択一答練の比較については既に書きました。今回はLECハイレベルの感想を詳しく述べます。
内容のことは色々叩かれます。まずはそれを置いておいて、いいところをあげていきましょう。
第一に、受講形態がフレキシブルであるという利点があります。朝、昼、晩と3回行われる本校もあります。これを利用して、2001年度などは、朝から辰巳で日曜答練を受けつつ、講義終了後LECへ直行して夜9時過ぎまで勉強する、という密度の濃いスケジュールをこなしていました。 これは時間を有効活用できてよかった。
第二に、レジュメが2色ずりで読みやすい。しかも択一座談会というベテラン受験生と初学者の足のひっぱりあい・ひがみあいのような問題検討コーナーもあって適当な試験後の息抜きになるのも見逃せません。
第三に、もっとも強調しておきたいのは、条件によって受講料がタダになる、ということです。この制度を使って、私は3年連続タダで答練が受けられました。浮いたお金で、他の良い講義を受講できました。
さて、ここまではLECはいいことずくめのような気がするのですが、ただ1つの欠点は、内容が信用できない、ということです。今年は1,2問去年は3,4問没問が生じて「ごめんなさい」の講座割引券が配られました。しかもその後F択でもミスがあって、目も当てられない状況でした。
ですから、予備校のミスに怒り心頭になり、その後の答練が安心して受けられない!というようなタイプの方にはLECはおすすめできません。
特に、なにを信じていいかわからない初学者には百害あって一理なし、といえるでしょう(合推が全予備校中もっとも高いことも一因です)。
と、LEC答練の内容の雑さ、質の悪さを批判するのは、至極全うな意見だといえます。
しかし、翻って考えるに、本番では必ず良問が出されるのでしょうか?普段勉強してきたことがそのまま出るオーソドックスな出題でしょうか? 意味がわからない、或いはでたらめに難しい問題でペースを乱されるのは毎年予想されます。だから、LECの悪問で本試験の危機管理の練習をやるのです。
さらに、択一合格常連者にとって一番恐ろしいのは己の慢心です。択一チキンレースなどといって、4月を過ぎてもろくに択一対策せず、結果一点差で落ちたりすれば、目も当てられません。その意味で、LECの変チクリンな問題を受けて合推を割ったり、30点台をとったりして、択一の恐怖を毎年思い出させる、という点でLECのハイレベルはうってつけといえます。
このように、LECハイレベルは変則的な答練の活用を考えている方、或いは「答練なんて何でもいいわ」と投げやりな方にぴったりです。逆に択一を克服したい人が、その安さや便利さから他の答練を蹴ってまで受講するのは絶対に止めましょう。
内容のことは色々叩かれます。まずはそれを置いておいて、いいところをあげていきましょう。
第一に、受講形態がフレキシブルであるという利点があります。朝、昼、晩と3回行われる本校もあります。これを利用して、2001年度などは、朝から辰巳で日曜答練を受けつつ、講義終了後LECへ直行して夜9時過ぎまで勉強する、という密度の濃いスケジュールをこなしていました。 これは時間を有効活用できてよかった。
第二に、レジュメが2色ずりで読みやすい。しかも択一座談会というベテラン受験生と初学者の足のひっぱりあい・ひがみあいのような問題検討コーナーもあって適当な試験後の息抜きになるのも見逃せません。
第三に、もっとも強調しておきたいのは、条件によって受講料がタダになる、ということです。この制度を使って、私は3年連続タダで答練が受けられました。浮いたお金で、他の良い講義を受講できました。
さて、ここまではLECはいいことずくめのような気がするのですが、ただ1つの欠点は、内容が信用できない、ということです。今年は1,2問去年は3,4問没問が生じて「ごめんなさい」の講座割引券が配られました。しかもその後F択でもミスがあって、目も当てられない状況でした。
ですから、予備校のミスに怒り心頭になり、その後の答練が安心して受けられない!というようなタイプの方にはLECはおすすめできません。
特に、なにを信じていいかわからない初学者には百害あって一理なし、といえるでしょう(合推が全予備校中もっとも高いことも一因です)。
と、LEC答練の内容の雑さ、質の悪さを批判するのは、至極全うな意見だといえます。
しかし、翻って考えるに、本番では必ず良問が出されるのでしょうか?普段勉強してきたことがそのまま出るオーソドックスな出題でしょうか? 意味がわからない、或いはでたらめに難しい問題でペースを乱されるのは毎年予想されます。だから、LECの悪問で本試験の危機管理の練習をやるのです。
さらに、択一合格常連者にとって一番恐ろしいのは己の慢心です。択一チキンレースなどといって、4月を過ぎてもろくに択一対策せず、結果一点差で落ちたりすれば、目も当てられません。その意味で、LECの変チクリンな問題を受けて合推を割ったり、30点台をとったりして、択一の恐怖を毎年思い出させる、という点でLECのハイレベルはうってつけといえます。
このように、LECハイレベルは変則的な答練の活用を考えている方、或いは「答練なんて何でもいいわ」と投げやりな方にぴったりです。逆に択一を克服したい人が、その安さや便利さから他の答練を蹴ってまで受講するのは絶対に止めましょう。