ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY25 山陰/ 敦賀ー舞鶴 怖いトンネル多発&原発地帯を行く 『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年11月26日 | 自転車の旅 国内
きょうもそんなにトンネルだなんて、

聞いてないぞ!

そんなこととも知らずに敦賀を出発する。
明け方に雨が降ったようだった。

バスターミナルには原発に作業員を送迎する「美浜発電行き」のバスがしきりに発着していた。

良く見たら、

あちらこちら、そっち系だった。

国道に出てからも、

そっち系だった。

きょうは最短で走ろうと、

国道バイパスを疾走するけれど、

福井の国道が自転車に黙っているはずもない。

あえなく退場させられた。

地味な峠道をゴチゴチ走る。

関峠?というらしい。

標高は100m前後、

原発で有名な美浜町に入った。

今朝は空気が生温い。
不自然に気温が高い。

放射性物質の崩壊熱かも?

そんな洒落にもならない考えがよぎるが、
まさか。
未明の雨のせいだろう。

不謹慎な言葉は封印。

空はまだ、

どんより曇っている。

海も、

暗い感じがする。

歩道はあっても、

まもなく消滅。

狭いけどまあ、

特に不満はないよ。

冬を前に点検だろう。

消雪パイプが作動してた。

北海道でコレやったら、大パニックになるだろな。
あたたかい地方のものだね。

敦賀と舞鶴の、ちょうど中間の、

オバマ氏。

猫の手が足りないって!

人の手求む。

川に鮭の「ほっちゃれ」が散乱してる!!

鮭、こんな南の川にまで帰ってくるのかぁ。

あ!鮭?

真鯉だった。

小浜市の舞鶴側の境界あたりは峠になっていて、

怖いトンネル3連発が待ち構えていた。

歩道なんか、あるわけないし!

まじ蛍光ベストじゃなきゃダメかも。

真剣に怖いトンネル3連発だ。

心霊写真か!

3つも続くと、

精根尽き果てて、ヘトヘトになる。

いい名前だ。

メシ山盛り!
いや、
読み方は「hansei」だった。

反省します。

原発続く。

原発続く。

切なくなる。

どんだけ狭いんだよ⁈

受けて立つ。
左、田んぼ。
右、ダンプカー。

県境のトンネル、超怖い。

車道路側の白線と、路側帯の間に数センチの段差があるのだ。
トンネルの中だよ?

しかも、車線側よりも路側帯側が低い。
普通、逆だろ。
万が一にも車輪が路側帯にストンと落ちたら最後、間違いなく転倒する。

トンネルの中で転倒させる気か!

だから必要以上に車線側に膨らんで走らなければならず、追越していくトラックとの接触を助長している。

意図的なチャリダーを殺す装置かと疑いたくなる。
自転車大嫌い福井県の、最後の贈り物かも。

無事、トンネル抜けて京都府入り。

めちゃ京都府、いや、恐怖だった。

舞鶴にも!

まあ、これは仕方ない感じだった。

自転車通学の地元女子高生のあとをついて行ったら、

迷わず市街地入りできた。

舞鶴市内。

遠近法か!

舞鶴港。

宿、探さなきゃね。

岸壁には、北海道・小樽行きのフェリーが停泊している。

あれに乗ったら、北海道に帰れる。

固まった。
固まったな、俺。

まじ帰りたくなってきた。

本日の走行距離、

84km。