mono森音

焼きもの・紙もの・布もの、そして贈りもの。
大切なmonoと出会う雑貨店。

音楽のフェア 2.

2011-06-19 | 商品情報

どうも週末になると天気が悪い気がして残念・・・

でも、雨の中、たくさんお客様に来ていただきました。
開催中の「音楽のフェア」コーナーにも興味を持って
立ち止まってくださる方が多くて嬉しいです。
ありがとうございます。

さて、そのフェアに並んでいるCD、今日はまず
11枚のタイトルについてご紹介させていただきます。


●音楽のある風景~春から夏へ

●音楽のある風景~夏から秋へ

●音楽のある風景~秋から冬へ

●音楽のある風景~冬から春へ

●音楽のある風景~寝室でくつろぐサロン・ジャズ・ヴォーカル

●音楽のある風景~食卓を彩るサロン・ジャズ・ヴォーカル

●素晴らしきメランコリーの世界~ギター&フォーキー・アンビエンス

●素晴らしきメランコリーの世界~ピアノ&クラシカル・アンビエンス

●美しき音楽のある風景~素晴らしきメランコリーのアルゼンチン

●V.A / Chill-Out Mellow Beats〜Harmonie du soir

●Haven't We Met?


フェアを開催するきっかけになったCD 『Haven't We Met?』
本日の画像をご覧いただくとわかりますが、現在販売中のものは
初回限定のぬくもりのあるハンドメイド仕様パッケージとなっています。
本当に何度リピート再生しても飽きないこの音楽を
ご自分用にはもちろん、大切な物を分かち合いたい大切な人への
贈り物に選ばれても、とっても素敵だと思いますよ。

では、こちらの『Haven't We Met ?』について
スタッフの書いてくれた紹介文がありますので、
本日もそちらを紹介して終わりにします。


『Haven't We Met ?』
株式会社USENの音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」
http://music.usen.com/modules/D/content0003.html)の
放送10周年を記念して作られた、橋本徹さん監修プロデュースによるコンピレイションCDです。音楽をこよなく愛する14人の選曲家が、季節の移ろいや一日の時間の流れにあわせた心地よい音楽を心込めてセレクトしたスペシャルな1枚です。このCDのタイトルにもなった2曲目に収録されている『Haven't We Met ?』という曲は、ニューヨーク出身のケニー・ランキンというシンガー・ソングライターの作品です。やわらかなヴォーカルと、軽やかに弾むアコースティック・ギターの音色が、穏やかな木漏れ日に包まれて過ごす休日の午後を思い起こさせます。リラックスした心温まる音楽に思わず笑顔が溢れます。実は私も「usen for Cafe Apres-midi」の選曲家として、このアルバムに参加させていただいています。
私がセレクトさせていただいた音楽は、7曲目に収録されている『Happy Good Morning Blues』というカナダ出身のブルース・コバーンというシンガー・ソングライターの作品です。今回このCDのライナー・ノーツも書かせていただきました。よかったらご覧ください。



Happy Good Morning Blues / Bruce Cockburn

冬を感じる音楽に心奪われることがよくあります。その理由はきっと私が北国で生まれ育ったからなのかもしれません。グレン・グールド、ジョニ・ミッチェル、キングス・オブ・コンビニエンス、ファイスト、北国出身の彼らの音楽は、私に幼い頃の原風景を思い起こさせます。子供の頃、私は季節の中で冬が一番好きでした。誰も踏み入れていない雪の上に自分だけの足跡をつけたり、近所の友達と力を合わせて見上げるほどの大きな雪だるまを作り上げたり、足がすくんでしまうような急斜面のてっぺんから雪車で思いきり滑り降りたり。中でも私のお気に入りは、誰もいない雪原にひとり寝そべって、舞い落ちる粉雪をいつまでも飽きることなく眺めることでした。澄み切った冬の空と、静かに輝く白い世界。こうして考えると、私のかけがえのない思い出の多くは雪にまつわるものばかりです。ブルース・コバーン『雪の世界』。カナダのシンガーソングライターが、老舗インディペンデント・レーベル「True North Records」(素敵なレーベル名ですね。)から1971年にリリースしたセカンド・アルバムです。私が初めてこのアルバムに出会った時、季節はまさに冬でした。ある町の冬の景色を映し出したモノクロームのレコード・ジャケットは、まるで私が住む町の冬の1日を切り取ったかのように見えました。このアルバムの1曲目に収録されている『Happy Good Morning Blues』(邦題『おはようブルース』)は、Usen for Cafe Apres-midiで冬がくるたびに、幾度となくセレクトした思い入れのある1曲です。凛とした冬の透き通る空気のような、シンプルに響くアコースティック・ギターの音色は、鼻の奥がツーンとする真冬の朝を思い起こさせます。親密に語りかけるような彼のヴォーカルは、冬の空から差し込む柔らかな陽射しのようにいつでも聴く人の心を温めてくれます。ブルース・コバーンは、「Good Day to you」と歌いはじめます。私は、この曲を耳にする人たちが、幸せな朝を迎えられることを願ってセレクトしました。10周年を迎えたUsen for Cafe Apres-midi。これからも遠くは離れた恋人に手紙を書くように、変わりゆく季節の美しさを音楽にのせて、遠い空の下に住むみなさんにお届けできたらいいなと思っています。北海道の東の空から愛を込めて。