関連ブログ記事・・・2022/7/19付「大阪・関西万博会場予定地には、徒歩や自転車ではアクセスできません」、2023/1/1付「万博会場予定地の夢洲の新バス停は、大阪メトロ新駅の場所でした」
大阪市公式サイトに、2021年度初め時点の「夢洲関連事業の計画工程 ~施工計画図(全体)~」が掲載されているので、その全体像を整理します。
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/cmsfiles/contents/0000478/478281/074sekoukeikakuzu.pdf
今回新設された夢洲中央バス停は、図中の「【11】駅前施設」の部分に相当します。万博会場はOsakaMetroの夢洲駅より南側が中心で、駅西側一帯は別途「IR(統合型リゾート)」として整備予定のエリアとなります。
夢舞大橋の車道部分ですが、2021年度中に6車線化の工事が完成しています(橋の上はもともと6車線で完成していたものの、両側の各1車線分は夢洲側の取り付け部が片側2車線のままだったため封鎖されていました)。一方、歩道については、2022/7/19付ブログ記事で
>北側の「夢舞大橋」は橋梁本体の部分には最初から車道の両側に歩道が準備されているものの、夢洲側のアプローチが未完成のため、歩道を通行することはできません。舞洲側のアプローチ部分の構造物は一応の完成を見ているようにも見えますが、夢洲に渡れない以上無用の存在で、夢舞大橋の開通以来ずっと閉鎖されたままです。
の状態が2022年末時点も変わらず続いています。上記施工計画図を見る限り、夢洲側の歩道アプローチ部分は「2024年度(令和6年度下半期)の工事状況」に含まれる「【12】夢洲幹線道路整備」の工程の中で整備するように解釈できます。確かに、2025年春の万博開幕までは港湾施設と工事現場しかない夢洲に徒歩や自転車でアクセスする必然性はありませんし、避難経路としての位置づけも不要ですが。
このほか、旅客船の発着に対応する施設を夢舞大橋のやや西側に設置することもわかります。まず2023年度までに簡易な乗降設備と波除堤を整備し、2024年度下半期までに本格的な浮桟橋と船客用待合所等を整備します。2022/12/29現在、簡易な乗降設備は設置済みです。