映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

『 花のあと 』

2010年03月29日 | 映画感想(日本)
北川景子さんが 時代劇に・・???
『 間宮兄弟 』 のときの 高笑いや
『 ワイルドスピードX3 』 
   ( ハリウッドデビューと騒がれながら 大した役じゃなく 気の毒でした ) で
現代っ子 イメージ が 強かったので 観るのを躊躇していたのですが
悪い評判もなく
久しぶりに 時代劇もいっか~ と レディスデーに出かけました。

残業後、職場から直接 劇場へ向かったので
時間ぎりぎり・・・・
出だしの1・2分? 見逃してしまいました・・・ 残念!


・・・というわけで
すでに始まっていたため
誰やらの 噂をしているシーンから見始めました。
乳母? お手伝い? ( いつも以登に付き添っている人は なんと 呼ぶのでしょう? ) がいう
” 喋りすぎる ” 武家の子女が 誰を指すのか?
お嬢様がたの 関係が 全くわかりませんでした。
でも 満開の桜の枝を みて 名残惜しむシーン
孫四郎と出会うシーンには 間に合い ホッ・・・・
   ( 終わってみれば このシーンを見逃していたら なんにもわかりませんもんね・・ 笑 )
いきなり オババの語りが 出てきましたが
これは 原作にあわせたのでしょうか??
語りをされた 藤村さんが悪いわけではないのですが
なくても よかったのでは? と思いました。
語りがなくても
少女の 淡い恋心はよくわかったので。



あの時代
男にも 女にも 「 自由 」 はなかったのですね。
男には 男の
おなごには おなごの 「 縛り 」 があり
でも そんな中でも 
自分の気持ちを キチンと整理し 自分が納得できるよう行動した以登は
凛として美しかったです。
父も 娘の気持ちをわかりつつも
やれえる事をしたのち
なすべきことをなすべし と諭すという お手本にしたいような 潔い父親像でした。
しかも
一見 うつけものにみえる男を
大事な 娘の婿に選び
その眼に狂いもなく・・・・・
こんなキチンとした 父親だったからこそ
娘も安心して 自分の将来を 任せれたのでしょう。
以登のとった行動は
「 恋 」 だけではなく
「 不正 」 なものが許せないという 正義感あってのことと感じました。
だからこそ 
以登の気持ちが 気になりつつも
才助は 力を貸してくれたのでしょう。


ところで
この映画の男性陣で知っていたのは 國村さんと 甲本さんと 柄本さんだけ
孫四郎をはじめとした あとのお武家の方々は
全く 知らない人ばかりでした。
公式サイトで 俳優さんの名前を確認しましたが・・・・・・
私は 藤井役は・・・・・・・・ コロッケ だと 思っていました・・・・・・・汗
そして・・甲本さんは
どっかの お笑いの 片割れだと思っていました・・・・・・・・汗汗汗
( わ~~~ ファンの方々 ごめんなさ~~い )



自分を 人間として対等に扱ってくれた
ふ・・と 触れた 手に何度も思いを寄せる
少女の 「 淡い 」 そして「 瑞々しい 」 恋ごころが
昔の自分を思い出させて しんみりとした気持ちになりました。
「 花 」 は 少女時代 
開花している その時だけが 美しいのではなく
その時も そしてその後も 命を生き続ける・・・
そんな意味を含ませた 題名なのかな? と思いました。

春から 秋~ 冬~ そしてまた 春へと
移り変わる自然が とても 美しく 仕事疲れを癒してくれました。
観て 良かったです。


  2010.03.24  「花のあと」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★★


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6 コメント

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姿勢はよかった! ()
2010-04-14 23:11:47
>江口役
はじめて観たので・・やはり俳優さんじゃなかったのですね。

>TV
う~~ん。時間があったら TVではなく
新聞を読むほうが好きです。
通勤時にNHKラジオは聞いてるので
それほど必要性は感じていません。
だれそれが・・という話が出ても
「TV観てないから 知らない」といえば
それで済んでいっちゃうし。
あ。でも 冬季オリンピックのフィギアスケートは見てましたよ(*^_^*) 
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宮尾さん (冴子)
2010-04-13 08:07:07
宮尾俊太郎さんは江口役の人ですよ。

顔はまだしも背筋がまっすぐで、かっこよかったですね。

TVをみる時間がないのでしょうが、多少は見ないと時代に取り残されてしまうよ。
インドネシアに半年いた私もそんな部分がありましたから。
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お笑いタレント ()
2010-04-12 21:51:49
私はほとんどTVを観ないので
知っている芸能人は 映画で観て覚えたヒトがほとんど・・
なので 知ってる芸能人が少なく
特に 入れ替わりの激しいお笑い系は
なかなか記憶に残りません。
なのに 最近 お笑い系のヒトが 映画に出ることが多いんですよね・・
「みんなのいえ」の時の 田中君が
ココリコのヒトだということも
ちょっとたってから知ったし
「天国はまだ遠く」の主演男優さんが
すごく良く
初めて見る俳優さんだ・・と思ってたら
彼も お笑い系の人だと後で知り・・

ナンチャン・・・??
ウッチャンが 顔のいいほうのヒトでしたっけ??ナンチャンの顔も 出てきません。涙

ともあれ 私は 注意力がないようで
後から観た夫は 誰かは分からないけれど
立ち振る舞いや 顔の表情から
藤井を演じてたのは
歌舞伎のヒトだろう・・とわかったそうです。汗

>江口を陥れる
うちのダンナも 同じ事を言ってました。
夫が死んでしまったら
歩ちゃんの「家」は おとりつぶしになっちゃうんじゃない? と。
私は  
藤井は まさか江口が死ぬとは思ってもいなかったんじゃないか、と思いました。
ちょっとした 嫌がらせをして
自分の不正を言えない立場にする程度のつもりだったんじゃないかと。

>時代劇
私は 小説も時代劇は苦手です。
宮部も 時代劇はほとんど読んでいません。
子供のとき 「銭形平次」とか「遠山の金さん」とかばかり みせられていたせいかも??(父が時代劇ファン)

ところで 宮尾さんって?どの役の方ですか??
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遅くなりましたが (冴子)
2010-04-12 18:24:14
藤沢周平の映画化でも監督によって出来不出来はあるのですが、今回は良かったと思いました。

田中麗奈さんの「山桜」も良かったけどね。

北川景子さんはあの顔だから凛とした雰囲気にはぴったり。
殺陣も随分自分でされたそうですが、若干肩が張っていて着物が似合いにくい。
でもそれだけに殺陣のシーンは迫力がありました。

猫さんは甲本さんはたぶん「ナンチャン」と間違ったのでしょうね?
似ていますから。
「その日の前に」など最近ナンチャンも映画に進出していますし。
甲本さんは結構TVも映画も出演し、悪役からいい役まで幅広く活躍されています。

市川亀治郎さんはNHKの「風林火山」で武田信玄を演じて急に有名になった歌舞伎俳優の方です。
悪役は初めてです。

それにしても彼が江口を陥れる理由がわからず、あとで説明があるまで???でした。
だって不倫なんだから江口が死んだら却って面倒なことになるじゃん! なんて思って。

宮尾さんはバレーダンサーの方なのですね。
所作が綺麗でしたね。

最近時代劇と言うと藤沢周平の原作者ばかりの気がしますが、オリジナル物も見てみたいものです。
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こんばんは~ ()
2010-04-11 22:44:54
どんぐりさん いらっしゃいませ~♪
そちらは 桜は満開ですか?
それとも もう 「花のあと」かしら??(笑)
おしゃべりな女性は 以登の友達の娘さんだったのですね。
私は めずらしくふしだらな?!役をやっている 歩ちゃんのことだと思っていました。
ありがとうございます~♪
山形は 一度 ゆっくりと訪れたいと思っています♪
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その女性は・・・ (どんぐり)
2010-04-11 15:51:37
 毎度、どんぐりです。山形では先行公開していたにもかかわらず、やっと見てきました。北川景子は、ほんとに凛々しかったですねーー!!とりわけ、竹刀を落とされた後に見つめ合う表情が最高で、ラストにつながる思いがよくこめられていましたよね。
 冒頭のおしゃべりな女性とは最後のほうで妊娠して出てくる、ちとほっぺのふくらんだ彼女でっせ!
 伊藤歩が彼女役だったか、あるいは不倫する妻役だったのか、どちらかですな。
 ほんとに名作でした。まもなく鶴岡城跡に藤沢周平記念館も完成しますので、ファンのみなさま、おこしやす!!
 出羽でわ。
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