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トゥルー・グリット (2010)

2011-01-13 20:00:10 | レビュー
コーエン兄弟がリメイクしたトゥルー・グリットは1969年の旧作とは別の作品と考えた方が良い。
主要な登場人物や物語のあらすじが同じにもかかわらずだ。

本来、古典的名作のリメイクは余り好きではないのだが、これだけは特別だ。
この2作は独立した名画で、比較することに意味がないと思うからだ。
例えば、旧作はジョン・ウェイン演じるルースターが中心で、この作品はマティーの物語だという点でも大きく話が違ってくる。
もちろん旧作ではジョン・ウェインがオスカーを獲得し、彼の代表作の一つとなった。
今回は、コーエン兄弟の代表作となるだろう。

新人といっても良いヘイリー・シュタインフェルドはこの映画で輝いている。
昨年のオスカー俳優ジェフ・ブリッジスはこれまでで最高の演技を見せてくれた。
この二人があまりにも光っていてマットデイモンがかすむくらいだ。

そしてなんといっても、コーエン兄弟の映画創りが素晴らしい。
興行成績が彼らの映画の中で史上最高だという事実が全てを物語っている。
この映画がアカデミー賞候補にならなければ何かがおかしい。
最高の娯楽作品に仕上がっているから。

★★★★★


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