二十三夜の講は、毎月の二十三夜や1、5、9、11月、1、6、9月、1、11月といった組み合わせの月に行われたそうです。講は男性だけの場合と女性だけの場合があったようです。二十三夜の月の出は午前0時頃だそうでかつてはそれを拝んだそうですが、現在行われている講は、月の出前に終わっているようです。
二十三夜勢至菩薩(子安神社 元石川町1926)
宝暦12年(1762)とあり、上部にあるのはサクという勢至菩薩をあらわす梵字のようです。二十三夜の本尊は勢至菩薩だそうです。
二十三夜供養(塔)(仏性寺 栗崎町1984)
寛政4年(1792)とあります。境内の山門近くにあります。道標を兼ねているようですが、よくわかりません。
二十三夜尊(十一面観音堂 鯉淵町481)
寛政8年(1793)、根古屋坪中とあるようです。上部の梵字はサクの勢至菩薩のようです。
二十三夜供養(築地町(ついじちょう) 36°22'08.3"N 140°22'46.5"Eあたり)
文化5年(1808)とあります。道角の石造物群の中にあります。左下に筑地と見えますが、その下が見えません。「講中」か、「坪中」の文字があるのでしょう。二十三夜の月が上部に刻まれています。
二十三夜塔(大井神社 飯富町3475)
天保2年(1831)11月に、寺下、圷(あくつ)等の講中によって建てられたようです。
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