全国交通ニュースブログ

滋賀県のタクシーの営業区域の状況

中部運輸局管内に続き、近畿運輸局(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県を管轄)のタクシーの営業区域を解説していきます。

近畿運輸局管内のタクシーの営業区域が別表として掲載されている「一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーを除く。)の許可申請に対する審査基準について」のURLはこちらです。最新改正日は2019/10/27です。

https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/content/R1.10.7sinsakijun-houjin.pdf

特徴的なのは、京阪神三都の都心部から紀伊半島の超過疎地まですべての地域がいずれかの交通圏に属しており、市郡単位での営業区域となっている地域が存在しないことです。これは運輸局レベルでは唯一です。

まずは滋賀県から。

大津市域交通圏

 大津市

湖南交通圏

 草津市・守山市・栗東市・野洲市

中部交通圏

 近江八幡市・東近江市(平成の大合併前の旧愛知郡愛東町・旧愛知郡湖東町の区域を除く)・蒲生郡

湖東交通圏

 彦根市・東近江市(平成の大合併前の旧愛知郡愛東町・旧愛知郡湖東町の区域のみ)・愛知郡・犬上郡

湖西交通圏

 高島市

湖北交通圏

 長浜市・米原市

甲賀交通圏

 甲賀市・湖南市

大津市は平成の大合併で北隣の滋賀郡志賀町を合併しています。一方、湖西交通圏を構成する高島市は、平成の大合併でそれ以前の高島郡の全町村が合併して成立したもので、以前から交通圏とはいいながら郡単位での営業区域だったはずです。

東近江市は、平成の大合併で以下の自治体が合併して成立しました。

 八日市市、神崎郡(永源寺町・五個荘町・能登川町)、蒲生郡蒲生町、愛知郡(愛東町・湖東町)

現在市域が2つの交通圏にまたがっているのは、もともと愛知郡全体が湖東交通圏に含まれていたからです。

なお、このブログ記事を書いている時点のWikipediaの「タクシーの営業区域」の項目は、交通圏名が列挙されているだけで具体的な自治体名は書かれていませんが、湖北交通圏が「湖北交通圏A」「湖北交通圏B」と二分されています。現在の米原市域は平成の大合併で旧坂田郡の4町(米原町・伊吹町・山東町・近江町)が合併して成立しました。一方、現在の長浜市域は、平成の大合併でもともとの長浜市と旧東浅井郡の4町(浅井町・びわ町・虎姫町・湖北町)および旧伊香郡の4町(高月町・木之本町・余呉町・西浅井町)が合併して成立しています。もともと現米原市域と現長浜市域で分かれていたのを統合したのか、それとももともとの長浜市域からかなり離れた旧伊香郡域が独立した営業区域として「湖北交通圏B」を構成していたのを統合したのか、統合時期ともども不明です。

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