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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

バウスプリットを削ってみた

2007年02月01日 | スクラッチに挑戦
 先日のマストヤード用の簡易旋盤で、削ってみました。材料を銜える部分は、ドリルシャンクの先端を平たく削っただけのものなので、どの程度確実に保持してくれるかに不安があったのですが、相当反っていた円材を削ってみても、確実に回転してくれました。
 テストなので、そのあたりの屑材を挟んで反った円材をまっすぐに削りだしてみたところ、ちゃんときれいな円材になったので、そのまま、テーパーをつけて、バウスプリットの寸法に削ってみました。
 もともと削ることを主眼としているのではなく、円材のペーパーがけを意図しているのですが、十分、削りだしにも耐えてくれます。もっとも、ちゃんとしたテーパーをつけたり、寸法管理をちゃんとしたい場合は、刃物台のついた旋盤で削るに越したことはありませんが、この、自作の旋盤の方が、作業スペースも広くとれますし、ペダルで回転を可変できるので、何かと便利です。
 マストや、ヤードは、ついつい円材で作ろうとしてしまうのですが、旋盤さえあれば、角材から削る方が、遙かに楽です。ヤードの中心部分の八角形や六角形の部分や、マストとヘッド部分など、円材からきれいな八角形や六角形の部分を削りだすのは、角材を丸棒にするより、遙かに厄介です。
 角材から八角形を削ったり、ヘッド部の四角形を削りだすのは、割と簡単に、正確な形に仕上げやすいのです。
 もっとも、キットなどの場合、ある程度仕上げられた円材が入っている場合など、細板を冤罪に張り付けて、中央の八角形部分を作ったりする方法もありますが、やはり削りだすに越したことはないので、帆船模型のキットの場合でも、角材から削りだした方が、楽に正確な形ができると思います。
 そんなわけで、せっかく削りましたが、これは、使いません^^;根元の六角形を先に作ってから削らないと、あまりきれいな六角形になりませんから。
 
 角材から削りだすためには、V字溝のついたジグを用意して、かんなで削るのが一番簡単な方法です。八角形は、角を落とすだけなので、楽なのですが、六角形は、頭の痛いところです。鉛筆のような六角棒が売ってれば越したことはありませんが、そうもゆかないので、六角形の半分の断面を削った堅い木を用意して、これにペーパーを張って、荒く削った棒を成形しています。
 何か便利な方法があればいいのですが、今のところ、これが一番ましな感じです。

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