今年の11月の北海道は、
異常な高温なのだそうだ。
そのせいなのかよくわからないけれど、
チャリ乗ってたら暑い。
一応、寒さ対策を中心に準備してきたので、
肩透かしを食らった感じ。
きょうは国道36号線を南下する。
人口の多い区間なので、あまり北海道という実感がない。
工業団地的な場所が連続していて、トラック等の交通も極めて多く、埃っぽくて道端にはゴミも散乱している。
本州の地方都市の郊外を走っているのと、さほど変わらない。歩道も荒れていて、荒んだ感じがする。
無心で走り続けるうちに、約二時間ほどで千歳市に至る。
町のド真ん中に航空基地があり、国道36号線は真正面にぶつかる。だから基地ゲート前で左折して、基地の敷地を周回する形となる。
しばらくは基地の周囲をなぞるように進む。基地のフェンスに沿うと反対車線の歩道を走ることになるけれど、ここはチャリダーのセオリーを曲げて右側通行する。
理由はこういうことだ。
左側の端っこを走っていたら、新千歳空港へのアプローチに強制誘導されるのだ。
その先はこんなかんじになっていて、
なかなか煩い。
そうされないためには三車線の道路のド真ん中から右車線をしばらく爆速しなければならないのだ。
正直、しんどいし、クルマから見たら完全に非常識な『三車線のど真ん中を走る迷惑この上ない爆速自転車野郎』なのだ。
だから気の小さい僕は、フェンスに沿って反対車線側の歩道を小ちゃくなって走る。
航空自衛隊千歳基地と新千歳空港は隣接しているので、やがて新千歳空港の航空機なども見えてくる。
こんなことにも出くわす。
大韓航空機が頭上をかすめる。
ジェットエンジンの排気を被りそうな近さだ。
レシプロエンジン機は静かな感じだ。
そのうち、
歩道、消滅。
やべえ!
絶対、死ぬやろ。
もちろん横断歩道などない。
仕方なく、決死の覚悟で反対車線に渡る決意をする。
中央分離帯まであるから、ほんと恐怖だった。
その後も雑な国道36号線のグダグダな隅っこをダラダラ走り続けて、
いい加減、疲れてきた頃に『道の駅』発見。
ウトナイ湖。
ここから苫小牧までは、あと15kmくらいだ。
このあたりから走りやすくなってきた。
それにしても、
速度計、時計、標高などの高度計、現在位置はもちろんコンパスまで、全てを衛星からの電波を受信して高い精度で提供してくれるGPSだけど、
電池が持たない。
最近は半日持たなくなってしまった。
この、ガーミンforetrexシリーズは地図ソフトなしで世界中でそのまま使用できる。
自分がたったいま、南緯45度を越えたことも正確に示してくれる。
電源は、辺境でもどこでも入手が容易な単4電池を使用する。
単4電池ならば、フランツ・ジョセフ氷河村のフォースクエア・スーパーマーケットでも、ケトリンズの雑貨屋でも、釣り針や針金の脇あたりにぶら下がっているのを見つけられるだろう。
新品のアルカリ電池では、約20時間(カタログスペック)、
新品のエネループでは、約12時間(実感)ほど使えたはずなのだが、今はもう3時間ほどでこと切れてしまう。
毎晩、充電するのだけど、そういえば昨夜も1時間もしないうちに充電が終了していた。
もう、ほんの少ししか利用可能な領域が残っていないのは明らかだった。
そういえば、このエネループを購入したのは6〜7年も前のことだ。
日本の100ボルトからはもちろん、海外の200〜210ボルトからも直接ガンガン充電してきた。激しい使用に耐えてくれた。
この2本だけでも何百回も充電を繰り返した。つまり単4電池「数百本分」ということになる。
本当によく頑張ってくれた。
ウトナイ湖からは、
車道に降りて、少し飛ばし気味に走る。
車道に降りて走るときは、あまりダラダラ走るとクルマに迷惑をかけるので、サクサク走るように心がけている。だいたい時速20km以上を維持する。
車道を走ると当然、自転車とはいえ車線も信号もクルマと同じになるから、
こういう場合も本線を斜めに突っ切って合流しなければならず、ドキがムネムネする。
ちなみにこの時、本線が赤信号になり先頭に停止していたのはパトカーだった。
パトカーの鼻先を、青信号とともにダッシュで突っ切ったけど、何も沙汰無しだったので、これで問題ないのだろう。
だがしかし、
これをママチャリ含む全てのチャリに実行させるのはやめておいた方がいいと、僕は思う。
午後3時。晩秋の北海道は日没が早いから、すでに夕刻の気配が迫っている。
予定通り、苫小牧到着。
夕食は駅前のドンキホーテで、半額の刺身と半額のちらし寿司を購入。これらを合体させて、
『なんちゃって海鮮丼』を完成させた。
午後5時、苫小牧は完全に夜の闇に包まれた。
本日の走行距離、何かいいことありそうな、
66.6km。
異常な高温なのだそうだ。
そのせいなのかよくわからないけれど、
チャリ乗ってたら暑い。
一応、寒さ対策を中心に準備してきたので、
肩透かしを食らった感じ。
きょうは国道36号線を南下する。
人口の多い区間なので、あまり北海道という実感がない。
工業団地的な場所が連続していて、トラック等の交通も極めて多く、埃っぽくて道端にはゴミも散乱している。
本州の地方都市の郊外を走っているのと、さほど変わらない。歩道も荒れていて、荒んだ感じがする。
無心で走り続けるうちに、約二時間ほどで千歳市に至る。
町のド真ん中に航空基地があり、国道36号線は真正面にぶつかる。だから基地ゲート前で左折して、基地の敷地を周回する形となる。
しばらくは基地の周囲をなぞるように進む。基地のフェンスに沿うと反対車線の歩道を走ることになるけれど、ここはチャリダーのセオリーを曲げて右側通行する。
理由はこういうことだ。
左側の端っこを走っていたら、新千歳空港へのアプローチに強制誘導されるのだ。
その先はこんなかんじになっていて、
なかなか煩い。
そうされないためには三車線の道路のド真ん中から右車線をしばらく爆速しなければならないのだ。
正直、しんどいし、クルマから見たら完全に非常識な『三車線のど真ん中を走る迷惑この上ない爆速自転車野郎』なのだ。
だから気の小さい僕は、フェンスに沿って反対車線側の歩道を小ちゃくなって走る。
航空自衛隊千歳基地と新千歳空港は隣接しているので、やがて新千歳空港の航空機なども見えてくる。
こんなことにも出くわす。
大韓航空機が頭上をかすめる。
ジェットエンジンの排気を被りそうな近さだ。
レシプロエンジン機は静かな感じだ。
そのうち、
歩道、消滅。
やべえ!
絶対、死ぬやろ。
もちろん横断歩道などない。
仕方なく、決死の覚悟で反対車線に渡る決意をする。
中央分離帯まであるから、ほんと恐怖だった。
その後も雑な国道36号線のグダグダな隅っこをダラダラ走り続けて、
いい加減、疲れてきた頃に『道の駅』発見。
ウトナイ湖。
ここから苫小牧までは、あと15kmくらいだ。
このあたりから走りやすくなってきた。
それにしても、
速度計、時計、標高などの高度計、現在位置はもちろんコンパスまで、全てを衛星からの電波を受信して高い精度で提供してくれるGPSだけど、
電池が持たない。
最近は半日持たなくなってしまった。
この、ガーミンforetrexシリーズは地図ソフトなしで世界中でそのまま使用できる。
自分がたったいま、南緯45度を越えたことも正確に示してくれる。
電源は、辺境でもどこでも入手が容易な単4電池を使用する。
単4電池ならば、フランツ・ジョセフ氷河村のフォースクエア・スーパーマーケットでも、ケトリンズの雑貨屋でも、釣り針や針金の脇あたりにぶら下がっているのを見つけられるだろう。
新品のアルカリ電池では、約20時間(カタログスペック)、
新品のエネループでは、約12時間(実感)ほど使えたはずなのだが、今はもう3時間ほどでこと切れてしまう。
毎晩、充電するのだけど、そういえば昨夜も1時間もしないうちに充電が終了していた。
もう、ほんの少ししか利用可能な領域が残っていないのは明らかだった。
そういえば、このエネループを購入したのは6〜7年も前のことだ。
日本の100ボルトからはもちろん、海外の200〜210ボルトからも直接ガンガン充電してきた。激しい使用に耐えてくれた。
この2本だけでも何百回も充電を繰り返した。つまり単4電池「数百本分」ということになる。
本当によく頑張ってくれた。
ウトナイ湖からは、
車道に降りて、少し飛ばし気味に走る。
車道に降りて走るときは、あまりダラダラ走るとクルマに迷惑をかけるので、サクサク走るように心がけている。だいたい時速20km以上を維持する。
車道を走ると当然、自転車とはいえ車線も信号もクルマと同じになるから、
こういう場合も本線を斜めに突っ切って合流しなければならず、ドキがムネムネする。
ちなみにこの時、本線が赤信号になり先頭に停止していたのはパトカーだった。
パトカーの鼻先を、青信号とともにダッシュで突っ切ったけど、何も沙汰無しだったので、これで問題ないのだろう。
だがしかし、
これをママチャリ含む全てのチャリに実行させるのはやめておいた方がいいと、僕は思う。
午後3時。晩秋の北海道は日没が早いから、すでに夕刻の気配が迫っている。
予定通り、苫小牧到着。
夕食は駅前のドンキホーテで、半額の刺身と半額のちらし寿司を購入。これらを合体させて、
『なんちゃって海鮮丼』を完成させた。
午後5時、苫小牧は完全に夜の闇に包まれた。
本日の走行距離、何かいいことありそうな、
66.6km。