ぐぅ!ちょき!ぱぁ~ちゃん♪

魂の相棒ぱぁこ、チャコ、つくね、プリン達に虹の橋から見守られ、レオ、ちくわ、海、昆布と母ちゃん!今日も幸せレッツゴー!!

海が楽しめない…

2012-09-29 00:45:19 | 徒然
叔母のいた施設は家から車で10分位の距離だったので毎日とは行けなくても一日置きくらいに顔を見に行った。
その都度介護師や看護師から
「昨日も眠れてない」
「昨夜もマンツーマン対応で大変だった…」
と日誌のコピーを渡された。

私は話を聞くだけだけで済むが、少ない人員で面倒をみて下さる職員の苦労を思えば有り難い事でした。

その内、面会に行かない日は電話がかかってきた。
一度夜中のせん妄状態を見に来て欲しい、と。

私も大声で騒ぐ叔母の姿が想像できないので一度この目で確かめたくもあった。
ただ、夜中零時から朝方までと言われたので即答ができずにいた。
夏前から仕事が忙しくなり唯一の休日は海の日だけ。

精神的にも肉体的にも張り詰めた数ヶ月間、私には身体は疲れても海にいる時だけが何も考えずに居られる大切な場所でリセットできる貴重な時間でした。
その日も海で1ラウンドを終え寛いでいたら携帯が鳴り、施設からでした。
どうにもこうにも夜が大変だから今夜来てくれと言う。

海帰りの夜は晩御飯を食べたら記憶が朝まで無い。こてんと寝てしまっている。
自信は無かったが、断る事が出来ず了承してしまった。

その後気分転換に海に入ったら
先の電話の内容が頭を離れず、叔母の事がきになり考え事ばかりで波を見ていない自分に気がついた。

嫌な事や悩みがあっても波を見て集中している内にその事から離れる事ができたのに…

「…?…楽しくない…」
「あれ…?楽しくない……なんで…?」

大好きな海の中で
集中できない、楽しめない…!!

海を 出た。

いろんな感情が一気に込み上げてきて
涙が止まらなかった

施設の入所待ちが何百人だから
デイサービスやヘルパーサービスを目一杯活用して、残った部分は自分に出来ること全てして、入所まで頑張る覚悟をしていた。

ある日、追い出される様な形ではあったけど施設に入れる事になって、これで叔母は人間らしく余生を暮らしていけるんだ、と。
寂しさはあったが、安心感でホッとできた…
それが
2週間もしない内に
以前より
辛い状況に追い込まれ逃げ場も もう無い…。

悔しいやら悲しいやら叔母に申し訳ない気持ちやら
いろんな感情が込み上げて
一人車で泣き続けた

そんな状況に腹が立ち更に涙が出た…

介護師とタイマン??

2012-09-28 00:17:40 | 徒然
ある夜
家族と連れだって叔母を尋ねた

職員詰所の隣が叔母の部屋。高齢の方との二人部屋。
暗い部屋のベッドでブツブツいったり、動き出しては職員の手を煩わせていた。

どうしたものかと考えていたら
思い出した事がひとつ。
元気な頃から叔母はベッドが嫌いだったのだ。
身体の負担を考えて用意したベッドはすぐさま部屋の片隅から玄関たたきまで追いやられていた。
昔からの布団生活が落ち着くらしい。

そこで 寝てくれるきっかけになれば…と、、介護師さんに話してお願いしてみた…。
開口一番
「(下は)埃が舞っているから衛生的じゃない」と却下されたが、動き回る叔母が布団なら落ちるリスクも無いし、何よりのそれで少しでも寝てくれるかも知れないからお願いしますと頼んだ。

それが彼女のスィッチを押したのか?「精神の病気なんですよ!?入院させて下さい!」と
感情的にキレ出した。
入院させた方がいいと相談員や看護師長、介護師長達から私に打診?いや催促されてはいたのですが…病院、まして精神科の怖さを考えると簡単には首を縦に振れなかった。

それにしても
ショートステイという形ではあるが入所してまだ2週間も経っていないのに…。
生活の変化が認知症には一番良くない。私の祖母の経験上も、にわか知識としても当然知っている。慣れるという時間的猶予も与えられないのか…?
突っかかって来る様な彼女の物言いに私の頭に向けて熱い蒸気が立ち上って、ティファールのポットになってたねきっと。「あなたは医師ですか?」
「いいえ、違いますけど!」
「医師でもないのに、叔母が精神病だと診断できるんですか?」
「…いえ、できません…」

一呼吸置いて私は懇願した。
ここを追い出されたら、叔母は帰る家がもう無いんです。
お願いですから、ここを追い出さないで下さい!!お願いします。必死に頭を下げた。
叔母を守るという使命があるというだけに、簡単にキレる訳にもいかなかった。
付き添った家族があの瞬間キレない私に驚いたと後で言われたけど、いや自分が一番驚いてた。



叔母のせん妄

2012-09-27 18:56:06 | 徒然
施設からの電話の後
二日と空けず仕事前に叔母の顔を見に行きました。
睡眠導入剤や安定剤を処方された叔母はいつもぼーっとしている事が多くなった。
それでも夜は眠らず、せん妄が酷く職員の対応が大変だと
面会に来る私を見つけては数人の介護師や看護師が入れ替わり訴えてきた。毎回何枚もの介護日誌のコピーのお土産つきで。
中にはせん妄時の動画まで撮る職員もいると聞いた。

日誌を見れば確かに叔母はよく寝ても2時間3時間、殆ど寝ない毎日も続いていて、介護する側の大変さは理解できました。

申し訳ない気持ちとそんな叔母をお願いする感謝の気持ち
現場で汗をかく職員の方々には頭を下げる事や、せめて飲み物やおやつの差し入れをする事くらいしか思いつきませんでした。

施設からの電話 Ⅱ

2012-09-21 01:36:06 | 徒然
施設から2回目の電話を受けたのは
その二日後でした

その日 私は久しぶりの友人と海で一日過ごし、夕御飯を食べた帰り道でした

電話口の慌てた声は施設の看護師
叔母が大声で騒ぐので介護師がマンツーマンで対応で大変だとか
足が痛くて熱もあるので今から医者に連れていってくれ…等
確かに電話の向こうで叔母の感情的に訴える声が聞こえる、そんな状況が初めてなのかな?看護師まで少し取り乱している様で、話も要領を得ない。

今は夕方6時過ぎで緊急以外は病院はやっていない。
緊急性もなさそう。
そして、私が今居る場所から施設に着くのが九時くらいになりますがいいですか?
そう伝えると
「じゃあちょっと今電話に出て下さい!」
叔母に変わったが、話をできる状態ではありません。
とりあえず 遅くても構わないから様子をみに来てくれと頼まれた。

帰りの車中、どうしたら叔母の不安を和らげてやれるものか相談した友人がトイザらスに寄ってくれ、叔母が喜びそうな犬のぬいぐるみを買い、叔母の待つ施設に一人向かった
9時が回った頃
施設に近い場所で一度電話を入れた

すると

先ほどの看護師が

言いいました

「先ほどから随分落ち着かれ、寝てみたいです…」
「…そうですか、良かったです、今近くまで来てます…」
「落ち着いたら来て頂かなくて良いってお話でしたよね?」

絶句だし。

誰とそんなお話を?
いつしたの?

もう怒る気力も体力もなく
ぬいぐるみは次の朝届ける事になりました。


施設からの電話 Ⅰ

2012-09-20 10:07:12 | 徒然
叔母の入所?ロングショートステイ?で、これで時間や状況かまわずの電話にふりまわされる事もなくご飯の心配もなくなり、やれやれ一段落した…

と 安心できるかな?と期待していました。
入って5日目頃に
施設相談員から電話

内容は
夜寝ない、ブツブツと独語が止まらず時には大声をだす等で
同室の利用者まで寝られない、マンツーマン対応しなくてはならず困るという

うーーーん。困った。一人暮らしの叔母の夜中の様子までは私も把握できてなかった。

施設に入った叔母を私はどうしてあげる事もできない…
返答に困り
謝るしかない。

ただ、叔母の気持ちを考えれば……

見知らぬ場所に連れてこられ、知らない人たちに囲まれ寝ろと言われたとしよう、それが例え自分が望んだ事だとしても私だって枕が変わればなかなか寝付かれない。
まして状況が理解できない認知症の叔母が不安でパニックになっても不思議ではない筈。
とにかく
叔母が馴染むには時間がかかるだろうから、もう少し長い目でみていって頂けないか?
と頭を下げることしかできなかった。

平和な日々は…

2012-09-20 02:50:38 | 徒然
バタバタバタっ…と
入所の日を迎え

「家にいるとみんなに叱られるし、一人は寂しいもんね…」
叔母にはそう言い聞かせ
少しは理解しているように見えた

しかし

入所の際受けた説明では
入所ではなく
最初はショートステイで 暫くしたら入所の手続きだと言われた。
とにかく
やっと叔母が心安らかに人間らしい毎日を過ごせる安心感、私自身も夜中のサイレンにビクビクせずに、矢のような抗議の電話からの解放され心底ホッとした。

そのまま
平穏な日常が戻るはずでした

あの電話がくるまでは

叔母入所までの経緯

2012-09-20 02:24:57 | 徒然
特別養護老人ホーム
※看取りまで預かってくれる、終の棲みかとなる施設※
介護の最終的施設となる特養は今数百人待ちの状態。

一人暮らしの叔母も一年以上前から申し込みは済ませ、五百人ほどの待機中でした。
実情は待つ余裕など無い状況でしたが、こればかりは私の力では何ともしがたく、ヘルパーさん、デイサービス等周りの援助で一日一日をクリアしていく思いでした、、ところが 騒いでいたご近所さん(二人)が警察を呼んだり、区役所に怒鳴り込んだり、ヘルパーさんの事務所にクレームやら…事態は悪化。
私も各所からの電話攻撃に気が休まる時がありませんでした。

そんな時

突然担当ケアマネからの連絡で
一週間後に空きが出るから、入所の準備をするよう促された。

あまりに急な展開で戸惑うばかりの私に「これを逃すと次はわからない!」

どんな施設か?叔母にあっているのか?
もともと申し込んでいた施設が希望だったのに…

情報もない不安なまま、ただ一度の面談だけで追いたてられる様に入所になった