ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸を知ることのできる刊行物

2017-08-23 20:31:17 | 水戸

 水戸を知る入門書として、見やすくて、わかりやすい、おすすめの刊行物をご紹介します。どれか一つを見ただけでも、相当水戸が分かったような気分になるかもしれません。もちろん私も大変お世話になっています。

 

「幕末の水戸藩」 山川菊江
  母が彰考館総裁だった青山延寿(のぶとし)の娘で、山川均が夫だった、婦人運動家で評論家の著作です。たぶんこの本が水戸入門の最適なものでしょう。岩波文庫にあります。

 

「水府巷談」、「水府異聞」、「水府綺談」 網代茂(あじろしげる)三部作
 新いばらきタイムス社の副社長になった人で、記者の目と耳をもとにして水戸を描いた三部作は、水戸市史とは違った角度からの切口で水戸を知ることができます。残念ながらどれも絶版ですので、図書館で見てください。

 

「水戸の城下町マップ 幕末版」 水戸観光協会
 幕末と現在の地図を重ね合わせた、誰でも無料で手に入れることのできる、大変便利な水戸案内です。これを手にして水戸を歩くと、歴史が実感として分かるような気がします。できたらもう少し色々な遺跡などを入れ込んでもらえたらとか、郊外編があったらいいなとか思ったりします。

 

「概説 水戸市史」 水戸市史編纂委員会
 本当は「水戸市史」を読めばいいのですが、あまりに大冊すぎて手に余ります。「概説」では細かいところは省略されていますが、全体の流れを見るには丁度よさそうです。役所や6軒の書店で取り扱っているそうです。

 

「常陽藝文」 常陽藝文センター
 常陽銀行が基金を出して運営している、常陽藝文センターで発行している茨城県を紹介する月刊誌です。昭和58年から発行しているようですが、在庫のないものがかなりあるようです。これも図書館か、常陽資料館で見るとよいでしょう。 

       

「水戸の町名」 茨城歴史地理の会
 昭和37年の「住居表示に関する法律」によってなくなっていった町名を記録しようという意図から作られたようですが、多くの資料を使った水戸の絶好の地誌となっています。


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