mono森音

焼きもの・紙もの・布もの、そして贈りもの。
大切なmonoと出会う雑貨店。

木の器。

2010-06-30 | 商品情報

fogの展開する、アカシアの木を使った器シリーズに
またまた素敵な商品が追加されました。
しっかりとした厚みのあるカッティングボードは
平皿やトレイのようにも使えます。
何かを乗せるだけで絵になるボード
大小並べるだけでも美しく、毎日うっとりしています。
これ、とてもオススメです!


  -----------------------------
  アカシア・カッティングボード
     フィリピン製

   大 約30cmの長さ 1995円

   小 約20cmの長さ 1575円
  -----------------------------


持ちやすい場所に、指の収まりの良い穴が開いているので
ちょっとスリリングですが、こうして物を運ぶのにも。








屈斜路湖+釧路川。

2010-06-29 | 近郊散歩

定休日、念願だったカヌーデビューしてきました!

とても暑かった数日間、水場への想いが募り
涼を求めて美幌峠を越え、そして屈斜路湖へ。

本格的なシーズンイン前ということもあり
急に思い立っての前日予約でしたが
気持ち良く受け入れていただきました。

今回お世話になったのは、
屈斜路湖のほとりで自然ガイドを営むRIVER&FIELDさん
http://www.riverandfield.com/

RIVER&FIELDに所属するガイド、ちあきちゃんは
花花(ぱなぱな)さんを通して知り合った
川湯周辺に住む友人の一人。
いつかカヌーデビューする時には
お世話になろう!と決めていた女性ガイドです。

子供の頃、一人乗りのカヌーというかカヤックに
乗ったことはありますが数人で乗るタイプのカヌーは初めて。
湖を前にして、カヌーを楽しむコツや注意点などの
レクチャーを受けた後、カヌーに乗り込み、湖に着水。
今日の1時間コース、スタートは屈斜路コタン。
いよいよ水旅の始まりです。





時折野鳥が飛び交う静かな湖水の上を
なめらかにカヌーは進みます。

遠浅で水の綺麗な湖なので、
水面を覗き込むといつでも底が見える。
まったく不安は感じません。
ひたすら気持ちが良い。




少し湖の上を楽しんだ後、川の入口へ進んでいきます。
橋をくぐったら もうそこは釧路川。
急に空気が変わりました。
気温もグッと下がった気がします。

時に細くなり 時に膨らむ川幅。
水と戯れる水鳥を
岸辺の植物を、ウォッチングしながら
木漏れ日の中をゆるやかに進みます。




整備されていない自然のままの川と林の景色、
木々の間から射し込む光が本当に綺麗。

同じ川の上でも、
伏流水の流れ込む澄んだ水辺があったり
温泉水を予感させる不思議な色合いの水色に出会ったり
写真に写し取れない瑞々しい美しさに溢れています。

自然な川の流れに沿って、自然な速度で進んでいくカヌー。
このスピードがまた、早くもなく遅くもなく快適そのもの。




今回一緒に乗ったのは、高齢の母。
もちろんカヌーは初体験。
舵取りや、前に進むためのパドリングは
ほとんどガイドさん任せのツアーなので
高齢者でもお子様でも初心者でも
基本的な注意点さえ守れば
誰でも安心して楽しむことが出来ます。

途中、川岸にカヌーを寄せてのティータイムには
この周辺の四季の事を教えてもらったり
自然についておしゃべりしたり、
そんな時間も充実した時間でした。




・・・・・・・・・・・・・というわけで

疲労感の滲む中年(私です)と高齢者を乗せた
のんびりカヌー旅は終了~

ガイドのちあきちゃん、支えてくれたRIVER&FIELDのみなさん
ありがとうございました。
とても素敵な想い出になりました。本当に。

いつも読んでいるSOMOKUYAさんのBLOGで見ていた
美しい水上の景色がリアルに体験できて感激でした。
いつかSOMOKUYAつっちーのガイドでもカヌーに乗りたい
と、これも現実的な夢として願っている事の一つです。
http://www.somokuya.com/

ガイドさん達の日記で見かける
カヌー上から撮ったと思われる写真がいつもとても美しくて
こんな写真を持って帰れたら良いなーと思いましたが
ゆるやかとはいえ進む、慣れない乗り物の上では
なかなか上手に写真が撮れませんでした。
本物の景色はもっと繊細で瑞々しく感動的だった。

秋の紅葉シーズンに再び水上に居たいです。
新たな目標が出来ました。

また明日からがんばろう っと。




熱波。

2010-06-27 | コラム

いよいよ来ましたね!夏が。

出勤時からタダゴトではない熱気を感じました。

外気の記録は 約35℃だったらしい!

室温も、成すすべなくぐんぐん上がり

さすがの暑さにお客様不在の半時間ほど

軽~くトリップしてしまいました。。。


たまたま、立て続けに手に取った小冊子の特集が
「夏に身体を冷やさない」というような内容で、
温かいものを飲みましょう とか
お風呂で温まってから寝ましょう とか
・・・・・
不景気だーなんだーと言いながら
富める国ならではの 夏の冷え性対策。
クーラーのガツンと効いた室内で温かいものを飲むより
自然な温度で冷たいものを飲んでありがたがる方が
個人的には幸せに思います。
四季のある日本の暮らし、
それぞれの季節に感謝を持って暮らしたい
・・・・・
と、これはあくまでも願望ですけれど。


思想的な不自然さに対するアンチテーゼはさて置き、
現実的には、無冷房の店内が
不快適であることは間違いなく、
私も、今季初の"首てぬぐい"
アンド
ドアには『クーラーありません』貼り紙がデビュー。

おおらかに、
「夏は暑いモンだよ!気持ちイイね!」って過ごしたいけれど
襲い来る熱波にトリップさせられながら
かなり体力の消耗を感じた6月の午後。

まだ6月なのにねぇ・・・・・





夏バッグ。

2010-06-26 | 商品情報

fogから、夏にピッタリな麻のバッグが色々と入荷。
ミニショルダーやミニハンドバッグなど
小さめで気軽に持てるタイプの物を選びました。

綺麗なブルーのトートバッグも入荷。
青を一点加えるだけで売場が華やかになりました。

今年とっても気になっている青、
水色でもなく紺でもない、このマリンブルーが
どうして気になってしまうのか・・・と思っていたら
日本カラーだった!!


やりましたねー!サムライ日本!サムライブルー!!
(むりやり・・・)

ここ数年、正確に言うと日韓合同開催だったW杯以降
見るのも辛くなってたサッカー。
前を見ない ゴールに向かわない日本、
ボールをもらった選手がゴールを全く見ない
パスする相手を慌てて探し無駄に回す弱気なプレー、
後半になると息切れして世界についていけない日本、
元気の無い日本の現状とオーバーラップして
見るたびにガッカリとさせられるので
今回も、期待しないように・・・
リアルタイムではほとんど見ないように努めてました。

でも でも! 本当にすごい!
今回のチームはちゃんと前を向いている。
守備もGKも中盤もがんばってる。
そして走り負けない!
1次を通過するなんて、本当に全然予想してませんでした。

おめでとう日本!
あきらめてた日々を悔い改めて
決勝リーグでは精一杯応援したいと思います。

※早朝放映後だった本日の営業、
 みなさんお疲れだったのか来客もまばらで、
 とても静かな店内だった事を打ち明けておきます(笑)


本日はBlogを二本アップしました。
紅茶記事 ↓ もどうぞご覧ください。




夏紅茶。

2010-06-25 | 商品情報

お知らせが遅くなりましたー。

夏の定番ともいえるマンダリン紅茶缶が
爽やかに入荷しています。

私も好きでアイスティーにもオススメなアールグレイに
オレンジピールとオレンジの花びらを加えた
とても香りの良いフレーバーティーです。

web雑貨カタログには掲載済みです。
http://cafe-morion.hp.infoseek.co.jp/zakka.html


しつこいようですが
人気のフルーティールイボスティー
こちらも絶賛発売中。
たくさん納品されたのですが、
もう店頭分を残すのみになってます。
(次回入荷があるかどうか・・・)



バラ売りのティーバッグもよく売れてます。
一袋 各115円
カップ用(一杯分)のティーバッグです。





絵本。

2010-06-24 | 本のこと

店に並んでいる絵本は、
大人の私が眺めて幸せな気持ちになるもの という、
わりとラフな基準で選んでいます。

「一番好きな絵本って何ですか?」
って何度も聞かれた事がありますが
一番、と決めるのは難しく・・・ いつも答えられない。

一番 が決められないながらも、かなり気に入っていて
多くの人に知って欲しいと思う作家の一人である
手島 圭三郎(てじまけいさぶろう)さん。
北海道の美しく厳しい自然を舞台にした物語(時に民話)と
圧倒的な画力で構成される美しい木版画、
どんな時も 何度でも どの本を開いても
心を揺さぶられる絵本ばかりでオススメです。

今日、手島さんの本の事を書こうと思って
どれの写真を撮ろうか悩みましたが、
厳しい自然を描いた作品が多いせいか
心に残っている本はほとんど、冬の絵本でした。
多分、一番好きなのは『おおはくちょうのそら』という本で
それについては
前に一度、記事を書いていました。 → 2008-10-22 Blog

今、手島さんについて再び記事を書こうと思ったのは
北海道新聞の夕刊、私のなかの歴史~という
北海道に縁のある著名人が自分の歴史について語るシリーズで
6/21から手島圭三郎さんの連載が始まったからです。
北海道新聞を購読している方は、ぜひチェックしてみてください。

森音にも、今日の画像の二冊を含め何冊か手島絵本が置いてますので
いつか機会がありましたら どうぞ手に取ってご覧ください。


いくつになっても絵本への興味が消えることは無い。
そんな大人が少なからず居るようで
最近入手したこの本 ↓ は、ズバリ大人のための絵本ガイド。
読み応えのある内容で、こちらもオススメ。
(お店に置いてます。売ってるわけではありません)






島好き。

2010-06-22 | 好きなもの

誰がなんと言おうと島派です。
旅に行くなら島が良い派。
いわゆる 島フェチ。

できれば小さくて
船でしか行けなくて
しかも その船の便が不便気味だったりすると
「何とかして渡ってやるー!」と鼻息荒くなったりして。

とはいえ
巡った島の数が多いのかというと そんな事も無く
ただ単に憧れているだけだったりします。

しかも 灯台下暗し とはよく言ったモンで
北海道の島で行ったことのある島というと
奥尻島のみ。




faura、新しい号の特集は『奥尻島』


私が奥尻島へ行ったのは、大きな地震のあるちょっと前。
地震の後 いつか再訪したいと願いながら今日に至る。
全島地図など眺めていると
数泊泊まってバスであちこち巡った旅のことを思い出す。
泳げもしないくせに海でたらふく遊んで
帰りに温泉に浸かって とても幸せだった時間。
豪雨の降った翌朝の、泥のように濁った海のこと。
浜辺の日用雑貨店で子供に混じって買ったアイスを
海につながる階段に座って食べた、暑い午後のこと。

美幌に引っ越して来てからは
ますます遠のいてしまった奥尻島。
またいつか訪れる日は来るかなぁ。


fauraではこのように、北海道のある地域について
特集した事が今までにも何度かありました。
 知床、摩周・屈斜路湖(この号よく売れます)、
 洞爺湖・有珠山、利尻・礼文島
バックナンバーも全てではありませんがストックしていますので
気になる号がありましたらお問い合わせくださいね。

ちなみに faura編集部によるバックナンバーの案内は こちら
※完売になっている号でも、販売可能なものがあります。
 在庫についてはお問い合わせください。



 

夏モノ。

2010-06-19 | お知らせ

てぬぐい、入荷してきました。
よりどりみどり 並んでいます。
web雑貨カタログも更新済みです。
http://cafe-morion.hp.infoseek.co.jp/zakka.html





欠品していた フルーティールイボスティーも再入荷。
ノンカフェインの健康茶=ルイボスティーをベースに
レモンやパインの爽やかフルーツがミックスされた
スッキリと味わい深い美味しさで人気です。
お子さんもお父さんも、おじいちゃんおばあちゃんまで
家族みんなで愛飲してますという声もよく聞きます。
夏はアイスにして飲んでも美味しいですよ。



アイスと言えば、アイスティーはじめました。
アールグレイ茶葉で淹れるアイスティー、
こちらももちろんカレルチャペック紅茶店の茶葉を使っています。
暑い時に暑いお店で飲むのが口に合うのか
アイスティーとアイスコーヒーは、お帰りの際に
「すごく美味しいアイスだったー」と
声をかけていただくことが多いです。
自画自賛で恐縮ですが(照)
私も自分で作るアイスティー&アイスコーヒーが好きで
夏の間は水分補給によく飲みます。
アイスティーは夏季限定のドリンクですので
どうぞお試しくださいね。








雑記。

2010-06-17 | コラム

久しぶりに 雨の営業日でした。
畑や庭をやってる人にとっては
恵みの雨かな?

雨の日も時々だったら嫌いではありません。
昨年のようにシトシトジットリ毎日の長雨は嫌だなぁ。



<商品関連のお知らせ>

てぬぐい、今年も大人気で欠品が多くなっています。
今週末には欠品中の柄など補充される予定です。

カレルチャペック紅茶店
フルーティールイボスのティーバッグが 予想通りの大人気。
今、欠品していますが、明日か明後日に再入荷する予定です。
爽やかで飲みやすいと毎年好評の
マンダリンオレンジ缶(茶葉入りの缶)
今年のパッケージで新入荷予定!

マスキングテープ、新しいテープとカッターを
webカタログにアップしました。
http://cafe-morion.hp.infoseek.co.jp/zakka.html



数日続いた夏のように暑い日々と この雨とで
一気に植物の成長が進んでいる気がします。
フランス菊?(マーガレットのようなお花)
今日の画像にも使ったお花ですが
国道側の空き家の脇=森音へのアプローチ付近には
毎年、名物のように咲き乱れる時期があります。
あまりに咲きすぎて
花の終わった後の片付けが大変なので
今年は少し減らすようにしましたが・・・・・
今は三分咲きくらいかなぁ。

去年の様子(十分咲き)はこんなでした↓


恐怖!(笑)






横田屋窯 やちむん。

2010-06-16 | 商品情報
沖縄本島 フクギ並木



初めて沖縄旅行へ旅立った、その入口は、
綺麗な海と、普段暮らす土地とはまったく違う暑い気候、
要するに『南国』という雰囲気に惹かれての事だったように思う。

二度目の旅あたりから、人々の暮らしであるとか
独特の文化や工芸品などに目が行くようになり
なかでも、製作現場を訪ねやすく 作る過程が断片的にでも見やすい
そして価格的にも入手しやすいため選ぶ楽しさがある焼物に
どんどん興味が深まっていった気がします。




読谷村 登り窯



沖縄の焼物は「やちむん」と呼ばれる。
ざっくりとした、それでいて柔らかな土の風合いと
勢いがあって伸びやかに描かれる大胆な絵付け、
日常使いにピッタリな丈夫さにすっかり惚れこみ
何度もやちむんの現場に足を運ぶようになりました。

やちむんの焼かれる登り窯を覗いたり
立ち働く人々を遠巻きに眺めたり
それぞれの窯元で直販される器を選んだり
気が付けば、旅行時間の大半を焼物の里で過ごすようになりました。


ある時ふと立ち寄った、ちょっと奥まった
林に囲まれた小さな工房『横田屋窯』には
いつもあたたかく迎えてくれる知花夫妻の明るく優しい人柄と、
奇をてらわない おおらかな器に魅力を感じて
毎回、どの窯よりも長い時間滞在しているように思う。




沖縄県読谷村
『横田屋(ゆくたや)窯』 知花 實作



横田屋窯の工房と住居、専用の登り窯とは
そのほとんどを自力で作った物だと聞きました。
数人の作家が共有する登り窯で焼かれる事の多いやちむん。
専用の窯を持とうと思ったのは、自分のペースでゆっくりと
作品に向き合い作陶したいからだと言います。
また、ほとんどの作家が土練機で土を練りますが
知花さんの器作りは、何日もかけて足で踏んで練る。

基本的な器の成形はご主人=知花 實さんが行い
絵付けは主に奥様が担当。
奥様の仕事は、絵付けのほかにも来客や販売の対応や発送の手配~
お二人とも忙しいはずなのに、いつ伺っても温かな笑顔で
「はいはい、お茶を淹れますからゆんたくしましょうね~」
と迎えてくれる。
 ∴ゆんたく=のんびり楽しくおしゃべりすること


林の中に自分で作り上げた工房で
こうして時に旅人やご近所さんとゆんたくしながら
昔ながらの工程にこだわり作陶する知花さんご夫妻の器作りは
一言でいうとスローなペースで、
「一年で二度くらいかなー」という窯出しは
今までなかなか仕入れたいタイミングと合いませんでした。
今回やっと、夏に向けての嬉しい時期に送ってもらえて
こうしてみなさんにご紹介することが出来ました。
本当に嬉しく思います。


出来る限り昔の人と同じような作り方で
この上なく丁寧に、心を込めて作られる知花さんの器。
それはきっと 先人達に敬意をはらい、
また、やちむんの魂や文化を守り伝えていきたいという
知花さんの強い意志であり願望なのでしょう。

そんな魂のこもったやちむんが
海を越えて 遥か北国へ。
 
ぜひたくさん触って、沖縄の風を感じてみて欲しいと思います。