台風19号について、気象庁は記者会見で、1958年の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となり、大雨特別警報を発表する可能性もあるとして、厳重な警戒を呼びかけた。

 狩野川台風は1958年9月26日に伊豆半島の南端をかすめ、翌27日には東京から北に進んだ大型で猛烈な台風。土砂災害や河川の氾濫が相次ぎ、伊豆半島を中心に1200人以上が犠牲になった。上陸時の中心気圧は965ヘクトパスカルで、総雨量は伊豆半島中部で753ミリを記録、最大風速は21.1メー