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金魚日和

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伊勢旅行記【5】~赤福ぜんざい

2012年03月16日 | 旅行・観光地

【画像は寝て待て】
Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G

『おかげ横丁』を含む『おはらい横丁』周辺~南北800m×東西200m四方には、3軒もの『赤福』がある。

宇治橋のふもとにある有名な『赤福本店』を中心に、北端に『五十鈴川店』、南端に『内宮前支店』、
仮に“赤井福子さん(67歳/専業主婦)”がお住まいだった場合、
近所の方からは“赤福さん家”などと呼ばれている可能性が高い為、ソコも含めると都合4軒にもなる。
あの狭いエリアに、だ。

おまけに『おかげ横丁』内には『団五郎茶屋』という店があり、ここでも『赤福ぜんざい』を食べることが出来る。
何故そんな裏技が可能なのかと言えば調べてびっくり、
『帰ってきたウルトラマン』で主役を務めた『団次郎さん』とは一切関係が無く、
“おかげ横丁そのものが株式会社赤福の餅モノ持ち物”だったのだっ!  
※おかげ横丁の運営会社である『有限会社伊勢福』は『株式会社赤福』の子会社です


この日は快晴とまでは言えないもののまずまずの陽気だったのだが、
神宮を出て“食べ歩きモード”に入りかけた15時過ぎから急激に冷えて来た。

豚捨でコロッケを食べた背景には、
“寒さから逃れる為とにかく屋内に逃げ込みたい”というトロピカルな心情もあった。

一旦は暖まったものの横丁内を散策しているとすぐに冷える。
『ウルトラ5つの誓い/その1・腹ペコのまま学校へ行かないこと』は守ったものの、
『その2・天気のいい日は布団を干すこと』は守れそうにない寒さだ。
my妻に電話をかけ、「今どこで何をしていますか」と訊ねると「赤福で糖分を摂取しつつ茶を飲んでいる」とのお答え。
これ幸いとばかりに『その3・道を歩く時には車に気をつけること』を守りながら店へと向った。

my一家が赤福る際は、常に激混みの『本店』は避け、『五十鈴川店』を利用する。
非常識2段を有する自分でさえ、会ったことも無い“赤井福子さん宅”へいきなりお邪魔するような真似はしない。

すぐそばに駐車場がある『五十鈴川店』へ行くということは、“赤福を最後に彼の地を発つ”ということを意味する。
『その4・他人の力を頼りにしないこと』は守れそうにないなぁ、なんてことを思いながら店に着くと、
『赤福セット~赤福餅×3、ほうじ茶/280円』を食べ終える寸前の女子ズを発見、
自分はとにかく暖まりたい一心で『ぜんざい~お餅2個入り、梅干、塩昆布/500円』を食した。


甘さと暖かさで気を失いそうになりながらも完食し、
『その5・土の上を裸足で走り回って遊ぶこと』を誓って伊勢を出た。  【つづく/松阪編へ】


ここで“寝ながら待っていた方”に朗報◎
サンデーさんが『赤福ぜんざい』の画像を掲載されているので、甘さに溺れたい方はコチラ
 


名物コロッケ食べ比べ

2012年03月15日 | 料理・食べ物

【肝心なコロッケの画像はありません@おかげ横丁】
Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G

『たけくらべ』と言えば“樋口 a Leaf さん”の有名な短編小説なわけだが、
伊勢旅行中に体験した“コロッケ食べ比べ”の話しをしたいのであって遊郭の少女とは何の関係も無いナリ。 ←コロ助


おかげ横丁には牛肉料理の銘店『豚捨』がある。
 ・食事時は常に行列が出来ていること
 ・昼間っから『すき焼き/5250円』は罰当たりなこと
 ・店に着く迄には買い食いを繰り返しており、“食事”をとる気分にはならないこと
などの理由から、一度も店内で牛料理ったことは無いナリだが、
逆に、店頭で売られている揚げ物類~コロッケ、メンチカツ、串カツ~は必ず買う。
今回も『コロッケ/90円』を買った。

通りにはコロッケを売る店も沢山あるのだが、どこでも大体200~300円だ。
それに比べて90円は極めてリーズナボーに感じるのだがここ大事。
かなり小型(7cm×4cm程の小判型/記憶妄想値)のコロッケなので、1個では満足出来ないコロ助が多そうである。

だがお味の方はファンタスティコーで、皆こぞって買って行くのが納得出来る逸品である。
店内には“石油王席:牛肉料理スペース”とは別に“庶民憩いの場:イートインスペース”も設けられており、
お店に用意されているソースをかけたり、持参してなおかつ美味しいと思うのであれば苺ジャムを塗って食べる事も可能ナリだ。


この日はもう一軒、別のお店のコロッケを食べた。
場所は伊勢市から20数キロ北西に移動した松阪市内にある『丸中本店』。安くて美味しい“丸中牛”専門の精肉店である。

たまたまこの日は『初牛大祭』というイベントが開催されてナリ、
屋台が並んだ駅前の通りは結構な人、人みたいな犬、犬フェイスの付いたジャージを着たヤンキーで溢れていた。

特別な日とあって、丸中も通りに屋台を出し、
各種揚げ物~コロッケ、ケーキ、キリンレモン、「ん」がついたから負け、を売っていたのだが、
「ここはやはり揚げたてでしょう!」ということで、お店にお邪魔して『肉入り上コロッケ/105円』を買い求めた。

これがっ!  美味しいのなんのって!!

肉の存在感ハンパ無し。
衣のカリカリ感(サクサクを通り越してカリカリである)文句無し。
制限速度を守らない木村拓哉さんは「ちょっ!待てよっ!」言う資格無し。  な、お味であった。ナリ。

ココはコロッケ以上にミンチカツが有名なお店でもあるのだが、
揚げ油と肉汁で両手がベっ  ッタベタになる為、それ相応の覚悟を持って「ちょっww待てよっwww」して下さい。
 


伊勢旅行記【4b】~タムキュー

2012年03月14日 | 旅行・観光地

【意味も無く格好良い】
Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO


『4aから』
『プリキュア・レモネード・シャイニング』によって滅ぼされたフリをしているお父さん(お疲れ様です)の横を素通りし、先へと進む。

今回の旅行には複数のレンズを持参した。
 “安らぎの緑の大地”こと『タムキュアミント(Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO)』
 “情熱の赤い炎”こと『キュアズーム(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G)』
 “F1.8の光よ今ここに!”こと『プリキュア・35・エクスプロージョン(AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G)』
の3本がソレだ。

この日の野望は“広大な神宮内をあえて中望遠(タムキュア)で切り取る”ことだった為、
画角と距離感に気をつけながら神宮内を散策った。
勿論、プリキュア女児との遭遇にも気をつけながら。


気がつけば

いつもと同じよ~なマクロ画像を量産していた。
神宮なのか近所の雑草ゾーンなのか判別がつかないような画像を、だ。

「…次回は55-200mmにする」と心に誓いつつ、一礼を繰り返しながら宇治橋を後にした。 【つづく】
 


伊勢旅行記【4a】~鳥居

2012年03月14日 | 旅行・観光地

【この親子は無関係です】
Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO

宇治橋の両端には立派な鳥居がある。

この鳥居は、
20年毎に行われる『式年遷宮』後に解体された“外宮と内宮の正殿の棟持柱”で出来ているという由緒正しさに加え、
冬至の朝には“ド真ん中から朝日が昇る”というユズもカボチャもびっくりな機能付きだ。

そんな鳥居の前で一礼した後、橋を渡り神宮内にアシを踏み入れる。
無信仰で無宗教、無教養で無印良品好きな自分ですら厳かな気分になる瞬間だ。

例え目の前にいる女児(推定6歳)が、大袈裟な身振りと高周波混じりの声で
「輝く乙女のはじける力、受けてみなさいっ!『プリキュア・レモネード・シャイニィーーーーーーーングっ!』 」
とか大騒ぎしていたとしても、だ。


…それにしても物騒だな、イマドキの女児は。 【4bへ】


伊勢旅行記【3】~横丁の野良猫

2012年03月13日 | 旅行・観光地

【お店の人と仲良し】
Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO

腹ごしらえを終えたmy一家は南を目指す。

と言いつつも、店を出た瞬間から軍事パレードのような足どりで先を急ぐ女子ズと、
被写体をさがして酔拳さながらの足どりでフラフラしている自分とでは進む速度が違い過ぎる。
あっという間に女子ズの姿は見えなくなり、一人、ドランクモンキー(下戸、方向音痴、アララギ派)だけが取り残された。


五十鈴川にかかる『宇治橋~内宮への入口』へは、南北にのびる『おはらい横丁』を通って行く。その距離約800m。
有名な『赤福本店』や『虎屋ういろ』などが並ぶ通りの中ほどには『おかげ横丁』へ通じる道があり、その反対側~東を向けば、
天気が良く、視力が140.8程あり且つ身長が759m程ある人なら伊勢湾越しに富士山が見えるかもしれない、そんな素敵な通りだ。

視力が低く背も低めの自分に富士山が見えることはありえないので下を向いて歩いていると、
通りの一番南端、宇治橋の手前にある乾物屋の軒先で丸くなって動かない猫さまに出会った。

適当に数枚撮った画像を、後に合流した女子ズに見せたところ、
「私達はほぼ同じ場所の違う時刻に猫集会に出会った/この画像を見よ」とドヤ顔され、
屋根の上やら草の上やらでくつろぐ猫さまズの画像が納まったカメラ(my娘のCX5)を手渡された。

…酔拳の足どりで周囲をくまなく見渡しながら歩いていた自分が見落とし、
ひたすら前だけを見つめ結構なスピードで行軍した女子ズが見つけた猫集会。


“大切なものは目に見えない”という『星の王子様/サン=テグジュペリ』の含蓄に満ちた教えを思い出しながら、
「何回トライしても“サン=テグジュペリ”の名前は憶えられない」という含蓄に満ちた体験に手をやいていた。  【つづく】