孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

なぜ補聴器をつけない?

2021-11-27 14:49:53 | 生後7ヶ月から

きのうは高速がメチャクチャ渋滞し、いつもの倍近い時間がかかりました。

疲れ切ってたどりついたのに、娘からは「たいへんだったねえ」的なねぎらいの言葉がない。

その後も、何となくブスッとして感じ悪い。

そして赤ちゃんも(寝不足が原因らしいけど)、笑顔が乏しく元気がない。

 

何だったの、あの4日間は?

一家をあげて「明るく楽しい家族」を演じてたの?

(ま、娘としたら、「大好きな夫はべつとして、親なんかに愛想をふりまく必要はない」ってところかもしれません。)

 

そんなことより何よりわたしが納得できないのは、きのうも赤ちゃんが補聴器をつけていなかったこと。

だいたい娘たちは何を考えているのか?

こども病院でレンタル補聴器をわたされたのは、2週間以上もまえではないか。

その後、うまくつけられないからと補聴器専門店に訊きに行ったりして、やりかたはもうわかったはず。

それなのに、積極的に補聴器をつけようとしない。

うちに滞在していたときも、わたしがうながして仕方なくつけたりしていた。

 

つけるのが面倒くさいの?

つけても赤ちゃんがすぐ取ってしまうから、ムダだと思ってるの?

いやがるからかわいそう、とか思ってるの?

 

面倒くさくてもつけるんだよ。

すぐ取ってしまったらまたつけるんだよ、何度でもつけるんだよ。

いやがって泣いてもつけるんだよ、押さえつけてでもつけるんだよ。

 

娘夫婦に対する信頼感がまた低下してきました。

上がったり下がったり、ジェットコースターみたい。

 

危機感を感じて、きのう急遽つけ方をマスターしたわたしです。

昼寝から起きたあとすぐつけて、大きな声で絵本を何冊も読んであげました。

 

 

 

 


楽しい4日間だったけれど

2021-11-27 14:20:50 | 生後6ヶ月から

4日間娘一家を間近に見て、すっかり安心したわたしです。

赤ちゃんはイキイキはつらつだし、親たちは本当に赤ちゃんを可愛がっている。

赤ちゃんがキャーキャーはしゃぐ声とパパママが楽しげに笑う声が、しょっちゅう娘たちの部屋から聞こえてきました。

 

娘と婿さんの夫婦仲も相変わらずあたたかい。

ある朝、夫とわたしが娘を叱りました。

「**、髪がぼさぼさだよ。きちんととかしなさい」

「ほんとだよ、だらしがないよ」

(だいたい、36歳にもなって、こんなことで親から叱られる娘って...。)

するとそばにいた婿さんが「これからとかすんだもんねー」と、娘にやわらかくほほえみかけます。

(「あのさー△△くん、ちょっと甘やかしすぎだよ」と、うれしいような歯がゆいような。)

 

...そんなこんなの楽しい4日間が終わって、娘一家は他県に帰っていきました。

そして、なか二日あけたきのう、いつものように娘宅を訪問してみると...何だかようすが...。

(つづきます)

 

 


赤ちゃんはお転婆さん

2021-11-26 17:48:21 | 生後6ヶ月から

滞在3日目の22日(月)。

「今日はふたりで一日デートしたいから、赤ちゃんを見ててくれる?」と娘。

「もちろんOKだよ。楽しんでおいでね」とわたし。

 

こうして、朝9時から夜9時まで、12時間赤ちゃんを見ることになって。

赤ちゃんのキャラがはっきりわかりました。

赤ちゃんは、かなりのお転婆さん。いきいきハツラツで元気いっぱいなのでした。

 

何でもさわってみたい、見てみたい。

まだハイハイがじょうずにできないので、連続寝返り・後方ずりばい・仰向けブリッジ移動、などなどを組み合わせて、何とか行きたい方向をめざす。

そうやって何十分も夢中でひとり遊びして、あきてくると甘えたぐずり泣きをする。

抱っこすると、しめしめという表情をする。

ソファにすわると文句を言い、立って歩けとエラソーに命令するが、しばらくすると肩に顔を埋めてコテンと眠ってしまう。

そして、たっぷり眠って起きると、輝く笑顔をたくさん見せてくれる。

 

娘夫婦を尊敬する気持ちがわいてきました。

きちんと育ててるじゃん。立派だよ。

「笑顔が少ない、表情が乏しい、大丈夫?」などと思っていたのは杞憂のようです。

 

とてもとても安心しました。

 


オープンにシェアする

2021-11-26 16:16:38 | 生後6ヶ月から

長男一家は昼ごろ、いつものように明るくほがらかな幸せオーラを放ちながらやってきました。

始めは少し緊張して居心地のわるさを感じていたわたしも、だんだんリラックス。

長男一家に赤ちゃんを見てもらうことが、うれしく楽しいことに感じられてきました。

 

親たちも子どもたちも、たっぷり赤ちゃんを可愛がってくれてありがたかった。

4歳女児孫は離乳食のときに、そばにつききり。

ときどきスプーンを持たせてやると、うれしそうに赤ちゃんの口に芋ペーストを入れていました。

(スプーンがくると、パックリ口をあける食いしん坊な赤ちゃん。)

 

長男は、寝ぐずりを始めた赤ちゃんを抱き取って、根気よく上手に寝かしつけてくれました。

嫁さんは、なにやら親身に、離乳食アドバイスを娘にさずけています。

 

9人の人間が楽しく過ごした数時間。

すばらしい秋晴れだったので、庭や家のまえの道路に出て遊んだりしました。

娘も婿さんもうれしそうにニッコニコ。

夕方帰っていく長男一家に手を振りながら、心がホッと解放されるのを感じました。

 

これまでいつも、息子たちのまえでは、何となく娘や赤ちゃんの話題を避けていたわたし。

それとない「アンタッチャブル感」をかもし出していたわたし。

そんな必要はないのね。

赤ちゃんの障害を、もっとオープンに息子たちとシェアしていいのね。

(でも、両耳難聴のことはやはりまだ言えなかった。)

 

 

 

 


娘一家、長男一家と会う

2021-11-26 15:47:11 | 生後6ヶ月から

11月22日(月)に婿さんの代休が入って4連休になったからと、娘一家が泊まりに来ました。

19日(土)~23日(火)の三泊四日です、

可愛い赤ちゃんと穏やかで優しい婿さんをむかえて、心ウキウキ。

 

さてこの四日間、いろいろな感想や発見があったので、順に書いていこうと思います。

 

まず、滞在二日目の20日(日)に、長男一家が遊びに来たことから。

これは娘の方から「**兄ちゃんに会いたい」と声をかけて、実家集合となったようです。

娘一家は、次男一家とは夏に会っているのですが、長男一家とは5月末の赤ちゃんデビュー以来会う機会がなかったのです。

 

この日をまえに、わたしの心には複雑な思いがありました。

「長男一家に、障害のある赤ちゃんをじっくり見られたくない」という思いです。

な、な、何という差別意識のかたまり。

自分で自分を思いきり突っ込みましたが、その後ろ向きな気持ちを、自分でどうすることもできません。

 

何しろ、長男一家は完璧すぎるのです。

絵に描いたような幸せ一家なのです。

そんなひとたちに「障害のあるかわいそうな赤ちゃん」と思われたくない...。

 

でも、娘も婿さんも、そんないじましい思いとは無縁のようです。

兄一家に自慢の赤ちゃんを見せることが、ひたすら楽しみなようです。

(つづきます)