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The Girl with the Dragon Tatoo

2010-11-02 22:00:42 | レビュー
昨年見逃した映画を図書館で借りてきて鑑賞した。
原作はすでに読んでいたので登場人物や時代設定等にはなじみがある。

一般の評価は決して低くない (7.7/10) が少し物足りないと感じたのは無意識のうちに原作と比べたからかもしれない。
原作ではストーリーが並行して展開する。
それぞれに興味深い話だが、映画ではそのうち2つは全部切り捨てられている。
その上、残り一つの筋書きも大幅な削除を受け、映画ではミステリーの部分だけが抽出されている。

主人公のミカエル・ブロンクミストの物語は9割以上が切り捨てられた。
その部分には彼の苦悩や葛藤が含まれており小説としては重要な部分だ。
さらに、表題のドラゴンタトゥーの女の話も、性犯罪の犠牲者としての部分だけがこの映画では取り上げられている。
要するに、映画ではミステリーの部分を描くだけで、それも謎解きの部分はごく手短に紹介されているだけだ。
それで2時間になるのだから映画は難しい。

先日、続編が公開されたがそれもまだ見ていない。
原作だけでよしとした方がいいかもしれないと思った。


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