・・・略・・・
だが、対応策を取らないでいれば犠牲ははるかに大きい、
私たちは自らが危険にさらされていながら
一連の証拠を見過ごしていると主張する人々もいる。
「この五十年間に、地球全体に猛毒の神経ガスをばらまいてきた、
そう想像してほしい。実際にわれわれはそうしてきた。
ただし、ばらまいたのは神経ガスではなく
ホルモンを撹乱する作用を持つ化学物質だ。
世界中で放出された化学物質は、野生生物や人間の生殖系と
免疫系に根本的な影響を与えている。
われわれは生き方を変えるべきだろうか?
うろたえるべきだろうか?
答えはイエス、心の底からうろたえるべきだ。
今こそ声を大にして叫ぶべきだ。」と
フロリダ大学のルイス・ジレット教授はいう。
「私たちは知らず知らず、ファウストのように悪魔との契約を結んでしまったのです」
米政府の健康政策アドバイザーだったデボラ・リー・デイビスはそういう。
「現代社会のさまざまな恩恵、便利で豊かな生活と引き換えに
乳がんや精巣がんの増大を抱え込んでしまいました。
生殖能力にも影響が及んでいると思われます。
こんな契約は願い下げです。代償があまりにも大きすぎます。
種を存続させる能力を危機にさらすような行動は、決して引き合いません」
本書は これらの異なる考えの背後にある複雑さを解明し
最新の科学が何を解明しているのか真実を語り
それが私たちの健康や公共政策にもたらしうる意義を評価しようと試みている。
・・・つづく・・・
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