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福島第一原発が心配だ

2011-03-24 00:13:14 | 日記

しばらく福島第一原発の様子を静観してきたが、気になる点が3つどうしても頭から離れない。

一つは放射性ヨウ素が東京の水道水から検出された (210 Beq/L) ということ。
もちろん健康被害につながる可能性もさることながら、検出されたという事実が重たい 。
ヨウ素(I−131)の半減期は8日間。
これは、持続的に放射性物質が放出されていることを示す。
さらに、放射性物質の放出が増えれば東京の水が危ないことも示唆している。

二つ目は炉心温度。
1号炉内は場所によらず300˚C以上と通常運転時より高いこと。
上下部の温度が同じということは水がないことを意味するし、異常高温は炉心溶融を反映している。
つまり、水の注入によってさらなる損傷を招く危険や臨界に至る可能性を考慮しなければいけない。
現在、中性子線が検知されているかどうかが大変気になるところだ。

それに加えて塩の蓄積がどこにあるかが大問題となる。
例えば、夏の砂浜でくぼみに海水をかけ続けると底に白い塩の結晶が形成される。
同じ現象が福島第一原発でも起きているはずだ。
放水に際して大量の水蒸気が上がったとの報道があった。
塩はどこへ行った?
まさか燃料棒に塩の結晶がこびりついたりしていないだろうか。

不安定な原子炉に対して効果的な冷却方法が見つからない現況をどきどきしながら観察している。



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