ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の天水受け(1)

2019-04-13 20:32:13 | 水戸

 寺社の向背(こうはい 拝殿などの正面にある、ひさしを張り出した部分)などに、屋根の雨水を受ける雨水受けと、樋(とい)がよく設置されています。寺社の屋根は広いので、流れ落ちる雨水の量はさぞかし多いことでしょう。それぞれに、いろいろな形があるようで、それをご覧ください。

 

吉田神社(宮内町3193-1)

 昭和39年奉納の天水受けは鋳鉄製です。縦樋はありません。

 

 

光円寺(酒門町52)

 昭和37年製の鋳鉄製天水受けです。カップのような形を重ねた、装飾的な縦樋が、雨水を導いています。

 

定善寺(酒門町363)

 タガをデザインしたのでしょうか、上下に縁(ふち)がある、樽型の天水受けで、四角い縦樋がつけられています。

 

天徳寺(河和田町914-1)

 佐竹氏の「扇に月」の家紋をほどこした天水受けはハスの葉形で、下は反り花になっています。沢山の輪を連ねたくさり樋が下がっています。

 

香積寺(渡里町111)

 ここも天水受けはハスの葉形です。くさり樋は、輪とカップ形の金属が交互に連なっています。

 

神応寺(元山町1-2-64)

 天水受けに鉄の釜が使われています。丸い樋が下がっています。

 


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