいいと思ったのが、昨日の感想だ。
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 麻生外相にしてみれば、剛腕幹事長として振る舞っていた小沢一郎の姿を思い出したのでしょう。
しかし、麻生外相ばかりではなく多くの有権者も、今現在の小沢の姿を見通しているはずです。
 麻生外相が提唱する「首相も自信を持って、総裁として堂々と、負けることはないから、ああいった感じで、スパッと、堂々と言われればいい」というスタイルの方が、自民党にとって参院選では有効かもしれません。
 まぁ、小沢陣営は、「党首討論なんで関係ない!」、「1人区で勝てばいいんだ!」といつも通りのスタイルを貫いているでしょう。
そのせいか、無党派層の支持が必要な都市圏の民主党参院改選組は、オロオロするばかりです。


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