孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

担任の先生の包容力

2021-12-21 21:33:11 | 生後7ヶ月から

きのうは、ろう学校乳幼児教室の個人面談がありました。

ふだんのグループ活動(すでに2回参加)は母親のみのつきそいですが、個人面談は家族も同席可。

わくわくと参加しました。

 

まず聴覚検査から始まりました。

先週月曜日にこども病院で受けたのと同じCOR検査。

結果は、裸耳50~60デシベル、補聴器40~50デシベル。

こども病院の結果はそれぞれ70デシベル、30デシベルでした。

裸耳聴力が予想外に良くてうれしい。

 

そのあと、担任の先生(40代女性)と娘が話すのを、赤ちゃんを抱っこねんねさせながら聞きます。

じつに包容的な対応をしてくれるひとで、うれしいおどろき。

たとえば、離乳食のことが話題になりました。

先生:「離乳食はつくっているんですか?」

娘:「いえ、あの...」(わたしの顔色をちらりと見る)

先生:「ああ、レトルトはいいですよね。わたしも大いに使いましたよ。離乳食ってけっこうストレスですもんね」

 

こんな調子で、娘の口下手さやトロさを、あまり気にしないでほがらかに受けとめてくれるのです。

ありがたかったです。


またやってる

2021-12-19 10:27:26 | 生後7ヶ月から

前記事を読んで、「ほらほらまたやってるよ」とあきれているかたが多いかもしれません。

 

「どうして祖母のあんたが何もかもやろうとするの?」

「母親である娘さんの人生(生活)を、まるで横取りしてしまっているよね」

「娘さんにやりかた(聴覚訓練の)を教えればいいんじゃないの?」

「もっと娘さんを信頼しないと」

などなど...。

 

娘を信頼できないのです。

教えてもわたしのように(うまく)はできないだろう、という危惧があります。

 

家のかたづけや離乳食程度のことなら、うまくできなくてもあまり実害はないでしょう。

でも、赤ちゃんの「聞こえ」は最重要課題です。

効率的かつ効果的に、きちんとやっていきたい。

娘夫婦のタラタラした対応にまかせておくのは不安なのです。

 

 


私設聴覚訓練士

2021-12-19 09:54:06 | 生後7ヶ月から

「週3日は多すぎる、2日にして」と、娘に言われました。

「そうだね、そうしようか」と応じられたらどんなにいいか。

娘は解放感を味わえるし、わたしたちは身体的に楽になって、まさにウィンウィンです。

 

でも...、ここはゆずれません。

 

離乳食などの赤ちゃんの世話は、娘にまかせようとふんぎりがつきました。

けれど、いまいちばん大事なのは赤ちゃんの耳のことです。

赤ちゃんはそろそろ8ヶ月目にさしかかります。

補聴器を積極的につかって、たくさんの音や言葉をシャワーのように聞かせていかなくてはなりません。

 

娘たちも、以前にくらべれば努力はし始めているようです。

補聴器をつけてテレビの幼児番組(「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」)を見せたりしているようです。

 

でも、それでは足りない。

私設聴覚訓練士として、週3日、濃厚に赤ちゃんと関わりたい。

たくさんのことを赤ちゃんに話しかけたい。(大きな声で、明瞭な発音で。)

できれば毎日でもやりたいこの聴覚訓練、週2日なんて少なすぎて不安です。


娘の意欲をそぎつづけて

2021-12-18 12:53:41 | 生後7ヶ月から

散歩の最後に、ヨーカドー内のスタバでお茶することに。

しょんぼりと抹茶ラテをすすっている娘を見て、心がいとおしさにあふれます。

このへんからわたしの心は反省にかたむき始めていたし、帰りの車の中ではもっとハッキリした気持ちになりました。

 

たしかに娘は、自分なりにがんばっていた。

市主催の離乳食教室に参加したと言ってたし、本も買っていたっけ。

でも...、娘のすることは何でもトロくさく見えてしまうわたし。

大丈夫なの? うまくできるの? フレークなんか使って心配だよ。

お母さんがやればずーっとじょうずにできるんだよ、お母さんにまかせて。

 

ああ...、何十年ものあいだ、こうやって娘の意欲をそぎつづけてきた母親だった。

「下手でもいいからやってみる」ことも「失敗をくりかえす」ことも許さなかった。

 

そんな娘がいま、わが子の世話についてもガンガン母親から介入されて...。

もうかんべんして、という気持ちになって...。

その気持ち、わかる、わかるよ。

お母さんが悪かったね。

 

車のなかでずっと考えつづけたこんな気持ちを、家についてから娘にラインしました。

娘からすぐ返信があり、そのなかに「週3回の訪問は多すぎていやだから2回にして」という要望がありました。

ああ...。あんたの気持ちはわかるけど、それは困る。だって...。

(次記事へ)

 

 

 

 

 

 

 


離乳食バトル

2021-12-18 12:20:17 | 生後7ヶ月から

またやってしまいました...。

 

離乳食です。

赤ちゃんの離乳食のために、先日ハンドミキサーを購入したわたし。

これを使うと、ごくごくかんたんに、栄養満点の混ぜがゆ(野菜やしらすなど)ができます。

これを小容器に小分けして(冷凍保存してもいいように)娘のところに持って行きます。

 

娘のつくるフレークがゆなどとちがっておいしいらしく、赤ちゃんはパクパク食べます。

おかずの一品もふくめて、あっという間に完食。

「ばあばのまんまはおいちいでちゅか?」などと言っていると、となりで娘が固い表情をしています。

 

ここからバトルが始まりました。

「よけいなことしないで」と娘。「こういうことされると不愉快なんだよ」

「はあ?」たちまち燃え上がるわたし。

「あんたのためにやってるんじゃない。赤ちゃんのためなんだよ、少しでもおいしく食べさせたいんだよ」

 

平和主義者の夫は、そっと赤ちゃんを抱き上げてとなりの部屋に避難。

ただならぬ気配におどろいた赤ちゃんが、じいじのひざの上から目を丸くしてこちらを見ています。

 

激しい言い合いはすぐにおさまったけれど、気まずい空気がのこりました。

「気分転換に散歩に行こうか」とわたし。

「うん」と娘。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて、おとな3人が引率(?)します。

「カッコわるいからちょっと離れて歩こう」と言い合いながら、ちかくの公園を経由してイトーヨーカドーへ。

(次記事へ)