0188 (写真) 椿 三十郎 (昭和版) のポスター
織田裕二 主演の 「椿 三十郎 」 が封切上映中だ。
年末からTVでも予告編をしきりに流して、パブリシティーを効かせているが、興行の出来としては、どうなるだろうか?
如何せん、黒澤 明と三船敏郎のイメージが強すぎるので、今度の映画は全体に昔の物より軽いものになっているのでは・・と想われる。
まだ、観ていないので何ともいえないのだが・・
三船の “三十郎 ”は5回ぐらい観たが、映画館では1度だけだ。
年末、大画面TVで見たが、やはり初めて観たときの場末の映画館が最も良かった。
個人的な視点でいうと、この映画で黒澤は1つだけ失敗をしていると思う。
隣の “椿屋敷 ”から白と赤の椿が流れるてくるシーンで、白の椿がドット流れてくるのだが、( 赤だとモノクロフィルムだから目立たなかったからだろう )本当は赤にして、あのシーンの椿だけカラーにしたら良かったと思うが・・
( 「 天国と地獄 」の煙のシーンで使ったあの手法 )
矢沢永吉がサントリービールのモノクロCFで、ビールだけカラーのアレだが、現在でも斬新さは失われていない。
今度の “ 織田版 ” は来年ぐらいにTV放映される時まで待つとしようかな?