裏甘×辛 ドラマ、映画の感想

最近は映画の感想が多いです。
あとYouTubeの宣伝とか。

情報と思考

2005-09-15 04:08:54 | つぶやき
情報の蓄積は人間にとって大事なことだ。
しかし、それを上手に活用できなければ無駄になる。
情報の関連性から広げるのもいいし、集めた情報を関連付けてみるのもいいだろう。
しかし、そこから深く洞察しなければ意味がない。
ただの情報の羅列ならパソコンにでもやらせておけばいいのだ。
必要なのはその情報から考え、自分なりの意見をまとめることだと思う。

たとえば、今回の選挙で自民党が「何票とった」という数だけ記憶すればいいのか?

違う。

何故そんな数になったのか?
その数で何が出来るのか?
いいことは?
悪いことは?
他の人はどう思ってる?
テレビは?
新聞は?

情報から思考し、思考を深めたり広げたりするためにまた情報を得る。

情報はシナプスで結びつき、ありとあらゆる情報と結合し新しい形を作り出す。
そして何度も通り抜けるニューロン間は情報伝達の速さを増し、そこからたどり着く答えに瞬時に反応するようになる。
つまり考えれば考えるほど枝が増え、それを繰り返すたびに幹が太くなる。
伝達の方向性も多様化し、そのスピードも加速度をつけて増す。

同時に、無駄だと思われる情報のそぎ落としも必要だ。
実際に入力された情報を削除するのは、人間の脳では困難なことかもしれない。
だから使わなくなった情報への道は閉鎖する。
そしてまた無駄にならないように、次からは似たような情報は入力しない。
世に溢れる情報の中から、自分が必要だと感じたものを正確に掴み出し蓄積し分析する。

新しい情報を入力することで、自分の思考の「垢」をそぎ落とすこともある。
新しい方向性を見出すことで、行き場をなくした思考に新たな可能性が開けることもある。
どちらにしても、それれがただの情報なだけではなり得ない化学変化だろう。
そこに介在するのは「気持ち」という薬品か。