グランデ七瀬中町スタッフ日誌

長野市の住宅型有料老人ホーム(高齢者マンション)スタッフのブログです。

りょうさんのマウスオルガン吹き語りコンサート 2018年春

2018-05-06 20:27:50 | Weblog
5月6日

 篠原りょうさんのマウスオルガン吹き語りコンサートを開催しました。

 グランデ七瀬中町は今年で16周年を迎えますが、りょうさんとは今年で11年目のご縁となります。春と秋の年2回、りょうさんにお会いできるのを皆さん、首を長くして待っておられます。

 今回は、童謡・唱歌から、ロシア民謡、そして皆さんが生きてこられた激動の時代、「昭和」を振り返りその時代の名曲を吹き語りしてくださいました。

 曲目

    バラが咲いた  故郷  朧月夜  春の小川  春のうた  茶つみ  夏は来ぬ  夏の思い出

    ともしび  ステンカラージン  山のロザリア  一週間  百万本のバラ  

    丘を越えて 青い山脈  青い背広で  りんごの歌  影を慕いて  かあさんの歌

    千の風になって  ゴンドラの唄


   

 今回、初めてりょうさんのコンサートに参加される方も何人かいらして、りょうさんの「祈る思い」が込められた吹き語りの世界に引き込まれていらっしゃいました。

 りょうさんの吹き語りは、大切な人や、大切な場所を思い出し、そのころの穏やかな気持ちを蘇らせてくれるように思います。それと同時に避けては通れない「死」というもの、そして「生きる」ということも考えます。
 入居されている皆さんも、昭和という激動の時代に、かけがえのない人、大切なものをなくし、悲しい思いもされてきたことと思います。
 
 ゴンドラの唄、~いのち短し恋せよおとめ~ は、黒澤明監督の映画「生きる」で主人公がブランコに乗りながら口ずさむのは有名です。私たちは確実に「死」に近づいて生きているのが現実ですが、その現実に目をそらさずに「生きる」ということができているのか、本当に短い命をどう生きるのか、りょうさんの吹き語りをお聞きしながら考えずにはいられませんでした。

 りょうさんからのポストカードのプレゼント   『生きる』     

 来年の今頃は平成も終わり新しい時代となり、昭和がますます遠くなりますが、時代が変わっても、音楽は遠い記憶を呼び戻してくれて、心に栄養を与えてくれるものだと思います。改めて「音楽の力」を感じたコンサートでした。

 りょうさん、心に染みるコンサートをありがとうございました。