女人講中がたてた石仏は、子安観音といわれる、子どもを抱いた如意輪観音ばかりではなく、地蔵などもあるようです。今回はそれもご紹介します。
宮西共同墓地 赤塚(宮西児童公園前)
安永5年(1776)と刻まれた石仏です。水戸には特定の寺に属していないらしい、地区の共有墓地がたくさんあり、入口付近に石仏がまつられています。この石仏もそうしたものの一つです。
安戸星公民館(飯富町)
安永(1772-1780)の文字が見える石仏です。
道路脇(堀町565の道向かい)
ここには、子安観音が二つと、奉唱光明真言供養塔がたっています。場所は道のわかされで、道祖神か猿田彦が祀られそうなところです。
香積寺(渡里町111)
本堂に向って右方面にあります。文化4年(1807)、稲荷坪女人講中の彫りこみがあります。立っている像で、持っているのは宝珠かもしれません。墓地にある無縁仏群の中にも子安観音があります。
道路脇(萱場町163-10道向かいの小路を入ったところ)
文化7年(1810)、萱場女人中と刻まれた地蔵像です。ここには、このほかに子安観音が二つと二十三夜供養塔があります。
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