mono森音

焼きもの・紙もの・布もの、そして贈りもの。
大切なmonoと出会う雑貨店。

九州・唐津。

2010-03-31 | 旅の記録

たまには観光の記録も。













唐津城です。
城は格好良いですね。
どんな角度で見ても絵になってしまいます。


佐賀県唐津市はなかなか面白い町でした。
城あり、焼物あり、海あり、松原あり、
一泊だけの予定で駆け足だったのが残念。
もっとゆっくり滞在したいなぁ と思わせる町。

滅多にしない早起きをして、
呼子港で開催される朝市へも行ってきました。
呼子港は、唐津市街地より車で約30分、
岩なのか島なのか・・・という小さな陸地が
点々と海に浮かぶ玄界灘にひらかれた港です。
日本三大朝市に数えられる呼子朝市、
どうやら毎朝開かれているらしい。
毎朝このテンションっていうのも凄いなぁ。

海の物・山の物、楽しく見て回りましたが
旅の途中なのであまり買い物はせず。
ローカルな雰囲気が好ましい朝市でした。
※写真も撮ったのですが、
 思いのほか通行人がたくさん写りこんでいたためパス。


話を唐津城に戻して、
唐津城・天守閣から眺める虹ノ松原と呼ばれる
松林と弓状の白い砂浜も美しかった。


そして、唐津城のすぐ近くにとても素敵なお店を見つけました。



一泊の滞在だったのに、二日続けて通ってしまったほど
気に入ったこのお店。

Tea & Space 基幸庵
佐賀県唐津市東唐津1丁目9-21
T/F 0955-72-8188



ティールームと民藝雑貨のお店です。
九州のものを中心に、器や布・ガラス・かごなどの
手仕事による雑貨が並んでいるのですが、
今まさに欲しいと思っている品々が集められているのが
素晴らしい&羨ましい。

お店の雰囲気も民藝店にありがちな暗さは全く無く
かといって明るすぎず、ちょうど良い居心地。
接客もあたたかく、二日通って二日とも
とても幸せな気持ちになりました。

自分のお店もこんな風に、
旅人に温かさを与えられるお店だと本当に良いなぁ
と、我が身を振り返ってみたりみなかったり。

と、まぁ反省は(暗くなるので)ほどほどにして・・・

こんな感じであちこちで出会ってしまう良店。
九州は本当に素晴らしいお店が多いです!


九州旅日記、まだまだネタはあるのですが
そろそろもうイイんじゃないの・・・という声も聞こえてきそうなので
九州旅行へ行かれる方へオススメしたいお店をあと数軒、
それから、小鹿田以外のもう一ヶ所、
私の今回のメインスポット=磁器の町:波佐見町についてを
書いて終わろうと思っています(予定)

ボチボチ綴っていきますので、
もう少々お付き合いくださいね。





北海道発。

2010-03-27 | 商品情報
北海道発の雑誌 faura
新しい号が届いています。

今回の特集は、幻の魚「イトウ」

お茶を飲みながら美しい写真を眺めて欲しくて
店内読書用にもfauraは全号揃えております。
こちらもぜひどうぞ。




前回入荷分は瞬く間に売れてしまった
蜂蜜れもん 128円 再入荷です。

今回は大量にご用意しました。

シュワッとしたいなら スワンサイダーを
ゴクッといきたいなら 蜂蜜れもんを
気分転換にバッチリなミニサイズドリンクです。





ゆず茶。

2010-03-26 | メニューのこと

画像は、大分県由布院で食べた柚子ジャム添えのケーキ

何度か旅日記に登場した大分県
柚子製品が抜群に美味しいのです。

お店で出しているゆず茶を、大分産のものに切り替えました。
今までのものより、ちょっと色が濃くて甘みは弱め。
表皮や種など、けっこうワイルドに混じり込んでいて
柚子そのものーという感じでとても良いです。
ゆず茶として出す場合、取り除くようにはしていますが
カップの中に、時々種が入ってしまうこともあります。
種を掬いよけながら、でも皮までペロリとお召し上がりください。


ゆず茶の写真を撮りたかったのだけど
今日はなんだかどよーんとした曇天で上手く撮れず。
なかなかスッキリと春に向かいませんね。
他所の、しかもケーキの写真でごめんなさい。




九州・小鹿田。

2010-03-25 | 旅の記録

今回、旅の行き先を九州に決めたのは
ここ数年、器=焼物に心惹かれていて。
それも、所有したいだとか集めたいとかいうことではなく
焼物で生計を立てる集落の暮らしに触れたり、
作陶している作業風景を眺めたり、
その風景の一部になって生活しながら器作りの現場に
居てみたい気持ちが強くありまして。。。

10年位前に縁があって手元にやってきた一枚の大皿、
その力強さや美しさにとても心惹かれ
それを作っている場所が九州・大分県にあると
そこへ行ってみたいなーと夢のように思っていた土地が
大分県日田市源栄町皿山=小鹿田焼のふるさとでした。

ついにそこへ向かう時がやってきた!


まずは、パンフレットなどからの抜粋で
ありきたりですが、小鹿田(おんた)について少々。

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小鹿田焼は江戸時代中期に開窯された李朝系登り窯です。
開窯以来300年余りにわたり、当時の技法を受け継ぎ
窯の火を守ってきました。
昭和6年に民芸運動指導者であった柳宗悦氏が来山し
その伝統技法と素朴な作調を賞揚、その後英国より
バーナード・リーチ氏が逗留し、小鹿田で作陶しながら
影響し合った経緯もあります。
決して外部から弟子を取らず世襲制で伝統を守る小鹿田の焼物。
今も10軒の窯元がそれぞれ家族で作陶にあたっています。
現代化の進む陶芸の世界の中で、近代化合理化を避け
小鹿田ならではの作風、昔ながらの技法と暮らしとを守り続けた結果
平成7年に国の重要無形文化財保持団体として指定を受け
今も集落の谷川沿いで、日々じっくりと手仕事に取り組んでいます。
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焼物の里というのは、概ね山中など交通の便が悪い場所にあり
今回はレンタカーを借り、ひたすら車で移動する旅でした。

小鹿田の集落も、期待を裏切らず
静かな山中にひっそり静かに佇んでいました。
途中、車が行き交うことも出来ない細道を緩々登り
何度か小さい山を抜け、やや心細くなった頃、小鹿田に到着。
ひときわ濃い緑の匂いと、陶芸の里独特の土の香り、
ここに至るまでの山道と、携帯の示す圏外表示に
はるばるやってきたんだなぁ という実感が高まります。


ここで特徴的なのは、川の水を引き込んでその水力で臼を打ち付ける
唐臼(からうす)と呼ばれる装置による土作りにあります。
唐臼のみで陶土を作るのは世界中で小鹿田のみとのこと。
この唐臼はそれぞれの窯元にあり、元旦を除く364日土を搗き続けています。



川の水と大きな松材で作られる原始的な唐臼




美しく整頓された一軒の窯元・作業場風景




村に点在する登り窯のひとつ



静かな山中に響き合う ギ~ゴトン、ガコッ、ギギ~ィ・・・
という唐臼の音を聞きながら一晩過ごしてみたい気持ちから
集落の中に一軒だけある宿に泊まることにしました。
そば茶屋という名の食堂空間と、その奥に客室を擁する宿へ。
集落一軒だけの居酒屋でもあるこちらには、
私が到着した頃、すでに酒盛りをしているおじいちゃん二人。
「北海道の人 いらっしゃーい!」と明るく迎えてくれた二人は
陶工さんで、現役陶工の長老にあたる方でもありました。
お話が面白いので、ついつい引き込まれ
同じテーブルへ夕食を運んでもらい一緒に会食することに。
小鹿田の歴史や家族で作る器の話、そして
近代化を拒み守り続けたいこの暮らしこそが小鹿田の魂である・・・
など、一晩かけてこの長老から聞かせてもらったお話は
今回の小鹿田滞在で一番の宝かもしれません。
とても楽しい夜でした。ありがとう。

宿で出されるお食事も、晩ご飯・朝ご飯ともに惜しげもなく
小鹿田の器がふんだんに使われ、もうそれだけで大興奮。
山菜や魚・肉など食べきれないほど盛りだくさん。
こんなに小鹿田焼がズラリと並んだ食卓は、
きっとこの先も見ることはないでしょう。
宿の方にもとても良くして頂きました。
本当にありがとうございます。


ずらり並んだ小鹿田の器@朝食風景






翌朝、昨晩お話を聞かせてくれたおじいちゃんの居る窯元へ。
快く作業場へ招き入れてくださり、作業を見学させていただきました。
時々会話を交わしながら、唐臼で搗かれたきめ細やかな陶土を
みるみる器に変えていきます。
ちょっと見ている間にもどんどん器が成形されていく。
自然光の射す作業場で、作陶に励むおじいちゃんの姿は
当分胸に焼き付いて離れることは無いでしょう。

10年間慕い想い続けた小鹿田焼が、良い人々と良い出会いがあって
ますます好きになりました。


感謝と愛を込めて買い付けてきた器たちが
こうして森音に並びました。
眺めていると色々な想い出が蘇ってきてニヤニヤしてしまいます。
見て美しく、触って優しい小鹿田の器、
買う買わないは別にしても多くの方に触れて欲しいと思います。
ぜひ色々揃っているうちに触りに来てくださいね。

ついつい長文になってしまいますね。
今日も読んでいただきありがとうございました。









器。

2010-03-23 | 商品情報

連休が終わりましたね。
定休日だった月曜は雑貨商品の入れ替え作業をしながら
お店を開けていましたが、たくさんのお客様に来ていただきました。
ありがとうございました。


さてさて、今日は新しい雑貨のお話です。

この前から旅日記を記し始めた先月の九州旅行。
今回の旅には一つテーマがありまして、
焼き物めぐりをしよう!と、それが一番の目的でした。
今、自分自身がとても心惹かれる焼き物の現場を巡って
その中で、森音で紹介したい!という物に
出会うことが出来たら良いなーと思って出掛けた九州。
作陶の現場やそれを並べる販売所、
地元の器を愛し、それに美味しい料理を盛り付ける料理店など
たくさんの美しい器と人々に出会う旅になりました。

思い入れが強すぎて(笑)
ゆっくりと並べて愛でながら値段を付けたいな、と
でも旅の後には確定申告やら発注&入荷ラッシュがあり、
なかなかそのゆっくりとした時間が作れずにいましたが
旅で買い付けてきた器を、やっとやっと並べることが出来ました。



値付けを待つ器たち



今回並べた器はすべて、大分県の【小鹿田焼き】です。
一つ一つ、熟練の陶工さんたちによって作られる小鹿田焼き、
丁寧で美しい器でありながらも
庶民のための器であり
手頃な価格で入手できるのが大きな魅力の一つです。
ぽってりと優しい肌触りのあたたかな器、
小鹿田(おんた)焼きのふるさとについては
近々、旅日記でゆっくり紹介したいと思います。





春柄。

2010-03-21 | 商品情報
寒い建物でも、3月に入ってからはさすがに春を強く感じます。
昼間の時間も長くなってきましたね。

てぬぐい、新しい柄と春っぽい柄を集めて写真を撮りました。

上段左より
 木立ち・・・新柄。茶系のてぬぐいはあまり無かったので新鮮。
 梅文様・・・淡い色調が古風で素敵。
 桜市松・・・渋いピンク×エンジ色が大人っぽくて好き。
 柳につばめ・・・九州各地でツバメをたくさん見ました。春鳥。

下段左より
 フキ・・・そろそろ山菜の季節。意外にも人気があって嬉しい。
 蝶・・・子供の浴衣のような柄。リアル蝶じゃないのが良い。
 椿・・・一枚の絵のように美しい椿。シック。
 こいのぼり・・・新柄。実物、かなりかわいいです。おすすめ。


新柄の『木立ち』と『こいのぼり』どちらもすごく気に入りました。
こいのぼりは季節的にも今が旬。
男児の出産祝いなどにもとても良いと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・

さてさて、春の行事、【川湯・にっこり市】
今年も参加させていただくことになりました。
告知のフライヤーが出来て届きました。
配布を始めましたので、ぜひどうぞお持ちください。

日程的にまだ先なので、近づいてきたら色々お知らせします。
5月の29日・30日の2DAYSです。
予定に入れておいてくださいね。
今年もとーっても楽しそうですよ。




入荷ラッシュ。

2010-03-20 | 商品情報
シュロの箒(ほうき)
大きなものから小さなものまで、サイズが揃いました。
左端:床掃除に使える5つ玉の大きなもの 3780円
こちらは久しぶりに店頭に並びます。


今週は定番物もたくさん入りましたので、
旅日記をお休みし、雑貨情報をお知らせします。




お待たせしました。
お求めやすい雑貨カゴ、840円~
こちらも久々の入荷です。
過去記事 2009-11-07 Blog




赤い格子のブラジル水筒
Mサイズ 25cm高 1470円
Sサイズ 17cm高 1260円
過去記事 2009-06-29 Blog




リサイクルサイクル 1050円
もう、大人気!と言っちゃって良いでしょう。
またまた入荷です。
過去記事 2010-03-05 Blog




刺繍バブーシュ 3780円
こちらは定番外ながら再度色が揃いました。
無地バブーシュの小さなサイズも揃ってます。



web雑貨カタログもちょこちょこ更新していますので
遠方でなかなか来店できない方など、どうぞご覧くださいませ。

http://cafe-morion.hp.infoseek.co.jp/zakka.html


雑貨カタログへ、近々アップ予定の商品
●てぬぐいの新柄
●カレルチャペック新商品
こちらは店頭には並んでおりますが
カタログ掲載もう少々お待ちください。

いつもBlog読んでいただきありがとうございます。





九州・大分市。

2010-03-19 | 旅の記録

かつて仕事上の縁があり、何度も通った大分市。

一時期、とてつもなく出張の多い仕事をしていました。
出張自体は嫌いじゃなかったし、
知らない土地へ経費で行ける事を楽しく思う時もありました。
ただし、出張中はどうしても食生活が荒みがちで
食べる事がパワーの源だった私にとっては
それがいつも悩みの種でした。

でも、出張先が大分の時は無問題。
むしろウキウキしたものです。
食べ物の美味しい、そして人々があったかい都市、
そういう良いイメージを持ち続けたまま10年以上が経過・・・
いつかプライベートで再訪したいなーと思っていた大分に
今回やっと戻ってくることが出来ました♪

街の様子はそれほど変わっていませんでした。
相変わらずほど良く都会で歩きやすい。

10年以上も想い続けていたお店が何軒かあったのですが、
その中でも、ここが営業続けていてくれたのはとても嬉しかったです。
画像が無くてすみません。

 ●カレー 大島屋
 大分市中央町2-6-5 奥の細道・中ごろ
 097-536-1867
 http://www.curryhouse.jp/

食事メニューはカレーのみ。
大盛りか普通盛りか、それだけ。いたってシンプル。
辛めで味わい深い美味しさは健在。
じっくり煮込んだ具の無いカレー、
付け合わせで出てくる瓶に入ったピクルス、
この組み合わせが美味しいんだった。
10年以上全然変わらないことの素晴らしさ。
満足ーーー
街中ながらもちょっとわかりづらい場所にあるのですが、
もし大分市に行かれる事があれば、
ぜひ探して行ってみて欲しい名店です。


念願だった大島屋のカレーを堪能した後は
懐かしい大分市内をグルグル歩いて回りました。
定宿にしていたホテルのあった場所へ向かって
でも、あてがあったわけでも無く歩き続けていると
なんだか気になる看板が・・・・・


珈琲を愉しむ店 ばんぢろ
大分県大分市府内町1丁目5-11
097-536-1273


表通りの看板に導かれるように細道を入る。
民家を改造したちょっと怪しげなお店。
入口のドアの貼り紙がまたふるってる・・・
~どなたさまも勇気を出してどうかお入りください~
的な事が書いてある(笑)ますます怪しい。
さぁどうするか。
もちろん入るでしょ。

「おじゃましまーす」

店内は座敷、ちゃぶ台、座布団、、、
板敷きのスペースには食卓テーブル、厨房ならぬ台所・・・?
民家感たっぷり。
ちょっと怯みつつ窓の前のちゃぶ台席へ。

あらー 落ち着くわー
不思議な居心地の良さ。



民家的なお店なのに、あらゆる物に店名が入ってたりして
こういうところに労力を惜しまないお店、案外好きです。
窓から見える広い中庭、(今日の一番上の写真がそうです)
その庭の風情はとても素敵でした。
緑が多くて雑木林みたいな雰囲気で。

そして、本棚を漁る。なにこれ。すごいラインナップ。
ここの本棚、超面白い。
本読み目当てに一週間は通えそう。
本を読みながら珈琲を愉しむ。
至福ですねー。
ここは近くにあったら間違いなく通います。
なんといっても珈琲が美味しい。
普段、住んでいる美幌周辺で、
珈琲に関しては相当美味しいものが飲めるので
旅先ではそれを上回る美味しい珈琲になかなか出会えないのですが
ここ、ばんぢろさんのはすごく口に合いました。

全体的には盛りだくさんで愉しいお店でした。
ごちそうさまでした。


そしていよいよ夕食です。


関サバ寿司


大分で忘れられない味覚のひとつ、海の物。
関サバと関アジがとっても美味しかった記憶があります。
今回、居酒屋で関サバのお寿司を発見したので頼んでみました。
うーむ、美味!
大分さいこー!!

大分市に留まったのは一泊だけだったのですが
記憶を辿って彷徨った事も、そして新たな出会いも楽しかった。
また来たいなぁ。


福岡市、大分市、と都市の話が続きましたが
九州の旅、本来の目的は都市部ではないところにありました。
次回の旅日記はいよいよ旅の本流へ。

※前回の福岡編、前後編をやめて加筆修正して一本にまとめました。
 こちらもぜひどうぞ ↓ ↓




九州・福岡市。

2010-03-16 | 旅の記録
今日から時々、旅の話を綴っていきます。
旅の予定の無い方や、九州に興味の無い方にとっては
退屈かもしれませんので飛ばしてください。
でも なぜ書くのかというと、
こういうところで読んだ一行が何となく心に残って
いつか訪れる時に思い出して探してみたりだとか
そういうのがキッカケで旅立ってみたりだとか
少なくとも、私はそういう事がよくあるので書いてみます。


今回、なぜ旅の行き先を九州に決めたのか・・・
という話はまたの機会にするとして、
女満別空港を飛び立って、羽田を経由し、
九州の玄関として選んだのは福岡空港でした。

福岡空港は、福岡市中心街へのアクセスが非常に便利です。
地下鉄で数駅、200円ちょっとで中心部。
有り得ないほど近くて安い。

雑貨の仕事をしていた時に一度だけ来てみたことが有ります、福岡に。
その時、とても小奇麗で洗練された街という印象を持ちました。
今回、行ってみたいお店なども何軒かあったので
到着日の夕方~夜と出発日前日の夕方~夜を福岡で過ごすことに。

心地好く過ごさせてもらった店が何軒かあったので
今日はそちらを紹介したいと思います。




krank.(アンティーク家具)1F
marcello(洋服・雑貨)3F
福岡市中央区警固3-1-27
http://www.krank-marcello.com/



ショップとしての完成度の高さに驚かされた、krank & marcello

地図上ここら辺なのに間違いは無いのに、一向に見つからない建物。
周辺を2周半くらいした時、やっと見つけた小さく店名の入った扉。
もはや、来客者を拒んでいるとしか思えない、そんな入り口。

どちらから訪れようかしばらく悩んだ挙句、
1階krankは扉がわかったので、先に上階のmarcelloへ進むことにする。
案内の無い階段を昇り、またも拒絶系扉の前でしばし悩む。
もう、ここまで来ると、意地でも入ってやるぞ的な心持ちが湧いてきて
ええいっ と扉を開けた風景が、上の写真。

 ・・・ 外なんです。

ポツンと置かれたステップ、芝生、長窓、
そして、その長窓には飛行機雲が一本 ・・・・・ 出来過ぎてる。

さらに奥へと歩みを進め、もう一枚、扉を開ける。
まだまだ障害があるんです。細階段。
身体を狭めて下りるのがやっと。

そしてやっと辿り着くmarcello
迎えてくれる、人懐っこい店主の悪戯っぽい笑顔。

もう、この舞台装置だけで満足。ほんと出来過ぎ。

意外にもフレンドリーな店主と、
しばらく洋服のことや九州のことなど会話を交わしkrankへ。

krankはアンティーク家具と雑貨のお店。
こちらも雰囲気があって素晴らしいお店でした。
ご兄弟でされているらしいこの2軒、
お二人が情熱を持ってお店を運営されている事が
本気で伝わってきます。
楽しい仕掛けと上質なセレクト満載。素晴らしい。
楽しかったです。ありがとうございました。




和菓子屋 鈴懸(すずかけ)本店
福岡市博多区上川端町12-20
http://www.suzukake.co.jp/


店の佇まいから素敵だから!と素敵女子に薦められたこのお店
本当に素敵でした。行って良かった。
普段和菓子の苦手な私が、清楚で美しすぎる季節のお菓子の並ぶ
整ったショーケースにクギ付けですよ。
隣接している喫茶室も清らかな空気が流れる
品が良くて、でもしっくりと落ち着く空間。

あぁ、お腹がいっぱいです。
ごちそうさまでした。




CAFE SONES(ソネス)+ICONE(イコネ)
福岡市中央区薬院1-6-18 EJIMA BUILD
http://www.sones.cc/


街の喧騒が感じられながらもやや静かな良い場所に
この二つのお店がありました。
同じビル内1階に、手前がCAFE SONES、奥にICONE。
HomePageがやけにハイセンスなので、
ひょっとしてモダン系のお店なのかと少々心配していたのですが
二軒ともあたたかで居心地の良い空間。
ICONEではちょっとアルコールを飲みながら晩ご飯を、
そしてSONESで食後のコーヒーとデザートを食べるコースで
ハシゴしてきました。
食事、とても美味しかったです。
そして何より二軒とも接客が素晴らしい。
ほど良い親しさと優しさを感じさせる声掛けと会話で
滞店中ずーっと気持ち良く過ごさせていただきました。
福岡へ行かれる方へはぜひオススメしたいカフェです。




博多といえば屋台・・・というイメージも。


博多ラーメンとか長浜ラーメンなどと言われる
とんこつスープに細麺のラーメンが好きなのですが、
美幌周辺では食べられないのがいつも残念に思っています。
その想いが募っているため、この九州旅行中に
できれば5回は食べたいと思ってました、とんこつ。
実際は3回しか食すことが出来ませんでしたが
紅ショウガや高菜を乗っけたりスリゴマ振ったり
(私はしませんが)替え玉注文したり
オプションをドカドカ乗せつつ楽しめるラーメン、やっぱり好きです。
あと2回は食べたかったなぁ。

そんな感じで福岡の夜は更けてゆく・・・
都会は夜が長いのも良いですよねー。





放免。

2010-03-16 | お知らせ


やったー!
確定申告間に合いましたー。

一年に一度の重労働から開放されて
今夜は祝杯でもあげたい気分です!