古を学んで今を制す

「火車」　宮部みゆき
昨日読み終わった本　　

正直に言って　今までに読んだ小説でベスト１０の上位に入るくらい好かった。
とにかくページをめくる手が止まらない。

２０年前の小説だ。　週刊文春　臨時増刊「東西ミステリーベスト１００」で　５位にランクイン。

ミステリーではあるが、根底には社会問題であり、人間関係、心の奥底にあるもの
それらすべてが巧みに表現されている。
ラストも読者に想像させ、はっきりさせないのも巧いところだ。
時代が　ちょうど２０数年前　容疑者がほぼ自分と同じ歳、
当時「昭和」から「平成」にかわり、「バブル」がはじけた時代が思い出された。


最近は　話題になったり、賞をとったり、また売れた本を読もうとしている。
それを　来年の目標にするつもりだ。


今年は　およそ１８０冊の本を読んだ。


やはり１００冊以上読むと、読むのに値しない本も次第にわかってくる。

始めは年間１００冊読破を目標にしていたら、それを超えるのに２年かかった。
それからは　コンスタントに１００を超えて、去年が１５０以上、今年が１８０以上、
来年は２００を目標に、それでいて内容を充実させたい。


Ｙさんが昨日から派遣の仕事に出るようになった。
１年間　家の事だけをしていてくれたから　家事は完璧だった。
感謝している。
これからは　自分の手伝えることをするつもりだが、せいぜい朝のゴミ出しくらいだろう。


今日は　冬至
夜が一番長い日
そう　明日からはまた昼間が一日ごとに長くなる。
今年もまだまだ　やることは残っている。