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続:球磨川沿いの国道219号は2024年以降も一般車通行止めのまま?

2023/2/9付ブログ記事「球磨川沿いの国道219号は2024年以降も一般車通行止めのまま?」の続きです。

上記ブログ記事で

>これまでの10回の会議で方向性が固まったということで、それぞれのプロセスについてある程度具体化させて会議の議題にするレベルにまで昇華するにはかなりの期間が必要ということなのかもしれません。年度末あたりに第11回が開催されることを期待します。

と書きましたが、2023/3/22に「令和2年7月豪雨復旧・復興本部会議」の第11回会合が開催されていました。資料のURLは以下の通りです。

https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/168005_392681_misc.pdf

交通関係では世間やメディアの関心はJR肥薩線やくま川鉄道のほう(重点項目9 鉄道の復旧)に流れてしまい道路に関してはまともに取り上げてもらえないようなので、こちらでは国道219号の状況(重点項目8 国道219号をはじめとした道路・橋梁の創造的復興)を紹介します。資料では、右下に「47」~「53」と番号が振ってある分です。

「47」では、集落へのアクセスとなる道路については「他工事の完了後に着手可能となる山間部の市町村道を除き、R5年度末までの完了を目指す。」とあるのに対し、国が直轄代行で工事を進めている国道219号および対岸道路については「道路復旧方針に基づき避難計画やまちづくり計画等を踏まえ、国・県・市町村が連携して道路護岸の復旧や嵩上げなど本復旧工事を推進。」とあり、2023年度末(2024年3月末)段階でもまだまだ工事は現在進行形と思われます。

「48」~「50」では、以下の3か所の国道219号の復旧および嵩上げ工事の状況が写真入りで紹介されていますが、

  「48」八代市坂本町荒瀬地区 「49」八代市坂本町川嶽地区 「50」球磨村伊高瀬地区

「48」は嵩上げ自体は完成しましたが嵩上げ部分はまだ道路としての体をなしておらず、「49」はまだ嵩上げ工事の最中、「50」はこれから嵩上げ工事が本格化する段階です。災害復旧ということで他の道路整備工事よりは優先度を高めているはずですが、何せ工事対象区間があまりにも長大で、全部が完成しないと一般車を含めた交通量には耐えられないと思われ、2024年3月時点ではもちろん、2024年末段階でも一般車通行止めが続く可能性も大いにありますね。

「51」では、国道219号の対岸にあたる県道一勝地神瀬線(球磨村・一勝地地区)の迂回路設置状況が写真入りで紹介されていますが、その迂回路はJR肥薩線の線路を撤去して道路化したものです。

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