孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

あたらしい補聴器のトラブル

2022-02-23 07:51:00 | 生後9ヶ月から

おとといこども病院で受け取った「マイ補聴器」が気になって、きのうも娘宅を訪問しました。

「あたらしい補聴器、つけてみた?」

「ううん」

「えっ(なんで)、......?」

 

モヤモヤしますが...、まあいいか、補聴器奉行はわたしなんだし。

気を取り直して補聴器を取り出します。

電池をセットして、電池ブタを閉めようとすると閉まりません。

(レンタルしていたデモ機とは、微妙に形状がちがっているのです。)

ムリに閉めようとすると、電池ブタがこわれそう。

 

これは一大事です!

すぐにこの補聴器をあつかっている専門店に電話して、見てもらう予約を取りつけました。

2時に行って見せると、案の定、「電池ブタが破損している」とのこと。

きのう病院では大丈夫だったんだから、娘夫婦がきのうこわしたのかな、それともさっきわたしが?

忸怩たる思いが湧いてきますが、店側の応対はていねいで、部品をとりよせて無料交換しますとのこと。

それまでは、この補聴器を問題なく使えるとのこと。(応急措置をほどこしてあるので。)

 

これでひと安心。

家に帰ってさっそくマメちゃんのお耳に装着。

「マメちゃんあたらしいお耳ですよー」と言って見せると、カラフルな補聴器を見てニッコリするマメちゃん。

ただ、デモ機にくらべるとハウリングが強いような気がします。

耳に入れるまでピーピーいっていて、しっかり耳穴セットするとおさまるのですが...。

15分くらいでマメちゃんは手で取ってしまいました。

 

はあ~。せっかく補聴器に慣れたと思ったのに、あたらしい機種(?)に慣れるまでまたひと苦労か。

やや意気阻喪して帰ってきました。

マメちゃんの補聴器問題、前途多難です...。

 

 

 

 

 

 

 


やっとゲットした「マイ補聴器」

2022-02-21 20:39:25 | 生後9ヶ月から

今日はこども病院耳鼻科の受診日。

前回(ひと月まえ)は書類不備で「マイ補聴器」が受け取れず、補聴器技師さんの不興を買ってしまいました。

どうか今日は不手際がありませんように...。

 

良かった大丈夫。赤くて可愛い「マイ補聴器」が無事ゲットできました。

何と、自己負担金わずか5800円というリーズナブルさ!

日本の行き届いた医療制度が、しみじみとありがたいです。

 

さて、新しい補聴器を受け取るにあたって、技師さんからいろいろ説明がありました。

それを娘夫婦の肩越しに、身を乗り出すようにして聞くわたし。

「何か質問がありますか」という問いかけに、3つも4つも質問してしまうわたし。

 

「何だこのひと?」という技師さんの視線が痛かった。

このひとの目にわたしたち家族は「うすのろな両親と出しゃばりな祖母」というふうにうつっているのよね。

みっともないひとたちとして、軽侮の目で見られているのよね。

ほんとうのことなんだけど、ちょっと(かなり)くやしい。

 

だって、だってさ、あたらしい補聴器の使い方は完璧に理解しておきたいもの。

これから、マメちゃんの大事な大事なお耳になるんだもの。

やっぱり娘夫婦はいまいち頼りないもの。

わたしこそが「補聴器奉行」として頑張らなくてはいけないもの。

 


耳穴は鼻に向かっている

2022-02-11 15:26:04 | 生後9ヶ月から

1週間ほどまえ、ある難聴児ブログを読んでいました。

難聴児ブログは、

1、ママさんがやたら優秀

2、お子さんの難聴が比較的軽度(伝音性で50デシベルとか)

というものが多くてあまり参考にならないのですが(むしろ凹んでしまう)、このとき読んでいたブログは、、、。

 

ママさんは超のつく優秀聡明な方なのですが、お子さんが重度難聴のほかにも合併症を持っておられて、その子育ての日々は苦難の連続です。

むちゃくちゃ感情移入し、息をあえがせて読みました。

 

さて、そのブログの中にさり気なく出てきた次の文章。

「耳穴は鼻に向かって伸びているので、イヤーモールドをその方向に入れるとうまくピタリとはまります。」

なんと!!

このヒントだけで、マメちゃんの補聴器問題が大前進したのです!!

 

次にマメちゃんに会ったとき、補聴器をつけるまえにマメちゃんを横にして、耳穴をじっくり見ました。

そして、その耳穴にイヤーモールドの先端を、鼻がわに向かうように入れました。

するとごく簡単にピッタリ装着ができ、さらにうれしいことに、マメちゃんが心地よさそうにしているのです。

マメちゃんが補聴器をイヤがらないのです!

 

その日、1時間以上ふつうに補聴器をつけていられたマメちゃん。

こんな、こんな、何でもないコツがあったのか。

誰も教えてくれなかったコツ。

これまではマメちゃんの耳穴を見ることもせず、ただめくらめっぽうに耳に差し込んでいました。

うまくはまっていなくて、マメちゃんイヤだったろうなあ。

ゴメンね...。


社団法人「言葉のかけはし」

2022-01-30 09:18:15 | 生後9ヶ月から

思い出したのです。

以前「こみこみライン」の会員さんが、「言葉のかけはし」という社団法人を紹介していたことがありました。

難聴への理解と支援を求めるこの団体、代表の岩尾さんという男性が、わかりやすいPR動画に出演しています。

岩尾さんの難聴のお嬢さん(両耳90デシベル、感音性難聴)は小学生。

そのお嬢さんの子育てについて、10本ちかい動画(各5分程度)で岩尾さんは語ります。

なぜか落語家ふうのくだけたスタイルで。

 

たしかこのお父さん、そのうちのひとつの動画で、補聴器の常時装用について話していたっけ。

こみこみラインの過去投稿をスクロールしてみます。

あった! 昨年11月13日の投稿でした。

サイト内をいろいろ検索して、目的の動画を発見。

 

この動画でのお父さんの発言をまとめると、

*補聴器をつけ始めたのは生後6ヶ月(マメとあまり変わらない)

*最初は3分とか5分くらいの装用がやっと

*常時装用は1歳3ヶ月くらいから

*常時装用から半年くらいで(2歳になる少しまえ)初めての発語があり、その後順調に語彙がふえた

 

この動画の安心感は、はかりしれないものがありました。

1歳3ヶ月での常時装用かあ。

マメちゃんにはまだ半年あるじゃん。

焦りまくらなくてもいいじゃん。

娘夫婦とバトルしなくてもいいじゃん。

 

このころ(昨年11月)はまだ、伝音性難聴と感音性難聴についてよくわかっていなかったけれど、いまはわかります。

このお嬢さんが両耳90デシベルの感音性難聴ということは、マメよりも少しわるいくらいかも。

それでも、1歳をすぎて補聴器常時装用にたどりついたあと、言葉の発達はわりあい順調だったみたい。

 

希望を持とう。

ありがとう、岩尾さん。

 


「常時装用」の呪縛

2022-01-30 08:21:18 | 生後9ヶ月から

難聴児子育てブログをいくつか読みましたが、どれももう、優等生ママばっかり。

「生後すぐの乳児期から、たくさんたくさん話しかけました」

「毎日、絵本の読み聞かせををがんばりました」

「こんなことをしました、あんなこともしました、アレも、コレも...」

そしてそのかいあって、お子さんの言語習得はかなり順調のようなのです。

 

このママたちは、補聴器装用の苦労など、あまり語ってくれません。

「つけられて当然」なのでしょう。

早い時期からあたりまえのように「常時装用」を達成できていたのでしょう。

「は? つけられないって何? どういうこと?」なのかもしれません。

 

でもマメちゃんの場合、冷静に考えてわかったのですが、現時点での常時装用など「夢のまた夢」なのでした。

補聴器はやはり気になるらしく(泣いていやがるというほどではない)、すぐ耳に手が行きます。

なので、その右手をさりげなく押さえ込んでおかなくてはなりません。

この状態で、30分~1時間くらいは気をそらしておけるけれど、それ以上はムリ。

娘夫婦にやる気がない、というような問題ではないのでした。

 

優等生ママでなく普通ママ、またはぶきっちょママの補聴器体験はないのかなあ。

ここで思い出しました。(次記事へ)