ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の女人講中 石像(4)

2017-04-17 21:41:01 | 水戸

 女人講中がたてた石仏は、子安観音といわれる、子どもを抱いた如意輪観音ばかりではなく、地蔵などもあるようです。今回はそれもご紹介します。

 

宮西共同墓地 赤塚(宮西児童公園前)
 安永5年(1776)と刻まれた石仏です。水戸には特定の寺に属していないらしい、地区の共有墓地がたくさんあり、入口付近に石仏がまつられています。この石仏もそうしたものの一つです。

 

安戸星公民館(飯富町)
 安永(1772-1780)の文字が見える石仏です。

 

道路脇(堀町565の道向かい)
 ここには、子安観音が二つと、奉唱光明真言供養塔がたっています。場所は道のわかされで、道祖神か猿田彦が祀られそうなところです。

 

香積寺(渡里町111)
 本堂に向って右方面にあります。文化4年(1807)、稲荷坪女人講中の彫りこみがあります。立っている像で、持っているのは宝珠かもしれません。墓地にある無縁仏群の中にも子安観音があります。

 

道路脇(萱場町163-10道向かいの小路を入ったところ)
 文化7年(1810)、萱場女人中と刻まれた地蔵像です。ここには、このほかに子安観音が二つと二十三夜供養塔があります。

水戸の女人講中 石像(1)(2)(3)
水戸の子安観音


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2 コメント

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Unknown (スー)
2017-05-19 15:48:48
はじめまして。水戸の石仏情報の少ない中で大変参考になりました。せんだって友部から水戸駅までの間で、いくつかの子安観音を見てきましたが、なかなか良かったです。今度は水戸駅の北側も行ってみたいです。
ありがとうございました。
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水戸の女人講中 石像(4) (goooid0)
2017-05-19 22:59:02
私は水戸しか見ていないのですが、Unknounさんが、たぶん不案内であろう水戸で、あれだけ石仏を見て歩けるということに敬意を表します。崙書房から出ている海野庄一という人の書いた「水戸の石仏」という本が、一番参考になると思います。
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