kouheiのへそ曲がり日記

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y=ax

2005-04-13 08:19:00 | 日記
昨日に引き続き『バカの壁』から得た知見であるが、脳にインプットされる情報をxとし、それに対する反応をyとすれば、y=axという一次方程式モデルが想定できる。

熱狂的な信者は係数aが∞であり、自閉症患者はaが0であると言える。
ついでに言うとオタクは、ほとんどのモノに対して係数aが限りなく0に近いが、ごく限られたあるモノに対してはaが∞に近いと言うことができよう。

ブッシュ大統領とフセイン大統領は、それぞれキリスト、アッラーの神への係数aが∞で、お互いの言うことに聴く耳などもたない。
であるから、彼らは戦争を引き起こしたのである。

戦争の大義名分であった大量破壊兵器は結局見つからなかった。
だが係数aが∞である人間にとって、そんなことは関係ないのである。

プロテスタント・イスラム教徒・ユダヤ教徒・オウム真理教徒等々、一神教的世界では、とかく係数aが∞になるから始末に負えない。
彼らは、人の話を聴くことが不可能な人たちなのだ。

日本は多神教(八百万の神々)だから大丈夫か?
いやいや、4歳の幼児を12歳の子供が殺したではないか。
先の見えないデフレスパイラルの閉塞状況のなか、欲望は鬱屈し、屈折異常をきたし、想像もつかないところから噴出してしまう。

つまり12歳の少年にとって幼児の肉体は、係数a=∞になってしまうものだったのである。

こうした欲望それ自体は、さほど珍しいものではなかろう。
僕も小学生時代、近所の3歳くらいの女の子を見て、苛めたくて堪らなくなったことがある。

だが係数aの値が程々だったので、それを上回る理性の抑制作用が働いたまでのことである。

将来に夢をもてなくなった現代日本・・・子供たちは少しずつ、だが確実に狂い始めている。

日本文化の良いと思えるところは、僕はアニミズム的思考にあると思う。
全てのモノに霊が宿っているという思考形態だ。
だから物を慈しむ。
物を慈しむ心から残忍性は生まれない。

つまり現代日本においては、かつてのフェティシズム(物神崇拝)がフェティッシュ(物件恋愛)に変質してしまっているのである。
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