令和を迎えた1日、新皇后雅子さまの実家近く、東京・目黒の洗足では、ご即位記念イベント「洗足駅プリンセスフェスタ」が開催された。限定100個で記念配布されるバラを求め、ベンチしかない駅前の小さな広場に約200人が集結。目黒区長も駆けつけ、閑静な住宅街が“雅子さまフィーバー”に沸いた。

 この日のために主催の洗足商店街復興組合が、花鉢100個とネットで頼んだ「令和」のロゴ入りキャンディーを用意。13時配布開始にもかかわらず、正午時点で行列が100人に達し、商店街関係者も「これは予想外!」とうなった。

 町中が皇后雅子さまに歓喜した。いつもの散歩コースで人だかりを見つけた80代男性は「平成が終わったんだね」と寂しがりつつ「花はもらえなかったけどあめはもらったよ」と初物ゲットにニッコリ。

 連休を利用し帰省した30代女性は、2歳の息子を見つめ「地元が盛り上がってうれしい。令和で息子が穏やかに温かく育ってほしい」と祈りを込めた。

 東急目黒線・洗足駅近くのいちょう通り商店街は通称「プリンセス通り」と呼ばれている。雅子さまが“プリンセス”から“エンプレス”になられた今、名称変更の有無も検討材料となるが、商店街関係者は「どんな呼び方でも洗足と雅子さまを愛していただければ」と呼びかけた。