ミュー ・ 百花春至為誰開

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初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

都市の再生

2010-12-09 | Weblog

蔵王連峰

奥羽山脈

朝日連峰

寒河江市箕輪


まだ雪のない今年の12月


もしかして 

明日の朝 雪景色に変わるかも

寒河江市内

不景気のせいだろうか・・・・・・・・・・?

今年は師走に入っても

街中の様子は

なんとなく静かだ


同上 県道拡幅工事中


15年程前から

街の中心市街地で

県道拡幅工事をしているが

残りの工事も

あと僅かになって来た


大正・昭和の古き良き時代の面影を残した建物

が ほとんど消えかけている


既に完成した 新しく広い通りに

買い物客はやはり戻っては来なかった


いわゆるシャッター商店街と言われている

人通りの消えた中心商店街を

元通りの賑やかな通りには

戻せなかった



所詮 道路と器(建物)を

新しいものに変えたところで

街中の商店街に

市民が戻ってくる筈がない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

将来日本の人口は

減少の一途をたどり

地方都市の過疎化は更に進行する


そうした現実から目をそらしたまま

単に道路の拡幅と器の建替え

で 街中に再びかっての賑わい

を取り戻せると思っていたのだろうか・・・・・・・・?


これから先

この街がいったい何を目指し

そして どこへ進もうとしているのだろう・・・・・・・・?

寒河江市庁舎 1970年竣工当時

同上 2008年


寒河江市庁舎が

完成後40年経った今でも

日本の近代建築の中で

歴史に残る建築物として

輝きを失せていない理由は・・・・・・・・・


故 建築家黒川紀章が唱えた

「人間と未来都市・メタポリズム」

そのものの実現を目指した壮大な建築

で あったからに他ならない 


「街の中心に人が戻って来ていない」

都市再生のマスタープランとなるべき

地方都市そのもののあり方が

計画から抜け落ちていたような気がする