ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ

初夏の朝日連峰 & 果樹園 ※寒河江市・柴橋

ユキノシタ ・ ギボウシ ・ ナスタチューム

2009-06-27 | Weblog


毎年

池の片隅の日当たりが悪く

湿気の一番多いところに

咲く ユキノシタ


子供の頃の記憶だが・・・・・・・・

あの頃は何処の家にも

井戸があった・・・・・


子供心の好奇心で

つま先立ちで

おそるおそる

井戸の中を覗き込むと


ひんやりした冷気が

頭から体全体に

伝わって来た


暗~い井戸の底の水面に

自分の顔が

はっきりと写っているのが見えた


井戸の中は

いつもジメジメしていて

苔の生えた玉石が積んであった


玉石はところどころ

黒光りしていた


玉石の隙間から

1年中青々としたユキノシタが

生えていた記憶がある


そして

井戸の中に生えていた

ユキノシタも

毎年今頃の季節になると

小さな白い花が

咲いていた





誰から教わったのだろうか・・・・・・・・・・・・?

火傷や化膿した時

ユキノシタの葉を

潰して傷口に塗れば治る・・・・・・・・・・・・・


と いう子供の頃の知識が

記憶の中から甦って来た



それにしても

このユキノシタ

極悪な環境を好む割には

なんとも

洒落た模様の花を咲かせる

矛盾・・・・・・・・・・・・・


人の世も矛盾だらけであるが

それまた然り・・・・・・・・・・・・ 

なのかもしれない





ユキノシタの脇の

日当たりのいいところには

毎年ギボウシが咲く


このギボウシ

食用ウルイの一種で

葉の形は

ウルイにそっくり


唯一 花の名前に

寒河江という地名の付いたものがある


寒河江ギボウシ 


寒河江市の市花にもなっていて

大正時代 寒河江市で発見された

ギボウシの

突然変異の一種


写真のギボウシと違って

葉の周囲に

白い斑紋が付いていて

生け花などで

珍重されている



門の周りの

ツタの茂みの中に

ナスタチュ-ムの鉢を

置いてみた


緑と鮮やかなオレンジ色

六月の梅雨空に

ひときわ綺麗に映えている