1ヶ月あっただろうか、2週間程先だったか…
「特養に空きが出るみたいよ…」
毎日のように世話をしてくださるヘルパーさんからの話だった
準備しとかなくちゃ
叔母さんの愛犬ちびのお世話はどうしようか、と考えていた矢先。
このちびがフィラリアにかかり
2日で亡くなった。
ちびは立派な男でした。
知的障害の叔母は時に彼にあたって、怒鳴ったり叩いたりかなり理不尽な扱いされても噛んだり吠えたりしない。一年前の夏、フラフラで立ち上がれない状態で今にも死にそうだった彼に
「ごめんねちび!後少しもう少しだけ叔母さんの側に居てやってくれない?」
叔母の拠り所だったちび
それから一年
彼はちゃんとその約束を果たしてくれました。
16才以上の高齢でした。
最後、安楽死させてあげた方が良かったかもしれないと
今も胸につかえる思いがあります。
ちび 本当はプリンて言います。
子犬の頃、頭の上に茶色のカラメルがかかっていたから。
私が付けました。
可愛い子でした。
叔母さんがプリンって呼びにくいから、いつの間にか
改名されてたけど。
ちび、プリン。
本当は私がお世話しなくちゃ駄目だったごめんね。
散歩もっともっとしたかったね。
美味しいご飯いっぱい食べて欲しかった。
叔母さんの事ずっと見守ってくれていたこと、ありがとう。
約束守ってくれてありがとう。
長生きしてくれてありがとう。
大好きな叔母さんがいくまで
虹の橋の手前で待っていて。
私が先だったら、ちびの大好きなシメシメご飯持っていくよ。