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大分県のタクシーの営業区域の状況

関連ブログ記事・・・2023/6/4付「佐賀県のタクシーの営業区域の状況

九州運輸局のサイトで公開されている「道路運送法施行規則(昭和26年運輸省令第75号)第5条に基づき九州運輸局長が定める営業区域について」には、大分県内の自治体が含まれる交通圏は含まれていません。つまり、大分県全域が市郡単位の営業区域となっているわけです(九州7県のうち佐賀県と2県のみ)。

大分県内の自治体は以下の通りです。

大分市

別府市

中津市

日田市

佐伯市

臼杵市

津久見市

豊後高田市

杵築市

宇佐市

豊後大野市

由布市

国東市

東国東郡(離島の姫島村のみが所属)

速見郡(日出町のみが所属)

玖珠郡(九重町と玖珠町が所属)

大分空港は国東市内にあり、空港で客待ちできるタクシーは国東市内に営業拠点のある4社のみです。

https://www.oita-airport.jp/access/taxi.html

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大分県は全国トップクラスの規模で平成の大合併が行われ、12あった郡のうち9つが合併市制あるいは他の市と合併して消滅しました。この(かつては営業区域の単位であったであろう)12の郡と、所属していた町村のその後を列挙します。

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下毛郡・・・4町村(三光村・本耶馬渓町・耶馬溪町・山国町)は全て中津市に編入

宇佐郡・・・2町(院内町・安心院町)は宇佐市と合併して新たな宇佐市が成立

日田郡・・・5町村(前津江村・中津江村・上津江村・大山町・天瀬町)は全て日田市に編入

玖珠郡・・・2町(九重町・玖珠町)で変動なし

西国東郡・・・3町村のうち真玉町・香々地町は豊後高田市と合併、残る大田村は杵築市と合併

東国東郡・・・ 4町(国見町・国東町・武蔵町・安岐町)が合併して国東市が成立、姫島村はそのまま

速見郡・・・ 2町のうち山香町は杵築市と合併、日出町はそのまま

直入郡・・・3町(荻町・久住町・直入町)は竹田市と合併して新たな竹田市が成立

大分郡・・・ 4町のうち野津原町は大分市に編入、残る3町(挾間町・庄内町・湯布院町)が合併して由布市が成立

大野郡・・・8町村のうち野津町は大分市に編入、残る7町村(三重町・清川村・緒方町・朝地町・大野町・千歳村・犬飼町)が合併して豊後大野市が成立

北海部郡・・・唯一属していた佐賀関町は大分市に編入

南海部郡・・・8町村(上浦町・弥生町・本匠村・宇目町・直川村・鶴見町・米水津村・蒲江町)全てと佐伯市が合併して新たな佐伯市が成立

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大分市周辺と杵築市周辺以外は郡単位での合併であり、タクシーの営業区域としては再編レベルは小さかったものと思われます。

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