孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

公開保育

2024-06-08 19:59:09 | 3歳から

ここだ! という例の本命幼稚園で、公開保育がありました。

時期からして在園児保護者向けと察しがつきますが、問い合わせると、

「入園希望者の方もどうぞどうぞ」

と、至ってウェルカム。

娘とマメと3人で、ウキウキと参加しました。

 

朝のわやわやした時間が終わると、

「年少さんのダンス発表があります」とのことで、広い体育室へ。

 

元気いっぱいの先生が前に立って、音楽に合わせて号令をかけます。

<「つぎは1」「つぎは4」などの指示にしたがって、

足元に置かれた「1」「2」「3」「4」の丸い数字パネルの上を軽やかにステップする>

はずの子どもたちなのですが...。

 

何とかそれらしく動いていたのは、14人中約半分の6〜7人。

のこりの子どもたちは、

*その場に棒立ち or  座りこむ

*ウロウロと歩きまわる

*親のそばをべったり離れない

などでした。

 

フムフム、これなら安心です。

秋の入園後、マメが生活をともにするクラスメートたち。

学齢的にはマメの一学年上になる子どもたち。

年少さんて、まだまだこんな「わからんちん」(笑)なのね。

マメがついていかれなくて落ちこぼれる心配は、まずなさそうです。

 

もうひとつ、この公開保育で知った大きな安心材料は、在園児数です。

まず年少クラスの人数。

ダンスのときも数えたし、部屋の壁に貼ってある名簿でも数えたけど、

わずか14人なのです。

 

ここに、マメのような満3歳入園の子が5〜6人加わったとしても、やっと20人ちょっと。

そして、年中クラスも年長クラスも似たりよったりの人数のようでした。

つまり、全部で60人〜70人しかいないという、圧倒的少人数園なのでした。

 

なーるーほーどーね。

これが少子化なのね。

たぶんどこの園も似たりよったりなのだろうと想像されます。

HPでは定員100人とか300人とか公表してるけど、あれはあくまで定員。

実態は大きく定員割れしているところが多いんだろうなあ。

 

ま、マメにとってはありがたいことです。

 

幼稚園生活(ダンスも含めて)にすっかり心を奪われたマメ。

園庭では三輪車や砂場で活発に遊び、年長のお姉さんたちに優しくされて、大満足のようすでした。

 

弱っていたわたしの心も、久しぶりに晴れ晴れしました。

転居でいろいろなものを失った気がして、へこたれていたけど。

そんなにネガティヴに考えなくていいのよね。

失ったものでなく、新たに得られるものに目を向けなくてはね。

 

「住めば都」

「人間いたるところに青山あり」

というような言葉が胸に浮かんだことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マメ3歳1ヶ月

2024-06-01 21:03:20 | 3歳から

先日、娘宅近くの大きな公園に行きました。

公園のゴミ箱には全部、アミがかけられています。

 

「ゴミ箱だけど、ゴミを捨てちゃいけないんだよ、公園のゴミはおうちに持って帰るの」

 

「ふ〜ん」という表情で聞いていたマメ、少しして、ペチャクチャおしゃべりが始まります。

「マメちゃんがゴミ捨てたら、えーっこれなにーっておまわりさんビックリするね。

パトカーでけいさつに連れて行くよ。

パパとママとじいじとばあばに会えなくて、マメちゃんえ〜んするよ」と。

(「おまわりさん」「けいさつ」「パトカー」が、マメ最近の急上昇ワードです。)

 

「よく話せる」からと言って「よく聞こえてる」とは限らない。

1〜2ヶ月まえにこのことに気づいてから、気持ちが凹んで、マメの言語発達を素直に喜べなくなって...。

でもこの頃ようやく、以前のように、マメとの会話が楽しくなってきました。

 

先日3人で駅前通りを歩いていた時、

「ちょっとコンビニ寄るから先に行ってて」と娘が言います。

少し歩いてから、「ママまだかなあ」とふりかえるマメ。

わたし: 「あ、あれママじゃない?」

マメ: 「ちがう、ママじゃない、ひと!」

わたし: 「ん?」

マメ: 「(その女性を指差して)あれはひと!」

わたし: 「へぇ~(笑)」

 

別の日、

「ばんそうこうだよ」と膝を見せてきます。

とてもクリアな発音に驚きました。

「マメちゃん、前はばんそうこうのこと<はーしょーしょー>って言ってたよね」とからかうと、

「<はーしょーしょー>だって!」と大爆笑。

 

全体に、発音が大改善してきました。

おてまぎ、むかかき、ぱこぷた、など「まだまだ」な例も多いですが。

 

それぞれ

お手紙、むらさき、ヘリコプター、です。


くもん入室テスト

2024-06-01 04:47:55 | 3歳から

きのう、娘とマメを伴って、くもん教室に出かけていきました。

ふたりとも、ウキウキワクワクしています。

 

教室に入っても、ぜんぜんものおじしないマメ。

先生に聞かれて、名前(フルネーム)と年齢をハキハキ答えます。

いいぞいいぞ。

 

娘が、まえの先生からもらった進度表をわたします。

「ふんふんなるほど、*ー*まで進んでいるんですね」

「じゃあ今から、かんたんな確認テストをします」

 

*鉛筆で線をなぞる(「ズンズン」という学習項目らしい)

*絵カードを読む

*先生のあとについて語句をくり返す

などの「テスト」をしました。

 

すべて落ち着いて、難なくクリアするマメです。

 

先生がたくさんほめてくれます。

営業トークだけとは思えない、前のめりなほめことばです。

 

するとマメが、持参したくもんリュックのフタを開けて、それとなく中身をチラ見せしています。

目ざとく見つけて「あらなあに、それ見せてくれる?」と先生。

うれしそうにマメが先生に手渡したのは、花マルがたくさんついた「ズンズン」のプリント束なのでした。

 

そこでまた盛大にほめられて、マメは得意満面。

 

「ほんとうにかしこいお子さんだと思います」

何度も太鼓判を押されて、とてもうれしく誇らしかった娘とわたしです。

 

来週は体験授業を2回やってくれるそうです。

「ではまたその時に」と言いかけると、

「もうお母さんは来なくていいよ」と娘。

「えっダメダメ」とわたし。

「いいってば」と娘。

先生が苦笑しています。

 

う〜ん、娘の気持ちもわかるけど...。

体験授業を見た上で、こちらの要望を伝えたり、気になることを質問したり。

娘よ、あんたにそんな芸当ができる?

きのうだって、マスク愛好者らしい先生に「マメと話すときはマスクを取ってほしい」と頼んだのはお母さんだよ。

(けっこう言いづらかったよ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


くもん2歳児グループを見学

2024-05-27 17:01:11 | 3歳から

というわけで、先週土曜日、娘宅から徒歩5分のくもん教室に出かけていきました。

娘たちにはあえて伝えず、家にも寄らず、スッと行ってスッと帰りました。(片道1時間。)

 

ふたりの男児が、ロの字型に並べた机の二辺に座ります。(親に抱かれて。)

(ひとりはちょうど3歳、もうひとりは2歳3ヶ月。)

正面が先生です。

 

速い、すべてがとても速い。

童謡を聞かせる

絵カードを見せて名前を言わせる

数字を100以上まで数える

国旗カードを見せて名前を言わせる

ことわざカードを見せて先生のあとに復唱させる

漢字カードを見せて読ませる

絵カードを見せて英語で言わせる

などなど。

 

流れるようなスピードで「授業」は進みます。

すごい!英才教育じゃん!

と驚くなかれ。

 

ふたりの男児はほとんど声を発しません。

先生のほぼひとり芝居です。

 

まあ、これはこれでありかも。

2〜3歳児への「授業」なんて、こんなもんかも。

何となく、少しずつでも耳に(頭に)残ればそれで良し。

 

わたしが興味深く見ていたのはふたりのこどもたちでした。

とにかくぼーっとしています。

先生に促されても、何もせず何も答えません。

(先生も、とくに気にせずドンドン進みます。)

 

へぇ、こんなんでいいんだ。

 

先日幼稚園のプレクラスに参加したとき、

マメは、歌にも手遊びにもあまり参加できませんでした。

「集団の場では、やっぱりよく聞こえないのかなあ」

と悲観したけど...。

待てよ、そうじゃないかも。

 

これって、「2〜3歳児あるある」なのかも。

先生の働きかけにろくすっぽ反応しない。

笛吹けど踊らず。

 

「聞こえない聞こえない」と必要以上に悲観するのはやめよう。

マメが何もせずにぼーっとしてたら、この男の子たちを思い出そう。

 

ほらね、来てよかったわ。

こうして、それなりの収穫があったわ。

 

2歳3ヶ月の子はとても落ち着きがなく、パパの膝でモゾモゾモゾモゾ。

去年の(2歳1か月の)マメは、もっとシャンとしてたなあ。

と、心のなかでマウントを取ったりもできたし。

 

この「授業」にはまったく魅力を感じなかったのでパス。

 

となると、3時からの「通常くもん」に参加することになるけど、それはどんな感じなのか?

くもんのポリシーが「自学自習」であることはよくわかっています。

でも、3歳児の「自学自習」って?

 

で、わたしのほうから提案してみました。

*配布された教材をこの場でやる(5〜7分)

*先生に見せて丸付けしてもらう(2〜3分)

*対面で絵カードなどを読む(5〜7分)

これにシール貼りや支度・片付けを入れて、計15〜20分

 

こんな感じでやってもらえないかと。

 

まわりに大きいお姉さんお兄さんがいる教室風景は、マメにとってもうれしいかも。

マンツーマン授業とは違った魅力があるかも。

 

「わかりました」と先生。

今週金曜日に入室テスト(?)

来週火曜金曜に体験授業

という段取りになりました。

 

さあどうなることやら...。


「くもん」ふたたび

2024-05-27 16:20:02 | 3歳から

9月か10月に幼稚園にはいれるまで、「なんかひま〜」なマメが行くところはないか。

娘と顔を見合わせて

「アレだよ!」

と考えついたのが

そう、くもんです。

 

マメも「うん、くもん行く!」と張り切っています。

さっそく、娘宅近くのくもん教室をさがして電話します。

 

電話口の担当者と、話がかみあいません。

「えーと、ですからね、教材を自宅で進めるという一般的なベビーくもんのやり方じゃなくてね」

と、まえのくもん教室のやり方を説明します。

「週2回、30分ずつ、対面マンツーマンで授業を受けるやり方でお願いします」

 

「あのー、そのようなやり方はうちではやっていないし、どの教室でもやってませんよ」

「えっ、そうなんですか?」

 

だんだんとわかってきました。

あのやり方はくもんの規定プログラムではなく、先生がまったくの善意でやってくれていたものなのだと。

 

あのとき(去年の今ごろ)の情景が思い出されます。

雨の日だったなあ。

わたしと娘とマメが教室に入ります。(もちろん事前予約ずみ。)

マメは、最初は場所見知り大泣きだったけど、そのあとは機嫌良くあたりを見まわしていたなあ。

娘はいつものように黙って座っていたなあ。

 

わたしがこちらの事情を説明し、他県から2時間かけて頻繁に通っていることを話すと、先生の顔に温かい共感の表情が浮かんだなあ。

「おばあちゃま、すごいがんばりですね」

 

そして言ってくれたのだった。

「家で教材を進めるやり方(2200円)でなく、教室で対面授業(7700円)もできますよ」と。

「えっほんとですか?ぜひぜひ、そのやり方でお願いします!」

 

あのとき、マメのこともすごくほめてくれたっけ。

「とてもかしこいお子さんです、見ていてわかります」と。

 

先生の大きな善意を(今さらながら)感じて、ありがたくて胸がいっぱいになりました。

 

電話口の担当者(先生)は、

「だって、そんなやり方、時給換算にしたらまるでボランティアですよね」

などとせちがらいことを言っています。

 

でもいろいろ話していくうちに、

「要するに対面での授業をご希望なんですね」

「それならこれはどうでしょう?」

「毎週土曜日10時から、2歳児2〜3人のグループレッスンをやっています」

 

正直なところあまり魅力は感じなかったけれど、何ごとも経験なので、見学に行ってみることにしました。

(そのようすは次記事にて。)