2022/9/2付ブログ記事「下北半島縦貫道路の全通はまだまだ先です」の続きです。
上記記事で
>さらにむつIC(仮称)~むつ尻屋崎IC間が2022年度中に開通予定になっています。
と書きましたが、その開通日は「2023年3月25日」と発表されました。
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/doro/files/pressrelease.pdf
効果として「洪水・津波浸水区域の回避」を「むつ市街地の交通混雑の緩和」より前に持ってきているのが、現在の道路整備の主眼が時代の要請から「防災」にシフトしていることの現れですね。
また、このリリース文によれば、むつ南バイパス<むつ東通IC以南の現在土木工事中の区間>の南端の仮称IC名が「むつ南IC」から「むつ奥内IC」に変わっていることがわかります。「むつ尻屋崎IC」「むつ東通IC」はそれぞれ尻屋崎・東通村に行くのに便利なICということをアピールするための名称(ちなみにむつ尻屋崎IC~尻屋崎間は県道むつ尻屋崎線で約26km)ですが、奥内というのはIC所在地の地名です。
青森県のサイトに、2021年時点の下北半島縦貫道路の全体像の資料が掲載されていました。むつ南バイパスの工事進捗状況がよくわかります。
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/doro/files/r3shinchoku.pdf
また、この資料によれば、中野沢IC~横浜IC間11.0kmは2016年に横浜北バイパスとして事業化されており、2021年度当初予算には調査・設計費のほか⽤地取得費も計上されています。