裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

昼寝しなきゃよかった(暗いよ)

2016-02-29 15:53:27 | インポート
今日は仕事が休み。
でも、朝は早く起きて、子供達を見送る。
そのあと、2人分の入学の書類を見直し、
記入する。
これが思いの外たくさんある。
私が書き込めるところは書き込んで、あとで、本人や旦那が書かないといけないところをピックアップしてメモを作る。
当面かかる教材費や制服代、ジャージ代や上履き代などを諸々書き出して計算してみる。
やれるところはやって、書類をしまい、
朝ごはんを食べながら、正月くらいからフールーで見続けてきた海外ドラマの最終回を見る。
ブレイキング バッド。
ある科学教師の壮絶な人生を描いたドラマなのだが、すごく雰囲気は地味で、
派手なアクションや美しいシーンがあるでもなく、これといって目立つ面白さはないようで、淡々と面白いドラマでした。
そして、とても深くて、悲しいドラマ。
あまりメジャーじゃないのか、レンタルでも、在庫がないことの多い作品。
しかし、評価は良く、人気もありそうで、ずっとずっと見たかったのである。


それを見終わって、
夕方からの仕事があるので、
それまでちょっと昼寝しようと布団にはいりました。


で、そこで夢をみたのです。


その夢の話の前に、
小学校の頃に、初めて飼った生き物が、
セキセイインコ。
小さなヒナのときにもらってきて育てました。
私のインコはジョンブルさん。
妹のインコはマイチーちゃん。


とてもよくなついて、十数年前も生きていたので、ジョンブルさんが死んだときは、
私はもう洋服屋で働いてました。
仕事に行く前はまだ鳥かごに布をかけて寝かせている状態なんだけど、少しめくって
行ってきますとか声をかけていました。
しかし、ジョンブルさんも年老いて、その頃はもうじーっとしていることが多く、
その日の朝に限って、起こすの可哀想だし、のぞかないで仕事に出ました。
その日の仕事中にジョンブルさんは死にました。


そして、今日の夢の話に戻りますが、
夢の中では、まだジョンブルさんとマイチーちゃんは生きているのです。
しかし、私はずーっとずーっと長い間、その存在を忘れて過ごしていました。
ああ、なんてこと!なんてことだ!
なんでこんなにほったらかしにしてたんだ!毎日遊んであげればよかったのに、私は何をしてたんだ!!ごめんねごめんね!
と、夢の中で、異常なまでに罪悪感にかられている私。
夢の中でジョンブルさんとマイチーちゃんは、妹と一緒に団地のある一室にいます。
とにかくそこに行こうとするのですが、途中階段がなくて高いところから降りられなくなったり、でかい石を投げて遊んでいる子供達を見かけてやめさせたり、なかなかたどり着けない。
団地というのは小学校から高校の途中まで住んでいた団地が舞台。
そこの一室は、なぜか私の住んでいた部屋とは違うのですが、
その部屋には行ったことがあって、なんとなくわかるからどんどん向かっていくのです。


しかし、同じような棟が並ぶ団地の中から、ここ!という棟を見つけるのですが、
そこまで来て部屋がわからない。
どこだ?!どこだ?!ここで大声で呼べばいいのか?!


などというところで目が覚めました。




夢だったか。
あー、夢でもいいからジョンブルさんたちに一目でも会いたかったー!
あと一息だったのに。
と、布団の中でおいおい泣きました。
そしてまた寝てしまったようです。


その後、
長男が学校から早めに帰ってきた音で目が覚めたら、そりゃもう気分は最悪。
焦燥感?うしろめたさ?後悔?
なんだかごちゃ混ぜのいやな気分。


最近はほんと、
年をとったなー。と感じます。


先の人生を、
ああしたい、こうしたい、と考えなくなって、
ああしなきゃ、こうしなきゃ、になりました。
100才まで生きることはないでしょうから、私の人生はもう半分以上終わってしまっているのです。


父も母も看取り、去年は義父も亡くなり、
なんとなく自分の死ぬときはどんなだろうと考えるようになりました。
旦那とも、


「私が先に死ぬからね、先に死なないでよ、1人残るのは寂しいからいやだ」


「いや!普通は男が先に死ぬでしょう!」


「普通なんてない、1人のこるのはごめんだ!」


なんて会話も。


同じマンションに住んでいるおじさんが、
エレベーターで一緒になったとき、
酔っ払っていて、
「先日妻が亡くなった」と話していました。
それからこっちずっと、そのおじさんはほろ酔いで夕方に帰宅しているのをみかけます。
年老いてひとり、というのはキツそうだ。


いまは、狭い家の中で、デカくなった子供が2人、家を散らかし放題で、金もかかるわ、世話もやけるわでイライラしていますが、2人がこの家を出て行ったら、、、
夕方ごろ、死ぬほど寂しく感じるときがくるだろーなーと、いまから悲しくなる。


今日も帰ってきてストーブの前でスマホをいじって、おかえりと声をかけても返事もしない長男ですが、
「いないよりマシ。」と思いました。


子育てに必死のころは、
手が離れたら、あれしたい、これしたい、
まだまだ自分のやりたいことはたくさんあって、そこからまた自分の時間を取り戻すす!と思っていましたが、
そんな風な意欲は、どんどん萎えていってるのが現状です。


年老いた女性が、ちっこい犬の散歩をしているのを見るのが嫌いです。
子供が巣立ったあとに、することがなくなって空っぽになる母親にはなるまい!
と、ずっと思っていましたが、
そんなにやれることって、もうないよなー。すぐ疲れちゃうし。
と、めっきりばーさんになった午後でした。