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全国交通ニュースブログ

岐阜バスが2024年春にも全国相互利用対象ICカード対応へ <追記あり>

岐阜新聞に、「2024年春から岐阜バスがmanacaで乗車できるようになる」旨の記事が掲載されました。

https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/170545

manaca(名鉄、および名古屋市交通局の外郭団体が発行)で乗車できるようになるということは、Suica・PASMO・TOICA・ICOCAなど他の全国相互利用対象ICカードでも乗車できるわけです。

記事にもあるとおり、岐阜バスは2006年にいち早く独自のバスICカード「ayuca」を導入しましたが、2011年にmanacaのサービスが開始され、2013年にmanacaエリアでSuicaなどが使えるようになった後も岐阜バスに関しては他の交通系ICカードでは一切乗車できず、地元の利用者はともかく名古屋・首都圏などからの来訪客にとっては不便な状況が長らく続いていました。システム改修の費用が相当かかり割に合わないと考えたのでしょうけど、サービス開始から16年が経過して運賃箱などの更新時期が到来し、このタイミングで一緒に対応することを決めたようです。

長崎県や宮崎県では独自のバスICカードを取り止めて全国対応のnimocaに乗り換えましたが、岐阜バスは今後もayucaを継続するようです。ただ、サービス開始当初からの乗車ポイントサービスは2021年11月30日限りで付与が終了しており、独自サービスは乗継乗車割引(45分以内の乗り継ぎで、乗り継いだバスの運賃から40円割引)のみとなっています。

https://www.gifubus.co.jp/rosen/ayuca/merit/

ちなみに、名鉄犬山駅から明治村に向かうバスは、全区間愛知県内にもかかわらず岐阜バスが運行しており、manacaやSuicaなどが使えず観光客にとっては不便です。

https://www.gifubus.co.jp/rosen/timetable/pdf/meiji.pdf

かつては名鉄バスが運行していましたが、1990年代末期のバス事業の規制緩和の影響による合理化の過程で(犬山市が岐阜県各務原市に隣接していることから)各務原市内の岐阜バスグループの営業所の担当に移管されたもので、完全に運行側の都合ですが、2024年春にはICカード面では正常化?されるわけです・・・

 

<2024/2/16追記>

岐阜バス公式サイトのトップページでは全国相互利用対象ICカード対応予定に関するアナウンスは未だありませんが、2023/9/14付ブログ記事「岐阜バスは2023/10/1から値上げ」で触れたとおり、同社が2023/6/26付で一般路線バスの値上げを申請した時点のリリース文には、

https://www.gifubus.co.jp/uploads/post/3910/2_1.pdf

サービス向上の取り組みの一環として「2024年春には全国交通系ICカード(10カード)に対応する予定をしております。」と明記されています。

コメント一覧

yuu
26年にアユカの廃止が決定しましたか、岐阜バスだけを利用する者としては、とても不便になります。
アユカ+他の交通系カードを利用できるようになるってだけで良いのに、廃止する必要ないと思います。
新たに交通系カードを購入またはアプリをダウンロードする負担が増えるか、毎回現金を両替して往復乗らないといけないなんて、不便すぎます。
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