伏見ミリオン座 オープン企画・・ということで
SUBU監督が ご来館!
映画の上映前に 監督の舞台挨拶がありました ♪
(画像が小さくてゴメン)
SUBU監督作品は 『 MONDAY 』が 初体験。
小気味のいいテンポが 結構好きです。
舞台挨拶時に 司会の方から
「監督の作品は 出演者が 結構よく走りますよね~」と からかわれていました。
(『 幸福の鐘 』では 寺島さんを 歩かせていましたが・・笑)
さて感想です。
原作があるものについて ストーリーをどうこういうのは
映画の感想として 間違っているのかもしれないが
私は 高橋ひとみさん 演ずる 「母親」の取った行為が 信じられなかった。
子供を残して いなくなっちゃうなんて・・・・
お父さんが失踪するのはまだしも
それまで 普通に子供たちと 生活していた 「母」 のすること?????
あと
韓さん演ずる少女が 引き取られていった先で セクハラにあっていた事。
この二つが
あまりにも 少年事件を描くに当って
ステレオタイプとして 使われていて
(映画だけでなく 小説の中でも)
少年・少女の事件を 扱うにあたって
安易過ぎ!!! という 怒りを押さえれなかった。
○○ があった・・・ だから・・・
△△ された・・・ だから・・・
確かに 因果関係があったほうが わかりやすくて まわりは納得しやすいだろうけどね・・・・
トヨエツ演ずる神父 と その弟との関係 で
「人間 全体の 苦悩 性(さが)」 のようなものを描きながら
少年の周辺では 「特別」な体験を 描いている・・・
この 温度差? を 私は 受け入れられなかった。
部分的には 寺島進さんが いい とか
中谷美紀さんが いいとか・・
いろいろ 感じるところはあったけれど
観終わった後 前述したようなことが気になって スッキリできなかったです。
原作の 重松清さんの小説は 一冊も読んだことがないので
一度
読みたいな・・と思いました。
2005.12.17 「疾走」 伏見ミリオン座にて鑑賞 ★★★☆
「映画がひどすぎる! 原作はあんなんじゃないですよ」
と言ってみえたので 原作を読んでみようと思っています。
また 予約待ちかな~???苦笑
救いがないから。
彼の最後はあれはないでしょう~
ということで書店で原作をちょっと立ち読みしました。
重松さんの作品は短編が多いのに、これは珍しく長編で、文庫2冊になってます。
ラストもこの通りです。
重松さんのは「ナイフ」が少年を描いていますが、あとは「定年ゴジラ」とか、おじさんを描いたものが多いし、ほのぼのしていていいんですけどね~
ちょっと全うなルートを外れた少年に対しての目が冷たいのかしら?
短編は読みやすいので、試しに呼んでみてください。
金城さんの「フライ、ダディ、フライ」を読んだ時、ちょっと似てるな、とも思ったんですが、後に残るものが違います。