ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

月山・葉山・朝日連峰 

2011-04-06 | Weblog
  石巻市雄勝町 2008/4/15 震災前

4~5日前 震災で津波に見舞われた宮城県の友人Sさんと

初めて電話で話が出来た


震災当日 仕事が休みで

奥さんと二人 居間でのんびりTVを見て過ごしていたという


午後2時46分 M9.0の大地震発生


すぐに大津波警報が出て着の身着のまま

二人で裏山の高台に避難したそうである


間もなく1波 2波 3波・・・・・・・・

と次々に津波がやって来て

≒150戸の集落のほとんどの家々が

一瞬にして津波に呑み込まれて行ったとの事


もちろん友人のYさんの家も自分の眼の前で

跡形もなく津波の中に消え去ってしまったとの事

その傷跡は とても筆舌に尽くしがたいほどの惨禍だったようだ


Yさんは私と同じ歳 大工さんと漁業の兼業をしていた

以前 仙台の住宅の工事現場で一緒になり

大変お世話になった人で それ以来の付き合いである


十年程前 会社の社員旅行で雄勝町のYさんの自宅を皆で訪ねた事があった

ウニ ホタテ サザエ 刺身 ワカメ・・・採れたての新鮮な海の幸を腹いっぱいご馳

走になって 帰りには「茎ワカメ」を袋いっぱいお土産としてもらって来た記憶がある



津波で自宅を失くし 現在は仙台に住む息子さんの家にお世話になっている


落ち着いたら又雄勝町に戻れるといいのにね・・・・・・・?

という私の問い掛けに

「いくら長閑で美しい海辺の街でも 今回の津波を目の当たりにして 

果たして帰る気になれるかどうか・・・・・・・?まだ分らない」

と 寂しくそう語っていた


生まれ育った大切な自分の故郷を捨て去らねばならぬほど

なんと過酷な自然の仕打ちであろうか


自然は 時として慈母と厳父の両刃の剣と化す・・・・・・

まさに悪夢としか言いようがない今回の震災である



震災から間もなく1ヶ月を過ぎようとしている

阪神淡路大震災の時は すぐに復興の槌音が響き 

十年経って街は見事に立ち直った


しかし 今回の震災は街の復興さえ困難にしている

街を復興させるべき 街そもそもの場所までを

津波が奪い去ってしまったのである
  葉山 寒河江市宮内 2011/4/6 AM10時
 同上 寒河江市留場
 同上
 同上

寒河江川の水面が

春告げる黄緑色の

雪解け水に変わった


春の日差しは

柔らかく温く眩しい


あちこちから聞こえる雪解けの水音

春を迎える歓喜の合唱・・・・・・・


冬 何処へか姿を消していた鳥達

シベリアに帰る白鳥達の後を追うように

南の国から戻って来た

また鳥達の忙しい1年が始まる

 朝日連峰 寒河江市高松 2011/4/6 AM10時
 朝日連峰 西川町睦合 2011/4/6 AM10時半
 同上 寒河江市白岩
 寒河江川・朝日連峰(大朝日岳)
 月山 寒河江市高松
 葉山 寒河江市高松
 寒河江川・月山 西川町
 同上
 同上
 寒河江川・西川町睦合

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