毎朝 歩いて通勤していると 普段見慣れている近所の風景の中に
「あ‥こんなところにヤマゴボーの花が咲いてるんだ‥」
「へぇ‥お稲荷さんがあったんだぁ‥」 なんて発見することが多い
JRの線路を渡ると 昔ながらの古い家屋がポツンポツンと並んでいる
そんな仕事場の近く 線路沿いの道の角に 一軒家がありました
生垣がぐるりと周囲を囲み 窓という窓に網が張られ小さな玄関は手前の門扉の奥
にひっそりとありました
「きっとお年寄りが静かに暮らしているんだろうなぁ‥」
横を通る度 そんなことを考えていました。
ある日 その前を通った時 警察官とおばあちゃんが外で話し込んでいる
「又ひったくりか 何かあったのかなぁ?」なんて思ってたんです。
その日の帰り道 そのお家の前を通りかかると
まだパトカーがいて やっぱり何やらあったみたい‥‥
TVのクルーが撮影しています
そして また次の日パトカーでは無く ナビを搭載したワゴン車が
長い時間止まっていたんです‥ その時全てを理解しました
「‥恐らく‥老人の孤独死‥?」
翌日職場の上司に 尋ねたらやっぱりそうでした
その夜 ニュースで事情を知る事となった訳です。
家族も無く 役所の福祉や近所との付き合いを拒否して ひっそりと暮らしていたらしい その方
夏までは近所の出前を取っていたらしいです
そこは私も一度ランチも食べた事があるラーメン屋さんでした。
私の住む近所も 昔からの人が多く住み 亡くなった私の父母と同世代で
一人暮らしや年寄りだけの世帯がとても多い
私の叔母も一人暮らし 何かあったら心配だと一年前から携帯を持たせ
日に一度は連絡を入れるようにしている
子供の頃よく訪れた化粧品屋さんは、おじさんを亡くした後
足を悪くしているおばあちゃん一人だ。そして 同じように近所付き合いを
拒みひっそりと暮らしている
本人は それで本当に満足なんだろうかと心配してしまうのだけど
何か出来る訳でもない
確かに 近所付き合いは煩わしくなることが多い 歳をとり 一人になると
人と話す事が無くなり ますます億劫になりそうな気もする。
孤独死を迎えた人を 「可哀想に‥なんで‥?」と同情する気持ちも
勿論あるけれど
私の母は 病院で誰に看取られることもなく一人孤独に 亡くなっている
そう考えると 自分の住んでいた家で一人最期を迎える事と変わらない気がする
ただ違うのは その死を周囲に知らせる事ができない
それが 他人には淋しくも可哀想にも思えてしまう
本人は どうだったんだろう? 自分ならどうだろう?
苦しまずに眠る様にこの世を去れるのなら たった一人でもいいかな‥
いや 亡骸の後片付けや持ち物の処分を人の手を借りずには要られない
のなら やはり誰かに早めに見つけて欲しい 人様にかける迷惑を考えると
最低限の人付き合いは必要だよなぁ‥ などと
複雑な思いや考えが 頭の中をぐるぐる巡る‥ そんな出来事でした。
とにかく自分の叔母さんを通して 知っているご近所の方を気にかけて
見守って行きたいと 思っちゃいました。
「あ‥こんなところにヤマゴボーの花が咲いてるんだ‥」
「へぇ‥お稲荷さんがあったんだぁ‥」 なんて発見することが多い
JRの線路を渡ると 昔ながらの古い家屋がポツンポツンと並んでいる
そんな仕事場の近く 線路沿いの道の角に 一軒家がありました
生垣がぐるりと周囲を囲み 窓という窓に網が張られ小さな玄関は手前の門扉の奥
にひっそりとありました
「きっとお年寄りが静かに暮らしているんだろうなぁ‥」
横を通る度 そんなことを考えていました。
ある日 その前を通った時 警察官とおばあちゃんが外で話し込んでいる
「又ひったくりか 何かあったのかなぁ?」なんて思ってたんです。
その日の帰り道 そのお家の前を通りかかると
まだパトカーがいて やっぱり何やらあったみたい‥‥
TVのクルーが撮影しています
そして また次の日パトカーでは無く ナビを搭載したワゴン車が
長い時間止まっていたんです‥ その時全てを理解しました
「‥恐らく‥老人の孤独死‥?」
翌日職場の上司に 尋ねたらやっぱりそうでした
その夜 ニュースで事情を知る事となった訳です。
家族も無く 役所の福祉や近所との付き合いを拒否して ひっそりと暮らしていたらしい その方
夏までは近所の出前を取っていたらしいです
そこは私も一度ランチも食べた事があるラーメン屋さんでした。
私の住む近所も 昔からの人が多く住み 亡くなった私の父母と同世代で
一人暮らしや年寄りだけの世帯がとても多い
私の叔母も一人暮らし 何かあったら心配だと一年前から携帯を持たせ
日に一度は連絡を入れるようにしている
子供の頃よく訪れた化粧品屋さんは、おじさんを亡くした後
足を悪くしているおばあちゃん一人だ。そして 同じように近所付き合いを
拒みひっそりと暮らしている
本人は それで本当に満足なんだろうかと心配してしまうのだけど
何か出来る訳でもない
確かに 近所付き合いは煩わしくなることが多い 歳をとり 一人になると
人と話す事が無くなり ますます億劫になりそうな気もする。
孤独死を迎えた人を 「可哀想に‥なんで‥?」と同情する気持ちも
勿論あるけれど
私の母は 病院で誰に看取られることもなく一人孤独に 亡くなっている
そう考えると 自分の住んでいた家で一人最期を迎える事と変わらない気がする
ただ違うのは その死を周囲に知らせる事ができない
それが 他人には淋しくも可哀想にも思えてしまう
本人は どうだったんだろう? 自分ならどうだろう?
苦しまずに眠る様にこの世を去れるのなら たった一人でもいいかな‥
いや 亡骸の後片付けや持ち物の処分を人の手を借りずには要られない
のなら やはり誰かに早めに見つけて欲しい 人様にかける迷惑を考えると
最低限の人付き合いは必要だよなぁ‥ などと
複雑な思いや考えが 頭の中をぐるぐる巡る‥ そんな出来事でした。
とにかく自分の叔母さんを通して 知っているご近所の方を気にかけて
見守って行きたいと 思っちゃいました。