裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

限界の向こう側

2018-07-29 15:26:27 | インポート
この流れで、
「限界の向こう側」なんてタイトルだと、
高校球児たちの熱い青春的な内容を想像するかもしれませんが、
ここでは、
お母さんたちの体力の限界について書いてます(笑)




今年の猛暑は、命に関わるレベル。
テレビでは、
「屋外での活動を控えて」なんて言ってる中、
野球をやるんだから大変だ。


そして、そんな中、応援について回る、
追っかけも大変だったのである。




実のところ私は現在、
じわじわとくるタイプのぎっくり腰になっている。(グキッという瞬間はなかった)
神宮での試合のころ、すでに背筋がパンパンに張っていて、長時間立っているのもしんどい状態でした。
終わってみて、だんだんとひどくなる腰痛に、
整形外科に行ってレントゲン撮りました。
骨に異常はなく、やはり筋肉の使いすぎによる筋肉の炎症。
腰に筋肉を緩める注射を打ってもらい、
はやく治るように治療してもらいましたが、
歳のせいですかねー、
数日でよくなる気持ちでいたのに、まだいまも
アイタタタタ、、、、


なかなか思うように行動できません。


ふだん、腰が痛いなんてまったくない人なんです。
前に同じように背中が限界になったのは、
たぶん12年くらい前だったと思う。
それだけに、年齢を重ねたいま、
どうなることやらわからず、
不安もある。




あのまま勝ち進んでいたら?!




たぶん、車椅子ででもおっかけてましたよー(笑)






ふだん体を鍛えて、
動けるデブを目指しています(笑)
スクワット100回、かるくやれます。
それでもあの暑さの中の応援はこたえましたねー。
加えて重たい荷物(熱中症対策グッズ、主に保冷剤が重い)をもって階段の上り下り。
スタンド席の狭いスペースで、立ったり座ったり飛んだりの応援。
知らぬ間に背筋に負担が。




しかし、この一連の夏の大会の活動の中で、
限界の向こう側に行ったのは、この件ではありません。






高校野球では、応援側が
大会前に千羽鶴を折ってチームに贈呈し、
それを持って試合に挑み、
勝った方が負けた方の千羽鶴を託される、
という習わしがあります。




実際に全ての高校がやっているわけじゃないけれど、片倉では毎年恒例。


今年も
保護者みんなで分担して千羽鶴を折って、
これを持って、埼玉県にある箭弓神社(やきゅうじんじゃ)で必勝祈願のご祈祷してもらうことになっていました。


保護者有志で埼玉県箭弓神社へ行ったときのこと。
他にも野球部が数チーム来ていて、
待合室のようなところでみんなで待ち、
順番が来ると放送で名前を呼ばれ、
神の御前へ。
このとき、片倉高校野球部の他に、お宮参りできた家族2組も一緒で、
3組合同のご祈祷でした。


行ってみると畳の部屋で正座!!!!


まさかの正座!!!!


最近は法事でお寺に行っても椅子が主流。
なので全然考えてませんでした。


やべー、絶対無理、
端っこの方にいて、途中で足を崩さなやってられん!
と思っていたら、呼ばれて、
千羽鶴を持って真ん前のキャプテン母の隣に座れと?!


えええええ!!!




座りましたよ、キャプテン母の横に。


そりゃもうぎゅうぎゅうな感じでみんなで座って、1番前の目立つところ。
どう考えても足を崩すなどありえない。




しょーじき、正座なんて全然しません。
自分の正座限界点がどこなのかもわかりません。


手には千羽鶴。
膝に両手をついて体重を分散させることも出来ない。


えー!これもしかしてこの間に
足に出来た血栓が、立ったと同時に脳に回って、、、
とかまで考えましたよ(笑)


そして長い!!!


3組だから、
まず1人目の子供の名前が呼ばれ~、
2人目の子供の名前が呼ばれ~、
やっと片倉高校野球部~。


もうね、
考えてることは、
「いつ終わる?!」だけでした。


しかし、そんな恐怖の中で
シビレも限界になった頃、
突然ふわーっと、
足がなくなる感じがして、
痛いとか痺れてる感覚がなくなりました。


足がどっかに行った~
あれー、このまま眠れるかも~くらいの感じ。


そうです、
ここで限界の向こう側に行ったのです(笑)




途中でキャプテンの母は呼ばれて一度立ち上がり、神の御前へ進み出てなにかの儀式をやらなければならなかった。
こんなんで立てるのか?!
立てるのか?!
もしキャプテン母が倒れてきたら支えなけりゃ!!!という余計な心配もしていましたが、
キャプテン母、さもない感じに立ち上がり、
そそそと前へ。
滞りなく戻ってきました。


でも、あとで聞いたら、
やはり、必死に平然を装い、まっすぐ歩くよう頑張っていたらしい。
そして、そのとき一度解放された足で、再び正座するのが、さらなる苦行であったと。


やっとの思いでご祈祷が終わり、
足を崩してみましたが、
えー!これ立ち上がれんのー?!
えー!
「やばい、お尻歩きで帰らな!」
とか言ってましたが、
思いの外回復は早く、
さっと立ち上がれましたとさ。






箭弓神社でお守りを買ったり、
野球ベース型の絵馬を賜ったり。




グローブやバットのお守りが可愛くて家族みんなにも買ってきました。
自分もバットのお守りをリュックにつけていて、
こちら金属バットなのですが、
あちこちで壁や柱などを
カーン!カーン!と打っています(笑)




そして結果、
おかげさまで大変ご利益があったわけで。
これから、お礼参りにもいく予定です。


最後には日大三高に渡すことになりましたが、
よく千羽鶴を守ってくれた!
片倉高校野球部ありがとう!


いただいた千羽鶴と、片倉高校千羽鶴。
(日大三高戦前に学校で撮影したもの)




そして、箭弓神社の帰りにはみんなでトンカツ食べました。








大会前の壮行会のときに流れた
あちゃこ編集によるムービーは、
最後はこのトンカツの画像で締められ、
「最後はカツ!」
という無言のメッセージが込められていました(笑)






さて、お次は、
野球部に関わった
いろいろなアイテムについて書こうと思ってます。


またねー!




















身も心も丸焦げ

2018-07-25 11:42:10 | インポート
最近、どこに顔を出しても


「焼けてる!」
「くろーい!」


と言われます。


「あ、これ、野球」


と答えています。


「え?野球やってんの?」


ととぼけたリアクションの人もいたけど、
もちろん、




応援焼けですよ。


この歳で日焼けとか、
絶対ダメなやつだけど、






防ぎようがなかった!




試合からは目を離したくないし、
あの暑さの中、
自分がまずぶっ倒れないための
水分塩分補給や、アイシングに気を取られて、
途中で日焼け止めを塗り直すなんて、
頭の隅にはあったけど
ムリーーーー!って何度も思いました。




保護者のみなさま、
試合を重ねるごとに
どんどん黒くなってましたねー。




で、昨日焦ってこれ買ってみた




黒くなった角質をちょっとづつ落とすぜ。










野球部を引退した次の日、
夜、中学時代の友達と遊びに出かけた
次男のチャリのタイヤが爆発した。



考えてみたらそりゃそうだ。


毎日チャリで通学し、
試合の遠征では、何度も他県まで。
自宅から30キロ圏内はチャリ。
という自分ルールがあったらしいが、
チャリで横浜まで遊びに行ったり、
移動距離ハンパなかった。


野球部引退と共に、
タイヤも引退。


本当にお疲れ様でした。


野球の遠征だとかのときにこうならなくてよかった。


ギリギリまで頑張ってくれて
ついに力尽きたタイヤくんたち。
ありがとう。




そして、毎日チャリで通勤している私のチャリの
タイヤも、もうツルツルになっており、
昨日次男と一緒に、自転車屋さんに持ち込みました。
私のタイヤを見て、
「次爆発するのはこれかかも(笑)」
と店の人に言われた。
実は去年のうちに交換しないとやばいよとは言われていたのですが、
なかなかチャンスがなくてほったらかし。


でも、次男とお出かけルンルンルンチャンスが巡ってきたので
いそいそと交換に行きました(笑)


チャリを預けて次男とランチ。
久しぶりに洋服もみて、
次男にティーシャツなどを買い与える。
久しぶりだし、引退して私服を着る機会も増えるし。


私は生地屋に寄りたくて帰りはバラバラに。
知り合いの子に帽子を作ってあげる生地を買いに来たのだが、ついつい紫色に目がいく。


あーもう野球部に作るものないやー。


と、寂しい気持ちに。




それからダイソーに寄っても、


あ、これ野球観戦に使える!


あ、これ合宿にもっていくのに、、、




と、また寂しいし!!!!




どこ行っても寂しい気持ちなんだよー!
もーーー!




ほんと、ズドーーーンと落ち込まないように、
気をつけて生きる毎日です!




昨日、野球部のメンバーで、
スポーツ整骨院のお世話になった先生に挨拶にいくというチーム3人が、
帰りに寄ってくれた。


盗撮!




みんなの私服、初めてみたかも???
















ゲンカツギ

2018-07-23 18:41:55 | インポート
野球の試合って、
ものすごく運も関係していると思う。


だからなのかわかりませんが、
野球関係者、験を担ぐ人が多い。






息子が球児でなけりゃ、
そんなに意識しなかった。
漢字も知らなかった。


験担ぎ




そんなこんなで、
なんとなくブログに書いたりすると運が変わるような気がして、
息子の野球部がベスト8入りして、
負けるまでの
様々な面白エピソードを書けずにいました。


先日準々決勝で敗れて野球部を引退した今、
諸々を小出しにしていきたいと思います。


験を担いで勝てるくらいなら
練習する意味がなくなるわ、


とも思うんだけど、
それでも、練習は練習で、
験担ぎは験担ぎなのである。
それもやっといた方がいいと思うのである。


初戦に勝って、
そこから始まる、勝った時と同じナニナニ。


3回勝ったあたりで、
保護者のみんながポツリポツリと告白する。


「実は、最初に勝った時から、
ずっと同じ服を着てきてる」




「あ、それ私も」


「私もだよ」


「俺もです」


「あ、気づいてましたよ」




(笑)




「みんな昭和だよねー」




いやいや、平成の人たちも、
スポーツやる人は結構やってると思う。


勝負の時はこの靴下!!!


とか、うちの次男もそういうのあると思う。


かく言う私も、
初戦に勝った時の服装を守ってました。
靴下まで。


下着は覚えてないから適当だったが、
「勝負下着よ!」
って言うママもいましたよ(笑)




それに加えて試合の前日は
「当然のように晩御飯はカツ丼」
これも守り続けました。


試合に勝つと
だいたい4日に1回ペースで次の試合が。
つまり、7月の我が家は4日にいっぺん
カツ丼食ってました!


近所のお肉や揚げ物の店

富士屋さんにて、
「大カツ1枚と並カツ3枚、揚げてください!」


と、5度注文しました。
本音を言うとしまいには、またカツ丼!?
ってなってましたが、
もっと注文したかったなー、
あと3回くらい。
最後に買いに行ったときは、
店のおばちゃんに
「まいど、近藤さん」と言われました(笑)


それからこれ、




チームカラーの紫を基調としたアクセサリー。
みんなで手作りしてあげたりもらったり。
勝つたびに増えていく感じだった。




ほんとに応援も楽しかった!




まだまだあるよ、
球児の家族あるある。


また見てねー!


神宮球場

2018-07-22 23:05:29 | インポート
次男の野球人生が今日で終わりました。




野球人生が終わりだなんて、
大げさに聞こえるけど、
本人は「もう野球はやらない」と言っているのでやっぱりそういうことかなー。


今日、神宮球場で、
日大三高と戦い敗れました。


とてもいい試合を展開したので
負けてすごく悔しい。


三年生の夏大は、
敗れた時点で「引退」となるので、
大会が始まった時点から、
「負ければ終わり」がずっとついて回るわけです。


先輩たちの初戦敗退を何度かみていますから、
またそれもあるかもと思いながら始まった夏大でした。


毎回、これで終わりかもと思いながら、
1回勝ち、2回勝ち、3回勝ち、、、
と、勝ち進み、ついには西東京ベスト8に。


ベスト8になれば、
神宮球場です。
それはもう特別な勝ちでした。


勝ち抜いて次の試合へと、
本当に楽しい夏を私たちに経験させてくれてありがとう!


「まさかの神宮ーーーー!!!」
と、保護者たちも大喜び。


相手は日大三高。
うちのキャプテンも取材を受けて、
「こちらは完全な挑戦者です。
胸を借りるつもりで挑戦します」
とコメントしていましたが、
それでもかなり相手を追い詰め、
いい試合をしました。


惜しかっただけに、
悔しい試合となりました。




強豪相手では、
控えの選手は出番も少ないとは思うけど、
今回次男は出番もなく、
試合に出られなかった。


母としてはかわいそうで切ない。


本人もものすごく不完全燃焼だったと思う。
まあ、私が勝手に思ってることだから、
本人はどう感じているのか、
本当のところはわからないけれど。




しかし、これまで、
野球が好きで好きで、
がむしゃらに続けてきた8年間。
我が子ながら尊敬する。


なんだろう、
いろんなことが終わって、
変わっていく。


子供がどんどん成長していく。
嬉しいようでさみしい。


いまはまだ、
なにがなんだかな気持ちでわけがわからないけど、
これからどんな野球ロスが来るのか
おそろしいくらいです。


自分には、ずっとミュージシャンになりたくてバンドをやり続けた青春があり、
甲子園にも似た、コンテストを経験し、
決勝大会まで行ったことも2度あり、
そして、あきらめた瞬間があり、
しばらくは音楽も聴けない、
バンドやミュージシャンの話をするのも避けていた時期もあり。
それは辛かった。


いまから、次男はそんな辛い時間と戦うんだなー。


ジワジワと時間が経つにつれて、
楽になっていった気がするが、
それには長い時間がかかった。




そばで黙って優しく見守る母


にはなれそうもない。
私だって球児の母として、
全てが初めての体験なわけで、
心中複雑なんでございます。
きっとつい、ヤイヤイ言ってしまうだろう。
すまんな、こんなかーちゃんで。




野球を通じて保護者のみんなとも
ものすごく楽しい時間を過ごしました。
このところは野球部母のLINEで
毎日ワイワイいろんな話が飛び交っていました。
これも、息子たちの部活がなくなれば、
なくなっていくんだろうなと思うとさみしい。


一丸となって応援してきたこの夏大が
終わってしまったのかー。


2018夏
下剋上!


というのが今大会の我が校のキャッチフレーズでした。


みんなで考えたという「下剋上!」をひっさげて、本当にかっこよかったぜ、
片倉高校野球部!




次男、お疲れ様!
これからの人生も、
がんばれよー!


ずっとずっと応援してる!