孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

補聴器の効用がわかったの?

2022-03-27 20:15:37 | 生後11ヶ月から

マメちゃんの補聴器、常時装用への道はまだまだ遠いものと思っていました。

それが、予想外にはやく達成できそうな雲行きになって、うれしいやらびっくりやら。

 

原因を考えてみました。

まず第一に、イヤーモールドを新調したことが大きいかもしれません。

耳穴にピタリとはまって、装着感が心地よいのでしょう。

 

第二には、マメちゃんが成長して、補聴器の何たるかがうっすらとわかってきたのでしょう。

「これをお耳につけると、何だかにぎやかになってうれしい」みたいな感覚が、少しずつ芽生えてきたのでしょう。

 

こうして、マメちゃんがいやがらずに補聴器をつけられるようになると、親(娘夫婦)にも前向きな意欲が湧いてきます。

 

良かった。

好循環が始まっています。

補聴器をつけたマメちゃんは、ますます「イキイキはつらつ度」を増しています。

まわりのおとなに笑顔を向けることが多くなったし(お得意の仏頂面はかげをひそめがち)、

ベビーカーで散歩に出れば、今まで以上に周囲を興味深く見ています。

 

何より、娘が安心安定のようすを見せていてうれしいです。

 

 

 


奇跡が起こって

2022-03-26 17:43:59 | 生後11ヶ月から

こども病院でデモ補聴器を貸与されたのが、生後6ヶ月半のとき。

なかなか長くはつけられず(マメがすぐ取ってしまうので)、一日一時間がやっと。(それも毎日ではない。)

 

生後8ヶ月の時にあるひとから「常時装用を急いだ方がいいです」と言われて大あせりが始まりました。

補聴器装用にあまり積極的でない娘と、激しいバトルを繰りかえす日々。

...その後「うちの子の常時装用は1歳3ヶ月から」というネット動画を見て、興奮がややクールダウン。

ま、うちもそんなところでいいか、と楽な気持ちになりました。

 

ところが...。

ここ一週間で、あっという間に常時装用状態に到達したのです。

まず水曜日の訪問時。 部屋に入ると、マメちゃんが補聴器をつけています。

こんなことは初めてなので、うれしいオドロキです。

(いつもは私が行ってから私がつけていました。私が行かない日はどの程度つけていたのかわかりません。)

 

11時から4時までの滞在中ずっとつけていたし(昼寝中も)、そのあと夜のお風呂までつけていたそうです。

そして二日後の金曜日(きのう)も同じ状況。

その間マメちゃんは、いちども補聴器をいやがるそぶりを見せません。

 

こんなに簡単に、悲願が達成できるとは...。

狐につままれたような、拍子抜けしたような、妙な気分です。

 

 

 


今からが正念場

2022-03-22 17:28:25 | 生後10ヶ月から

この3連休、娘一家が泊まりに来ました。

ふだんからしょっちゅう会っているマメちゃんですが、朝から晩までいっしょに過ごすのはまた格別です。

可愛い可愛いと夢中の3日間でした。

 

3日目の朝、「さあ今日もお耳をつけようね」と補聴器をとりだしました。

「うまくつけられるかなあ、自信ないなあ」などと言いながら「**くんどう?」と婿さんに補聴器をわたすと、てぎわよくサッサッとつけてしまいます。

「エっすごい、**くんじょうずだねえ」

「いやあ、たまたまうまくできただけです」

 

ピタッとつけられてハウリングがなく、何よりマメちゃんが心地よさそうにしていることで、婿さんもうれしそう。

そのまま3時間くらいつけていられたので、「良かったねえ良かったねえ」と大げさに喜んでみせました。

 

どうもこのパパさん、あまり補聴器に熱心でないのが気になっていました。

なぜか「(ちゃんと)聞こえている」と思っているようです。

パパとママにもっと自覚を持ってほしいところですが、以前にくらべればずっと前進しているので、あまりあせらずに常時装用をめざしていきたいと思います。

 

今からがマメちゃんの言語習得の正念場。

案外すんなり進めるのか、それとも悪戦苦闘の道のりになるのか、まだ予測がつきません。

ちょっと武者ぶるいが出てきます。

 

 

 


マメちゃんはどんな子?

2022-03-14 15:55:34 | 生後10ヶ月から

まだ1歳にもならないマメちゃんですが、だんだん個性がハッキリしてきました。

相変わらず笑顔が少なく、いわゆる愛嬌たっぷり赤ちゃんとはほど遠いマメちゃん。

「べつに面白いことなどなにもない」という仏頂面が得意のマメちゃん。

 

でも、わたしにはわかります。

じつはマメちゃんが「イキイキはつらつ」の赤ちゃんであることが。

 

1.離乳食をなかなかの食べっぷりで平らげるし、

2.絵本を読むと楽しそうに集中するし、

3.ひざに抱いて子守歌を歌うとじっと顔をみつめてくるし、

4.ほしいものや興味のあるものはすぐにハイハイで取りにいくし、

5.TV番組「いないいないばあ」のワンワンを見てよろこぶし、

6.抱っこが大好きだし、散歩が大好きだし。

 

「キャッキャッとはしゃいだりはしないけど、マイペースで日常を楽しんでます」って感じの聡明さを感じるのです。

 

<うわー、なんだこの特大祖母バカぶりは! キモイ、キモすぎる!>

<1~6はほぼどの赤ちゃんにも当てはまることで、べつに「イキイキはつらつ」でも「聡明」でもないから!>

こんなモーレツなツッコミが入ることは、じゅうぶんわかっています。

ただ...。

 

マメちゃんのママであるところのわたしの娘は、何度もお伝えしているように、かなり「ぽやん」とした人間です。

そういう母親に育てられるマメちゃんは、「ぽやん」の2乗になるのではないか。

マメちゃんには難聴という障害もあるから、「ぽやん」の3乗くらいいくかも。

そんなふうに悲観していたわたしにとって、マメちゃんの意外な「イキイキはつらつ」はほんとうにうれしいのです。

 

毎週2~3回マメちゃんに会って成長を実感することが、このごろ楽しくてたまりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マメちゃんの発達は?

2022-03-13 17:16:43 | 生後10ヶ月から

わたしは数年まえから「アスクドクターズ」というサイトの有料会員になっています。(月額300円くらい。)

自分や家族が病気不安におちいったとき、質問するとすぐに現役医師が回答してくれます。

わざわざ質問しなくても、似たような状況の質問を読むだけで、求める回答が得られることもあります。

 

マメちゃんが生まれてからは、「乳児の発達」的テーマのQ&Aをよく読んでいました。

(小耳症や難聴については「こみこみライン」他でくわしい情報が得られるので、このサイトに頼る必要はなし。)

すると数ヶ月まえから、このテーマの新規投稿があると、わたしのメールアドレスに転送してくれるようになりました。

 

不安なお母さんからの質問は、だいたいつぎの2パターンです。

①うちの子はからだの発達が遅いのではないか(首すわり、寝返り、おすわり、ハイハイ、などなど)

②うちの子は自閉症(または知的障害)ではないか(目が合わない、人見知りがない、模倣をしない、などなど)

ほとんどの場合、医師の回答は似たり寄ったり。

「大丈夫、お子さんは月齢相当の発育ですよ(発育には個人差が大きい)、あまり心配しすぎないで」と。

 

それらの投稿(および医師の回答)をじっくり読みこんだ結果、マメちゃんの発達についてつぎのことがわかりました。

①マメちゃんのからだの発達は、標準ないしそれ以上

②マメちゃんの情緒的・知的発達も、順調で問題なし

 

つい数ヶ月まえまではまだ、「マメちゃんにほかにも障害があったらどうしよう」と不安を感じることがありました。

生後10ヶ月になった今、「大丈夫」の確信が得られてほんとうにうれしいです。

心身の発達について安心できるようになると同時に、マメちゃんの可愛い個性がハッキリしてきました。

(次記事へ)