レゴリス(regolith)は、固体の岩石の表面をおおう軟らかい堆積層のこと。
(人類が月に移住するときはレゴリスについてしっかり勉強する必要がある)
地球科学一般の分野では、陸上の土壌、黄土、火山灰や岩屑、風化物などの堆積物を指すと考えられ、また日本の土木施工の現場では土壌を指して言うこともある。
いっぽう惑星科学においては、月、惑星・小惑星などの天体の表面に分布する堆積層に対しても用いられ、これは流星物質の衝突破片や、宇宙風化作用によって砕けた岩盤などの細粒物からなる。
月面はほぼ全てが厚さ数cmから数十mのレゴリスに覆われていて、クレーターなどの若い地形ほど浅い。
「月の石」と呼ばれるもののうち特に細かい砂礫がこれにあたり、月面基地計画における水・酸素の供給源や建築材料としての用途も考えられている。
月は色彩豊かな地球と違い、月はどこでも同じような灰色をしていて単調な色合いである。
雲の海に着陸したアポロ12号のコンラッド船長が言った「月は明るいコンクリートのような色をしている。月と同じ色をしたものを思い浮かべるとしたら、それは舗装道路だ」
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